ダメ親父はカナリアに何を求めたのか?🌸【連続テレビ小説】ブラッサム(3)第1週「私の父、私の母」
ダメ親父はカナリアに何を求めたのか?
こんにちは
猫好き父さんです
籠の鳥に
自分を投影してたんでしょうかねえ
馬も飼ってたのかなあ?
あれは借り物?
画像は公式からの引用です
あらすじ
昭和57年、山口県岩国の錦帯橋の上にたたずむ葉野珠(加賀まりこ)は、ある思いを秘書の藤川優子(松たか子)に打ち明ける。明治41年の珠(村上蘭)は尋常小学校で出された宿題「父について」の作文を書けずに悩んでいた。一方、清治(渡部篤郎)の元に本家の酒蔵から使いが来る。家督を弟に譲った代わりに、働かずに毎月給金を受け取る清治をたしなめる伝言を伝えると、清治はある考えをもって、本家の弟を酒席に呼び出す。
出演者
【出演】加賀まりこ,松たか子,石橋静河,村上蘭,三浦誠己,国仲涼子,渡部篤郎
原作・脚本
【作】櫻井剛
音楽
【音楽】fox capture plan
夜桜が舞う月明かりの下、カナリアを見つめる清治さん。
— 朝ドラ「ブラッサム」公式 (@asadora_bk_nhk) September 30, 2026
家族に見せる姿とは違う、どこか寂しげな横顔に、何かを感じとった珠でした。
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カナリアはハイカラ
明治41年(1908年)頃の日本において、カナリアを飼うことには「ハイカラな趣味・ステータスの象徴」「家庭の団らん・情操教育」「炭鉱などの実用目的」といった、明治の近代化ならではの特別な意味合いがありました。
当時の社会背景を踏まえた主な理由や意味は以下の通りです。
1. 「ハイカラ」な洋風生活とステータスの象徴
明治中期から末期にかけて、欧米の文化やライフスタイルを取り入れる「ハイカラ」な風潮が広まりました。
- 舶来趣味と富裕層の嗜好: カナリアはもともと外国から持ち込まれた鳥(鳥類)であり、当時の日本人にとっては「西洋のおしゃれな鳥」でした。そのため、洋館や鳥かごを設えてカナリアを愛玩することは、文明開化の波に乗る上流階級や中産階級(文士・実業家・知識人など)のステータスシンボルでした。
- 文学やメディアの中の存在: 当時の小説や雑誌などでも、モダンな邸宅や洋風の暮らしを描く小道具として「洋鳥(カナリア)」がたびたび登場しています。
2. 「鳴き合わせ」と鑑賞を楽しむ風流な趣味
江戸時代から日本にはメジロやウグイスなどの鳴き声を楽しむ「鳴き合わせ」の文化がありましたが、明治期にはカナリアもその対象となりました。
- 美声を楽しむ鑑賞文化: カナリア特有の高く美しい鳴き声は、庭先や縁側に鳥かごを吊るして鑑賞する日本の住環境にもマッチしていました。
- 品評会や愛好家クラブの隆盛: 明治30年代〜40年代には「カナリア会」のような愛好者団体が発足し、鳴き声の美しさや羽色を競う品評会(鳴き合わせ会)が盛んに行われるようになりました。高値で取引される高級品種もあり、大人の嗜好品としての側面を持ち合わせていました。
3. 家庭の「団らん」と情操教育
明治後期は、近代的な「家庭(ホーム)」という概念が日本に定着し始めた時期です。
- 小鳥を育てる教育的意味: カナリアは人が手塩にかけて育てる必要があり、手乗りにしたり美しく鳴かせたりするプロセスが子供の情操教育や家庭内の癒やし(団らんのきっかけ)として重視されました。
- 婦人雑誌での推奨: 当時創刊された『婦人人 we』や『婦人画報』などのメディアでも、家庭を明るく彩る趣味として小鳥の飼育が紹介されることがありました。
4. 炭鉱・鉱山での「有毒ガス検知」という実用目的
家庭での愛玩目的とは別に、当時の日本の近代化を裏で支えた産業上の非常に重要な実用的意味もありました。
- 「カナリアの警報」: 明治41年当時は、日本の近代化・殖産興業を支えるために全国の炭鉱(筑豊炭田や北海道の炭鉱など)で石炭の発掘が極限まで増産されていた時期です。
- 安全対策としての飼育: カナリアは体重が軽く呼吸代謝が盛んなため、一酸化炭素などの有毒ガスに非常に敏感です。炭鉱作業員が坑内にカナリアをかごに入れて持ち込み、カナリアが鳴きやんだり倒れたりすることでガスの発生をいち早く察知して避難する「炭鉱のカナリア」として実用的に飼育・活用されていました。
まとめ
明治41年頃の日本でカナリアを飼うことは、家庭や街中においては「西洋的でモダンな豊かな暮らしの象徴」であり、産業現場においては「近代化を陰で支える命命の命綱」という、近代日本ならではの二面性を持った特別な意味を持っていました。
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