シンデレラとプリンス・チャーミング(Cinderella and Prince Charming)⛸ディズニーオンアイス2025(有明アリーナ)
シンデレラとプリンス・チャーミング(Cinderella and Prince Charming)
シンデレラ
『シンデレラ』は、世界中で親しまれている童話の一つで、継母や義姉たちにいじめられながらも、魔法の力で舞踏会に参加し、王子様と結ばれる少女の物語です。
主な登場人物とあらすじ
シンデレラ: 優しく心清らかな少女。継母たちから辛くあたられ、召使いのように扱われます。
フェアリー・ゴッドマザー: 絶望したシンデレラの前に現れる魔法使い。かぼちゃを馬車に、ネズミを馬に、そしてボロボロの服を美しいドレスに変え、シンデレラを舞踏会へ送り出します。
王子様: シンデレラに一目惚れし、彼女を探し求める王子。
継母と義姉たち: シンデレラをいじめ、自分たちの娘だけを幸せにしようとする意地悪な家族。
ある日、城で舞踏会が開かれることになりますが、継母たちはシンデレラを置いて出かけてしまいます。絶望するシンデレラの前にフェアリー・ゴッドマザーが現れ、魔法をかけます。ただし、魔法は夜の12時には解けてしまうという約束でした。
舞踏会で王子様と出会ったシンデレラは、楽しい時間を過ごしますが、時計が12時を告げ、慌てて城を飛び出します。その際、ガラスの靴を片方落としてしまいます。
王子様は、そのガラスの靴を唯一の手がかりに、国中の女性に靴を履かせ、シンデレラを探し出します。そして、シンデレラは無事に王子様と再会し、幸せな結婚をしました。
世界中のシンデレラ
この物語は、シャルル・ペローが書いたフランスのバージョンや、グリム兄弟がまとめたドイツのバージョンなど、国や時代によってさまざまな形が存在します。特にペロー版は、ディズニー映画の原作としても有名で、魔法やガラスの靴といった要素が特徴的です。
グリム版では、魔法使いは登場せず、シンデレラが母親の墓に植えたハシバミの木が願いを叶え、靴もガラスではなく金でした。また、義姉たちが靴に合うように自分の足の指を切るなど、より残酷な描写も含まれています。
この物語は、どんな困難な状況にあっても希望を捨てずにいれば、いつか夢が叶うという普遍的なメッセージを伝えています。
プリンス・チャーミング
「プリンス・チャーミング」(Prince Charming)は、童話『シンデレラ』に登場する王子様の総称です。元々は固有名ではなく、**「魅力的で完璧な王子様」**という意味合いで使われていました。
ディズニー版のプリンス・チャーミング
ディズニー映画『シンデレラ』では、舞踏会でシンデレラと出会い、一目で恋に落ちます。シンデレラが残したガラスの靴を唯一の手がかりに、国中を探し回って彼女を見つけ出します。
彼のキャラクターは、物語の主役であるシンデレラの美しさを引き立てる存在として描かれています。正義感が強く、紳士的で、外見も内面も理想的な王子様として知られています。
原作の王子様との違い
『シンデレラ』の物語は、シャルル・ペローやグリム兄弟などによってさまざまな形で伝えられていますが、それぞれの王子様には少しずつ違いがあります。
シャルル・ペロー版:
ディズニー版の直接の原典に近いのがこのバージョンです。王子様はシンデレラに心惹かれますが、夜の12時までの限られた時間しか会うことができません。
グリム兄弟版:
王子様は、舞踏会で出会った女性(シンデレラ)を探すために、階段にタールを塗り、靴が脱げないようにするという、やや強引な手段を使います。さらに、義姉たちが靴に合うように自分の足の指や踵を切るという残酷な描写もあり、王子様もそれに騙されそうになります。
「プリンス・チャーミング」の名前の由来
「プリンス・チャーミング」という言葉は、19世紀のフランスで、シャルル・ペローの物語に出てくる王子を指すために使われ始め、後に英語圏で定着しました。
ディズニー映画『白雪姫』では、白雪姫が7人の小人に王子様を「He was charming.」(彼は魅力的だったわ)と説明するシーンがあり、このセリフも「プリンス・チャーミング」という呼び名が広まるきっかけの一つになったと言われています。
現在では、理想的な王子様や素敵な男性のことを指す慣用句としても使われています。