[LIFE!] 一見、悪徳に見えて、ただ○○を勧めているだけの男 | NHK
一見、悪徳に見えて、ただ○○を勧めているだけの男
このシリーズは
面白かったですよねえ
一見、悪徳に見えて、ただ○○を勧めているだけの男
「NHK LIFE!〜人生に捧げるコント〜」の「一見、悪徳に見えて、ただ○○を勧めているだけの男(または女)」シリーズについて、概要と特徴を整理してみます。
概要
-
タイトル:「一見、悪徳に見えて、ただ○○を勧めているだけの男/女」シリーズ
-
番組:NHK 総合 コント番組 LIFE!〜人生に捧げるコント〜 の企画のひとつ。 (SPICE MAGAZINE|旭川を刺激するWebマガジン -スパイス-)
-
出演者:主に シソンヌ・じろう が演じるキャラクター「一見、悪徳に見える男(または女)」が中心となる。 (CarboDiet)
-
公開形態:テレビ放送の番組内コントおよび NHK公式 YouTube チャンネル や番組SNS・ウェブ限定動画として配信されています。 (TV LIFE web)
-
開始時期:2018年頃から始まり、以降たびたび新作が出ています。 (WEBザテレビジョン)
特徴・構成
このコントシリーズには、以下のような特徴があります:
-
語り口がおかしげ/怪しい設定
「悪徳商法みたいな口調」「怪しいトーク」「誇張したセールストーク」など、「一見すると詐欺師・怪しいセールスマン」のような雰囲気が演出されています。聴き手・視聴者に「本当にちょっと怪しいやつかも」と思わせるスタイル。 (SPICE MAGAZINE|旭川を刺激するWebマガジン -スパイス-)
-
実際には“普通のこと”を勧めている/ただ報告しているだけ
タイトルどおり、その怪しい語りの内容は、「○○を勧めているだけ」、あるいは「ただ報告しているだけ」のような、健康習慣・節約・日常生活の行動など、特に悪徳とは何の関係もない、ごく普通のこと。例:ジョギング、手洗い、貯金、アルバイトなど。 (SPICE MAGAZINE|旭川を刺激するWebマガジン -スパイス-)
-
笑いのポイント/シュールさ
・怪しい演出とのギャップによる笑い。
・「言葉遣い/間」「セールストーク調の説明」が過剰だったり誤解を誘う構成。
・また、「普通のことをここまで怪しく語るか」という不条理さ・皮肉さがユーモアを生む。 (SPICE MAGAZINE|旭川を刺激するWebマガジン -スパイス-) -
動画・再生回数
シリーズは YouTube や WEBサイトで一定の人気を得ており、累計で何百万回という再生数を持つ作品が多数あります。最新作のひとつ「一見、悪徳に見えて、ただ貯金を勧めているだけの男たち」は公開から10日で約250万回(YouTubeなどで)を超えるなど。 (WEBザテレビジョン)
-
シリーズ作品例
以下は代表的な作品のいくつか:
-
一見、悪徳に見えて、ただジョギングを勧めているだけの男 (YouTube)
-
一見、悪徳に見えて、ただアルバイトを勧めているだけの男 (CarboDiet)
-
一見、悪徳に見えて、ただ昼寝を勧めているだけの男 (SPICE MAGAZINE|旭川を刺激するWebマガジン -スパイス-)
-
一見、悪徳に見えて、ただ貯金を勧めているだけの男たち (CarboDiet)
-
一見、悪徳に見えて、ただ手洗いを勧めているだけの男(アドリブたっぷり編) (CarboDiet)
-
一見、悪徳に見えて、ただマイボトルを勧めているだけの男 (YouTube)
-
最新作「一見、悪徳に見えて、ただサウナを勧めているだけの男」など。 (TV LIFE web)
-
メッセージ性・意図
このシリーズには、ただ笑わせるだけでなく、以下のような意図やメッセージ性もあると思われます:
-
人が他人に「何かを勧める」ことへの抵抗感/警戒心を逆手にとった演出。誰もが「悪徳商法」などに引っかかる可能性を持っており、その構造を逆手にとることで、「実はいいことを勧めている人もいる」「一見して判断してはいけないこともある」ことを示す。
-
ごく普通の行動(運動・節約・衛生など)の習慣化の大切さを、ユーモアを通じて促す。見ている人に「それなら自分もやってみようかな」という気持ちを起こさせる。
-
コントという形式によって、普段なら説教や注意として受け取られがちなメッセージを、親しみやすく・微妙にくすっと笑えるものにすることで、受け入れやすくしている。
代表的な回
代表的な回をいくつかピックアップして、セリフの雰囲気や「なぜウケたか」をまとめてみますね。
① 「一見、悪徳に見えて、ただジョギングを勧めているだけの男」
-
セリフ例の雰囲気:
「走らないと……体が錆びちまうぞ……? でも走ったら……血がめぐるんだよ……」
(まるで怪しい健康商法みたいな口ぶり) -
笑いのポイント:
怪しいのに、言っていることは「ジョギングは健康にいい」というごく普通の正論。 -
共感ポイント:
視聴者も「確かに運動した方がいいよな…」と内心うなずいてしまう。
② 「一見、悪徳に見えて、ただ手洗いを勧めているだけの男」
-
セリフ例の雰囲気:
「手のひらだけじゃ足りない……指の間も洗わなきゃダメなんだよ……」 -
笑いのポイント:
コロナ禍での手洗い推奨とリンクしていてタイムリー。
怪しさ全開なのに、真面目な“衛生指導”になっているギャップ。 -
共感ポイント:
誰もが「はい、わかってます」と思いながらも、「この言い方だと逆に頭に残る」という効果。
③ 「一見、悪徳に見えて、ただ貯金を勧めているだけの男たち」
-
セリフ例の雰囲気:
「毎月ちょっとでいい……貯めとくんだ……利息は小さいけど……将来助かるぞ……」 -
笑いのポイント:
マルチ商法っぽい語りなのに、「普通に正しい生活習慣のアドバイス」。 -
共感ポイント:
「わかっちゃいるけどなかなかできないこと」を言ってくれるので耳が痛いけど笑える。
④ 「一見、悪徳に見えて、ただサウナを勧めているだけの男」
-
セリフ例の雰囲気:
「入って……出て……また入るんだよ……そしたら“ととのう”んだ……」 -
笑いのポイント:
サウナブームを取り込んでいて、“怪しい布教”感と相性が抜群。 -
共感ポイント:
サウナ好きな人には「あーそれ言うわw」と刺さり、未体験の人も興味を持つ。
🎭 なぜシリーズがウケるのか
-
「怪しい=悪」だと思わせてからの逆転」 → 実際は誰でも納得の正論。
-
生活習慣や健康習慣と直結 → 見た人に“笑いながらも行動させる力”がある。
-
キャラの完成度 → じろうさんの怪演が説得力ありすぎて、逆に洗脳されそうになる。
-
時事性 → 手洗い・サウナなど、その時の流行や社会状況にうまく乗せている。