今回の伊勢路のシリーズはとても良かった⛩ブラタモリ 伊勢神宮への旅・第五夜▼ついにゴールの神宮へ!斎宮・二見浦
ついにゴールの神宮へ!
こんにちは
猫好き父さんです
今回の
伊勢路シリーズ
とても良かったです
学びがたくさんありました
このスタイルはいいですね
伊勢神宮への旅、完結編!
伊勢神宮への旅、完結編!ついにゴールの伊勢神宮へ!まずは巨大な宮殿・斎宮跡へ。伊勢神宮の神様に仕えた「斎王」の意外な姿にタモリもびっくり!さらに古代の伊勢路を発見!江戸時代の道との違いとは?そしてちょっと寄り道!?二見浦の夫婦岩へ。江戸時代の旅人もわざわざ立ち寄った奇跡の絶景を生んだ大地のエネルギーとは?ゴールの伊勢神宮では外宮から参拝。外宮で唯一、東向きに立つお宮で外宮誕生の秘密に迫ります!
【出演】タモリ,【アナウンサー】佐藤茉那,【語り】あいみょん
斎宮と斎王
「伊勢の斎宮(いせのさいくう)」とは、現在の三重県明和町にあった、古代から中世にかけての天皇の代理として伊勢神宮に仕えた皇女(斎王 さいおう)の宮殿と、それに付属する役所や住居などが集まった巨大な施設のことです。
斎宮と斎王について:
- 斎王(さいおう): 天皇が即位するごと、または前の斎王が退下するごとに、皇室の未婚の皇女の中から選ばれました。斎王は、伊勢神宮の最高神職として、天皇に代わって天照大御神(あまてらすおおみかみ)をはじめとする神々に奉仕し、祭祀を取り行う役割を担いました。
- 斎宮(さいくう): 斎王が伊勢神宮に奉仕する間、都から離れて居住し、政務を行った場所が斎宮です。単なる斎王の住まいだけでなく、斎王に付き従う役人や女官、雑戸(ぞうこ、雑用係など)といった多数の人々が暮らし、行政機能も持つ一つの都市のような大規模な施設でした。
歴史:
- 斎宮の制度は、天武天皇の時代(7世紀後半)に始まったとされ、奈良時代に本格的に整備されました。
- 都(藤原京、平城京、平安京)から斎宮のある伊勢へと斎王が旅立つ儀式は「斎王群行(さいおうぐんこう)」と呼ばれ、華やかな行列でした。
- 斎宮は、奈良時代から南北朝時代にかけて、約660年もの間存在しました。
- 天皇の崩御や譲位、あるいは斎王自身の不幸などがあった場合に、斎王は都に戻り退下しました。
- 南北朝時代の混乱の中で制度は維持が困難となり、次第に衰退し、廃絶されました。
現在の斎宮跡:
- 斎宮のあった場所は、現在は**国の史跡「斎宮跡(さいくうあと)」**として整備されています。広大な敷地からは、当時の建物の跡や遺物などが多数発掘されており、往時の規模や様子が明らかになっています。
- 跡地には、斎宮の歴史や発掘調査の成果を紹介する**「斎宮歴史博物館(さいくうれきしはくぶつかん)」や、当時の建物を復元して斎宮での暮らしを体験できる「いつきのみや歴史体験館」**があり、見学することができます。
伊勢の斎宮は、古代日本の天皇と伊勢神宮との強い結びつき、そして都の文化が地方に移植されて花開いた様子を示す、歴史的に非常に重要な場所です。
外宮先祭(げくうせんさい)
伊勢神宮は、三重県伊勢市にある日本の代表的な神社ですが、実は一つの大きな神社の集合体であり、その中心をなすのが「内宮(ないくう)」と「外宮(げくう)」の二つのお宮です。
外宮(げくう)の概要:
- 正式名称: 豊受大神宮(とようけだいじんぐう)
- 所在地: 三重県伊勢市豊川町にあり、内宮からは少し離れた場所に位置しています。伊勢神宮を参拝する際は、古くからの習わしで**外宮から先にお参りする「外宮先祭(げくうせんさい)」**が一般的です。
- 御祭神(おまつりしている神様): 豊受大御神(とようけおおみかみ)
豊受大御神とは:
豊受大御神は、衣食住をはじめ、あらゆる産業の守り神とされています。日本書紀によると、約1500年前に雄略天皇の夢枕に天照大御神が現れ、「自分一人では食事が安らかにできないので、丹波国(現在の京都府北部)の豊受大御神を近くに呼び寄せたい」と告げられたことから、丹波国から伊勢にお迎えされたと伝えられています。
外宮の役割:
豊受大御神は、内宮の天照大御神のお食事を司る(つかさどる)神様であり、また人々の日々の生活(衣食住)を支える恵みを与えてくださる神様として崇敬されています。「外宮先祭」の習わしは、まず生活の糧を与えてくださる豊受大御神に感謝と祈りを捧げ、それから太陽神である天照大御神にお参りするという意味合いがあると言われています。
その他:
外宮の敷地内にも、正宮(豊受大神宮の社殿)の他にも、別宮(わけみや)や摂社(せっしゃ)、末社(まっしゃ)といった多くのお宮があり、広大な神域を形成しています。内宮と同様に、外宮でも20年ごとに社殿を建て替える「式年遷宮(しきねんせんぐう)」が行われ、古来からの伝統と技術が受け継がれています。
外宮は、内宮と共に伊勢神宮を形作る上で欠かせない、人々の生活の根源を司る重要な神様をお祀りしているお宮です。
「伊勢の二見浦(いせのふたみうら)」は、伊勢神宮のある三重県伊勢市の海岸部にある、美しい景観と歴史的な由緒を持つ場所です。伊勢神宮への参拝と合わせて訪れる人が多いことで知られています。
二見浦の主な特徴:
-
夫婦岩(めおといわ):
二見浦の最も象徴的な存在です。大小二つの岩が海中からそびえ立ち、太い「しめ縄(しめなわ)」で固く結ばれています。
- 意味合い: 二つの岩が寄り添う姿は、夫婦円満や縁結びの象徴とされています。また、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)という日本の国生みの神を表すとも言われます。
- 日の出: 特に、夫婦岩の間から昇る朝日の景色は非常に有名で美しく、多くの人々が訪れます。春から夏にかけて(特に夏至の頃)は夫婦岩の間から朝日が、冬場は夫婦岩の間に満月が見られることもあります。
-
二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ):
夫婦岩のすぐ近くにある神社です。
- 御祭神: 猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)をお祀りしています。道開きの神様、物事の始まりを導く神様として知られています。
- 縁結び: 夫婦岩との関連から、縁結びや夫婦円満の御利益があるとして信仰を集めています。また、カエルの置物が多数奉納されていることでも知られます(「かえる」が「無事に帰る」「貸したものが返る」などに通じる縁起物とされています)。
-
お伊勢参りとの関連(禊ぎの場):
古くから、伊勢神宮にお参りする人々(お伊勢参り)は、まず二見浦を訪れて**海水で身を清める「禊祓(みそぎはらい)」**を行う習慣がありました。夫婦岩や二見興玉神社は、伊勢神宮という神聖な場所に入る前に、心身を清めるための重要な場所と位置づけられていました。現在は実際に海に入る人は少なくなりましたが、二見興玉神社にお参りすることが、この禊ぎの儀式を簡略化した形として受け継がれています。
このように、伊勢の二見浦は、夫婦岩という象徴的な景観と、伊勢神宮への参拝前に身を清める場所としての歴史的な役割を持つ、景勝地でありパワースポットとしても人気の高い場所です。
【 #ブラタモリ 伊勢神宮への旅 完結編】
— NHK PR (@NHK_PR) May 9, 2025
巨大な宮殿・斎宮跡
ちょっと寄り道!? 二見浦の夫婦岩
そして、古代の伊勢路を発見。もちろん、ゴールの伊勢神宮では外宮から参拝します。全5週、旅の終わりを迎えます。
10(土)夜7:30[総合]https://t.co/golEnZt97R pic.twitter.com/DlMq9nokcC