『ア・ホール・ニュー・ワールド』 (A Whole New World)⛸ディズニーオンアイス2025(有明アリーナ)
『ア・ホール・ニュー・ワールド』 (A Whole New World)
『ア・ホール・ニュー・ワールド』 (A Whole New World) について
『ア・ホール・ニュー・ワールド』は、ディズニーのアニメーション映画**『アラジン』**(1992年公開)の代表曲であり、劇中歌として最も象徴的なシーンで歌われるデュエット曲です。
楽曲の概要
作詞: ティム・ライス (Tim Rice)
作曲: アラン・メンケン (Alan Menken)
歌唱:
映画オリジナル版: ブラッド・ケイン (Brad Kane) (アラジン歌唱) & リア・サロンガ (Lea Salonga) (ジャスミン歌唱)
エンディング版(シングルカット版): ピーボ・ブライソン (Peabo Bryson) & レジーナ・ベル (Regina Belle)
受賞:
アカデミー歌曲賞 (1993年)
ゴールデングローブ賞 歌曲賞 (1993年)
グラミー賞 最優秀楽曲賞 (1994年)
グラミー賞 最優秀ポップ・コラボレーション・ウィズ・ボーカル賞 (1994年、ピーボ・ブライソン&レジーナ・ベル版)
この曲は、ディズニー楽曲の中でも特に多くの賞を受賞し、世界中で大ヒットした不朽の名曲として知られています。
楽曲が使われるシーン
この曲は、アラジンが魔法のじゅうたんに乗って、ジャスミン王女を夜空の散歩に誘う、映画の中でも最もロマンチックで感動的なシーンで歌われます。
アラジンは、それまで宮殿の敷地から出たことのなかったジャスミンに、自由と新しい世界を見せてあげようと、魔法のじゅうたんで夜の街、そして世界の上空へと飛び立ちます。ジャスミンは初めて見る外の世界の壮大さに心を奪われ、アラジンと共に歌い始めます。
楽曲の魅力と評価
『ア・ホール・ニュー・ワールド』は、以下のような点で多くの人々から愛されています。
究極のロマンティックソング:
魔法のじゅうたんに乗って夜空を旅するという幻想的なシチュエーションと、二人の心が通じ合う様子が描かれた歌詞、そして美しいメロディーが一体となり、聴く者に強い感動とロマンスを感じさせます。
デュエットの妙:
アラジンとジャスミンが交互に歌い、やがてハーモニーを奏でる構成は、二人の心情の変化や関係性の発展を巧みに表現しています。二人の歌声が重なり合うことで、新しい世界への期待感と喜びがより強く伝わります。
自由と発見のテーマ:
歌詞には、これまでの閉鎖的な世界から飛び出し、無限に広がる新しい世界、自由、そして可能性を発見する喜びが歌われています。これは、物理的な世界だけでなく、心が開かれていく精神的な旅をも示唆しています。
アラン・メンケンの作曲の集大成:
アラン・メンケンは、『リトル・マーメイド』や『美女と野獣』などのディズニー作品で数々の名曲を生み出してきましたが、この曲も彼の才能が遺憾なく発揮された傑作の一つです。東洋的な旋律と壮大なオーケストレーションが融合し、映画の世界観を完璧に表現しています。
普遍的なメッセージ:
愛、冒険、自由、そして未知の世界への探求心という普遍的なテーマを扱っているため、時代や文化を超えて多くの人々の心に響き続けています。
実写版での『ア・ホール・ニュー・ワールド』
2019年に公開された実写版『アラジン』でも、この曲はクライマックスの一つとして歌われました。アラジン役のメナ・マスードとジャスミン役のナオミ・スコットが歌唱し、アニメ版の感動を最新の映像技術で再現し、世界中のファンを魅了しました。
『ア・ホール・ニュー・ワールド』は、ディズニーのアニメーション映画音楽の金字塔の一つとして、今後も長く愛され続けるでしょう。