機動戦士ガンダムシリーズの主題歌大好き!
機動戦士ガンダムシリーズの主題歌の変遷
「機動戦士ガンダム」シリーズは、1979年の初代「機動戦士ガンダム」から始まり、長年にわたり多数の作品が制作されてきました。それに伴い、主題歌も様々なアーティストによって歌われ、時代とともにその傾向も変化してきました。
ここでは、主要な作品をピックアップし、主題歌の変遷を概観します。
1. 黎明期(1979年~1980年代後半):アニメソングとしての確立とヒット
機動戦士ガンダム (1979)
OP:「翔べ! ガンダム」(池田鴻、フィーリング・フリー、ミュージッククリエイション)
ED:「永遠にアムロ」(池田鴻、フィーリング・フリー)
まさにシリーズの原点。当時のアニメソングらしい力強い歌声と、ガンダムの世界観を表現した歌詞が特徴です。子供向けのアニメソングという枠を超え、多くのファンに愛されました。
機動戦士Zガンダム (1985)
OP:「Z・刻をこえて」(鮎川麻弥)
OP:「水の星へ愛をこめて」(森口博子)
ED:「星空のBelieve」(鮎川麻弥)
社会現象を巻き起こしたZガンダムでは、従来のガンダムソングとは一線を画す、より洗練された楽曲が採用されました。特に森口博子の「水の星へ愛をこめて」は、彼女の代表曲となり、アニメソングの枠を超えて広く認知されました。この頃から、アニメソングが一般の音楽シーンでも注目されるようになります。
機動戦士ガンダムΖΖ (1986)
OP:「アニメじゃない~夢を忘れた古い地球人よ~」(新井正人)
ED:「時代が泣いている」(新井正人)
OP:「サイレント・ヴォイス」(ひろえ純)
ED:「一千万年銀河」(ひろえ純)
前作とは打って変わり、明るくポップな楽曲が採用されました。これも作品の雰囲気を反映したものであり、ガンダムシリーズの多様性を示しています。
2. 90年代~2000年代前半:J-POPアーティストの起用とミリオンヒット
機動戦士ガンダムF91 (1991)
主題歌:「ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~」(森口博子)
森口博子が再びガンダム作品に楽曲を提供。映画の主題歌として、スケール感のある壮大なバラードが評価されました。
機動戦士Vガンダム (1993)
OP:「STAND UP TO THE VICTORY ~トゥ・ザ・ヴィクトリー~」(川添智久)
ED:「WINNERS FOREVER ~勝利者よ~」(infix)
よりロック色の強い楽曲が増え、スピード感のある映像と相まって、新たなガンダムの世界観を彩りました。
新機動戦記ガンダムW (1995)
OP:「JUST COMMUNICATION」(TWO-MIX)
OP:「RHYTHM EMOTION」(TWO-MIX)
アニメソングシーンで絶大な人気を誇ったTWO-MIXを起用。アップテンポで疾走感のある楽曲は、作品のスタイリッシュなイメージと見事に合致し、多くのファンを魅了しました。この頃から、人気アーティストが積極的にアニメソングを手掛けるようになります。
機動戦士ガンダムSEED (2002)
OP:「INVOKE -インヴォーク-」(T.M.Revolution)
OP:「moment」(Vivian or Kazuma)
OP:「Believe」(玉置成実)
OP:「Realize」(玉置成実)
ED:「あんなに一緒だったのに」(See-Saw)
ED:「FIND THE WAY」(中島美嘉)
社会現象とも言える大ヒットを記録した「SEED」では、T.M.Revolutionや玉置成実、中島美嘉といった人気J-POPアーティストを多数起用。楽曲は軒並み大ヒットを記録し、アニメの枠を超えた広がりを見せました。特にT.M.Revolutionは、その後もガンダムシリーズの楽曲を数多く担当することになります。
3. 2000年代後半~現在:多様なジャンルとアーティスト、デジタル化の波
機動戦士ガンダムSEED DESTINY (2004)
OP:「ignited -イグナイテッド-」(T.M.Revolution)
OP:「PRIDE」(HIGH and MIGHTY COLOR)
OP:「僕たちの行方」(高橋瞳)
OP:「Wings of Words」(CHEMISTRY)
ED:「Reason」(玉置成実)
ED:「Life Goes On」(有坂美香)
ED:「I Wanna Go To A Place...」(Rie fu)
ED:「君は僕に似ている」(See-Saw)
前作同様、豪華アーティスト陣による楽曲が多数投入され、そのどれもがヒットしました。
機動戦士ガンダム00 (2007)
OP:「DAYBREAK'S BELL」(L'Arc~en~Ciel)
OP:「儚くも永久のカナシ」(UVERworld)
人気ロックバンドL'Arc~en~CielやUVERworldの起用により、より若年層へのアプローチを強化。ロックサウンドとガンダムの世界観が見事に融合しました。
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (2015)
OP:「Raise your flag」(MAN WITH A MISSION)
OP:「Survivor」(BLUE ENCOUNT)
OP:「RAGE OF DUST」(SPYAIR)
OP:「Fighter」(KANA-BOON)
ED:「オルフェンズの涙」(MISIA)
ED:「STEEL -鉄血の絆-」(TRUE)
ED:「少年の果て」(GRANRODEO)
ED:「フリージア」(Uru)
ロックバンドを中心に、MISIAのような実力派アーティストも起用され、シリアスで重厚な世界観を彩りました。
機動戦士ガンダム 水星の魔女 (2022)
OP:「祝福」(YOASOBI)
OP:「slash」(yama)
ED:「君よ 気高くあれ」(シユイ)
ED:「Red:birthmark」(アイナ・ジ・エンド)
YOASOBIやyamaといった、インターネット発のアーティストや新進気鋭のアーティストを積極的に起用。現代の音楽トレンドを反映しつつ、斬新な映像表現と相まって大きな話題となりました。特に「祝福」は社会現象となるほどの人気を博し、ガンダムシリーズの新たなファン層を獲得しました。
まとめ
ガンダムシリーズの主題歌の変遷は、アニメソングというジャンル自体の進化と密接に関わっています。
黎明期(~80年代): アニメ本編の世界観を忠実に反映した、アニメソングらしい楽曲が主流。
90年代: J-POPアーティストの起用が増え、アニメソングが一般の音楽チャートにも進出。
2000年代以降: さらに多様なジャンルのアーティストが参加し、タイアップとしての楽曲が持つ意味合いが強まる。デジタル配信やSNSの普及により、音楽の聴かれ方も変化し、より幅広い層への訴求が意識されるようになる。
このように、ガンダムシリーズの主題歌は、常にその時代の音楽シーンの最先端を取り入れながら、作品の顔として、そして記憶に残る名曲として、ファンに愛され続けています。
- YOASOBI「祝福」Official Music Video (『機動戦士ガンダム 水星の魔女』オープニングテーマ)
- YOASOBI「祝福」 from TBS系 『CDTVライブ!ライブ!』 @GUNDAM FACTORY YOKOHAMA
- Nami Tamaki "Believe" Music Video
- Nami Tamaki "Realize" Music Video
- MAN WITH A MISSION 『Raise your flag』
- MISIA - オルフェンズの涙(Official Music Video)
- SPYAIR『My World - New Version -』Music Video
- SPYAIR 『My World』
- 【TWO-MIX25周年記念】「JUST COMMUNICATION」リリックビデオ
- 【TWO-MIX25周年記念】「WHITE REFLECTION THE MOVIE」Short ver.
- Nami Tamaki "Reason" Music Video
- UVERworld 『儚くも永久のカナシ』
- L'Arc~en~Ciel「DAYBREAK'S BELL」-Music Clip-
- the brilliant green - Ash Like Snow
- Stephanie (ステファニー) - Friends (フレンズ) - Music Video [HD Remaster]
- 石川智晶「Prototype」
- THE BACK HORN「閉ざされた世界」MUSIC VIDEO
- もう何も怖くない、怖くはない
- See-Saw 君は僕に似ている MV (石川智晶/梶浦由記/仲里依紗)
- Hono no Tobira / FictionJunction Music Video
- FictionJunction Yuuka - Akatsuki no Kuruma
- Chihiro Yonekura (米倉千尋) - Arashi no naka de kagayaite (嵐の中で輝いて) - Music Video (Remaster)
- HIGH and MIGHTY COLOR - PRIDE
- Hitomi Takahashi- Bokutachi no Yukue 僕たちの行方「アイーミカバー」
- ♪ 暁の車 “Wheels of the Dawn” 2009 LIVE ~ アニメ『機動戦士ガンダムSEED』挿入歌。
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