3世代ヒロインが描く100年物語📻【連続テレビ小説】カムカムエヴリバディ大好き!
画像は公式からの引用です。
小豆の声を聴けえ。
時計に頼るな。目を離すな。
何ゅうしてほしいか、
小豆が教えてくれる。
食べる人の、幸せそうな顔を
思い浮かべえ。おいしゅうなれ。
おいしゅうなれ。おいしゅうなれ。
その気持ちが、小豆に乗り移る。
うんとおいしゅうなってくれる。
あめえあんこが、出来上がる。
カムカムエヴリバディ
カムカムエヴリバディは、2021年度下半期(2021年11月1日〜2022年4月8日)に放送された、NHKの第105作目の連続テレビ小説です。
基本情報
- 脚本: 藤本有紀
- 主演: 上白石萌音(初代ヒロイン・安子)、深津絵里(二代目ヒロイン・るい)、川栄李奈(三代目ヒロイン・ひなた)
- 主題歌: AI「アルデバラン」
- キャッチコピー: 「ラジオ英語講座と共に歩んだ、祖母・母・娘の100年」
- 舞台: 岡山、大阪、京都、アメリカ合衆国(ロサンゼルス)
あらすじと構成
『カムカムエヴリバディ』は、ラジオ英語講座を軸に、昭和・平成・令和の100年間を、3世代のヒロインが紡ぐ家族の物語です。それぞれのヒロインが、時代に翻弄されながらも、英語とラジオを通じて道を切り開いていく姿が描かれました。
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初代ヒロイン:安子(やすこ)編 - 演:上白石萌音
- 時代: 昭和初期〜戦後
- 舞台: 岡山
- 物語: 1925年(大正14年)3月22日、岡山で生まれた安子は、お菓子屋「たちばな」の看板娘として育ちます。しかし、第二次世界大戦が始まり、平穏な日常は一変。結婚した夫を戦争で失い、実家も焼け野原となるなど、筆舌に尽くしがたい苦難に見舞われます。心の拠り所となったのは、幼い頃から聞き始めたラジオ英語講座でした。娘のるいを育てるために懸命に働き、やがてアメリカへと渡る決意をします。
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二代目ヒロイン:るい編 - 演:深津絵里
- 時代: 昭和末期〜平成初期
- 舞台: 大阪
- 物語: 母・安子と生き別れ、岡山で育ったるい。「I hate you.」という言葉と共に去っていった母への複雑な感情を抱え、安子に似た面差しを持つ顔の傷跡にコンプレックスを抱きます。ジャズが盛んな大阪で働き始め、個性豊かな人々との出会いを通じて、自分自身の「物語」を見つけていきます。ラジオ英語講座が再び彼女の人生に大きな影響を与え、やがて息子の大月錠一郎(ジョー)と出会い、結婚します。
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三代目ヒロイン:ひなた編 - 演:川栄李奈
- 時代: 平成後期〜令和
- 舞台: 京都、アメリカ(ロサンゼルス)
- 物語: 母・るい、父・ジョーと共に京都で育ったひなたは、時代劇に夢中な女の子。英語が苦手で、ラジオ英語講座も三日坊主。しかし、やがてひょんなことから映画の世界に足を踏み入れ、ハリウッドでの日米合作映画の制作に携わることになります。祖母・安子との再会、そして100年にわたる家族の物語の終着点が描かれます。
『カムカムエヴリバディ』の主な特徴・評価
- 異例の3世代リレー: 連続テレビ小説としては非常に珍しい、3人の女優がそれぞれ異なる世代のヒロインを演じる形式が大きな話題となりました。
- 「朝ドラ史上最も過酷なヒロイン」: 特に安子編では、戦争による悲劇や家族との離別など、これまでの朝ドラヒロインにはあまり見られなかったような壮絶な人生が描かれ、視聴者に大きな衝撃を与えました。
- ラジオ英語講座: 物語の核となるのは、戦前から現代まで続く「ラジオ英語講座」。世代を超えて人々を繋ぎ、希望を与える象徴として描かれました。
- 伏線回収と物語の繋がり: 100年間の物語の中で、様々な人物や出来事が巡り巡って繋がっていく緻密な構成が高く評価されました。特に、最終盤の安子とひなたの再会シーンは感動を呼びました。
- ジャズ音楽: るい編ではジャズ音楽が重要な要素となり、作品に彩りを加えました。
- 時代考証: 丁寧な時代考証に基づいた描写も特徴で、日本の近現代史を背景に家族の営みが描かれました。
悲劇的な要素も含まれる一方で、困難に立ち向かい、前向きに生きていく女性たちの姿が描かれ、多くの感動を呼んだ作品です。










































