12/06/2025

昔は蚊帳を使ったよねえ😎ブラタモリ　豊臣と近江八幡▼最先端の商業都市！激動の時代が生んだ近江商人

昔は蚊帳を使ったよねえ

こんにちは

猫好き父さんです

画像は公式からの引用です

懐かしいなあ

蚊帳

蚊が入ってしまうと

探すの面倒だったなあ

あの頃から緑色だったんですねえ

途中から水色とか

出てきてたような気がします

ブラ近江八幡

風情ある町並みが残り、年間２００万人以上の観光客が訪れる“美しい水郷の町”滋賀・近江八幡▼安土の商人が再起をかけたのは八幡の町だった！？▼城下町の繁栄を狙い、豊臣が緻密に築き上げた最先端の商業都市。その驚きの環境とは？▼タモリ夏の必須アイテムは、近江商人が生んだ大ヒット商品だった！？▼タモリも驚き、うなった！苦難を乗り越えた商人による波乱万丈の物語。信長から豊臣、そして近江商人へと続く歩みをたどる

出演

【出演】タモリ，【アナウンサー】佐藤茉那，【語り】あいみょん

近江八幡（おうみはちまん）は、滋賀県の琵琶湖東岸に位置する歴史的な都市です。特に、近江商人の発祥地として、また美しい水郷（すいごう）の風景と伝統的な街並みが残ることで知られています。

🏯 近江八幡の主な特徴

1. 近江商人の発祥地

近江八幡は、江戸時代から明治にかけて全国各地で活躍した「近江商人」を数多く輩出した地として有名です。

「三方よし」: 近江商人の経営哲学である「売り手よし、買い手よし、世間よし」は、現代にも通じる持続可能なビジネスモデルとして知られています。
古い町並み: 商人たちが残した豪壮な屋敷や土蔵が今も残り、「新町通り」や「永原町通り」などは重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

2. 観光の中心地：八幡堀（はちまんぼり）

八幡堀は、豊臣秀次が八幡山城を築いた際に、琵琶湖との物資の輸送路として開削された掘割です。

役割: かつては商業の動脈として栄えましたが、現在は情緒あふれる水辺の景観として、近江八幡のシンボルとなっています。
時代劇のロケ地: その歴史的な美しさから、多くの時代劇や映画のロケ地としても利用されています。

3. 歴史スポットと自然

日牟禮八幡宮（ひむれはちまんぐう）: 近江八幡の総社として信仰を集める神社で、近江商人の信仰の中心でもありました。
八幡山: かつて豊臣秀次が居城を構えた八幡山城の跡地で、ロープウェーで登ることができます。山頂からは八幡堀や琵琶湖、そして市街地を一望できます。

4. 水郷めぐり

近江八幡周辺には、琵琶湖に注ぐ西の湖周辺に、ヨシ原に囲まれた水路が広がる水郷地帯があり、船で景色を楽しむ「水郷めぐり」は、この地を代表する観光体験の一つです。

豊臣秀次（とよとみひでつぐ）は、安土桃山時代の武将で、豊臣秀吉の姉の子であり、秀吉の養子となって関白の座を継ぎましたが、後に悲劇的な最期を遂げたことで知られる人物です。

👨‍👦 豊臣秀次と秀吉の関係

1. 秀吉の後継者

秀次が関白になった背景には、秀吉に長年実子がいなかったことがあります。秀次を養子とし、自身の官位である関白（朝廷の最高職）を譲ることで、豊臣政権の公式な後継者と定められました（1591年）。

2. 領地経営の功績

秀次は、関白就任前後に重要な城主を務め、その手腕を発揮しました。

近江八幡の開町: 特に近江八幡では、八幡山城を築城し、八幡堀を開削して琵琶湖と街を結びました。これにより城下町としての経済基盤を確立し、後の近江商人の活躍の礎を築きました。
検地・治水: 秀吉の命により、検地や治水事業にも参加し、政権の安定に貢献しています。

⚔️ 悲劇の転機と最期（秀次事件）

秀次の運命は、1593年に秀吉に実子である豊臣秀頼が誕生したことで一変します。

秀吉の猜疑心

秀頼の誕生後、秀吉は秀次に対する態度を硬化させ、権力集中を進めました。秀吉は秀次に謀反の意図があるのではないかという強い猜疑心を抱くようになります。

高野山での切腹

1595年、秀次は謀反の疑いをかけられ、高吉野や聚楽第などでの尋問を経て、高野山（こうやさん）へ追放されました。そして、秀吉の命により、そこで切腹を遂げました。享年28歳でした。

悲劇的な結末

さらに悲劇的だったのは、秀次切腹後、その妻子や幼い子供たち、そして秀次に仕えていた家臣までが京都の三条河原で処刑されるという**大粛清（秀次事件）**が起こったことです。これは豊臣政権末期の大きな暗部として歴史に刻まれています。

秀次は、能力も人望もあったと評価されていますが、秀吉の晩年の猜疑心と権力欲の犠牲となった**「悲運の関白」**として知られています。

**近江蚊帳（おうみかや）**は、滋賀県（旧近江国）の特に近江八幡や東近江市を中心とした地域で古くから生産されてきた、伝統的な蚊帳のことです。

近江地方の伝統的な麻織物技術を背景に発展し、近江商人によって全国に広められた特産品の一つです。

🌿 近江蚊帳の歴史と特徴

1. 近江の伝統織物技術が基礎

近江蚊帳の製造は、古くからこの地域で発達した**麻織物（近江上布など）**の技術が基礎となっています。特に、蚊帳の素材として使われる麻や綿を、風通しが良く、蚊の侵入を防ぐために非常に細かく、かつ丈夫に織り上げる技術が特徴です。

2. 素材と機能性

素材: 主に麻（苧麻）や綿が使用されます。麻は吸湿性・放湿性に優れ、夏の寝苦しい夜でも蚊帳の中に涼しい空気の流れを作り出します。
通気性: 織り目が細かくても通気性が非常に良いため、冷房がなかった時代には、涼しく快適に眠るための生活必需品でした。

3. 近江商人による全国普及

江戸時代、近江商人たちは、蚊帳を主要な取り扱い品目の一つとして全国を行商し、その品質の高さから近江蚊帳の名を全国に広めました。昭和初期には、最盛期を迎えるほど大量に生産されていました。

🇯🇵 現代における「蚊帳生地」の活用

冷暖房の普及により、蚊帳そのものの需要は減少しましたが、近江蚊帳の製造技術は現代の生活用品に形を変えて受け継がれています。

蚊帳生地ふきん: 蚊帳の生地を多重に重ねて作られた**「蚊帳生地ふきん」**は、その優れた吸水性、速乾性、丈夫さから非常に人気があります。使い込むほどに柔らかくなる特性があり、台所用品として広く愛用されています。
その他の製品: 浴衣、肌着、ストール、手ぬぐいなど、通気性や肌触りの良さを活かした様々な生活雑貨にも、近江の蚊帳生地が使用されています。

近江蚊帳は、伝統的な知恵と技術が、現代のサステナブルなライフスタイルにもフィットする形で受け継がれている良い例と言えます。

近江商人（近江八幡、日野、五個荘など）は、その進取の気性と「三方よし」（売り手よし、買い手よし、世間よし）の精神によって、現代の日本経済の基盤を築きました。

彼らをルーツに持つ企業は、商社、百貨店、金融、寝具など多岐にわたり、現在も日本を代表する大企業として存続しています。

🏢 近江商人をルーツに持つ主な企業

1. 総合商社

近江商人は、特に流通・仲介業を得意としていたため、現代の総合商社に大きなルーツを持っています。

企業名	創業・ルーツ	近江商人の出身地
伊藤忠商事	創業者：伊藤忠兵衛	滋賀県豊郷町
丸紅	創業者：伊藤忠兵衛（伊藤忠とはもともと一つ）	滋賀県豊郷町
（解説）	伊藤忠兵衛が、麻布や蚊帳（近江蚊帳）の行商から事業をスタートさせたのが始まりです。

2. 百貨店

企業名	創業・ルーツ	近江商人の出身地
高島屋	創業者：飯田新七	滋賀県高島市
（解説）	当初は京都で古着・木綿商として創業しました。

3. 金融・生命保険

企業名	創業・ルーツ	近江商人の出身地
日本生命保険	創立者：弘世助三郎	滋賀県愛知郡（現：東近江市）
（解説）	江戸時代から続いた老舗の呉服商の支店がルーツの一つです。

4. その他

企業名	創業・ルーツ	概要
西川（東京西川など）	創業者：西川甚五郎	滋賀県近江八幡市
（解説）	「蚊帳（近江蚊帳）」や畳表の販売から始まり、現代の寝具業界をリードしています。

これらの企業は、近江商人の「世間よし（社会貢献）」の精神を経営の根幹として受け継ぎ、時代に合わせて事業を発展させてきました。