歴代朝ドラ 視聴率ランキング(全話平均・世帯)
歴代朝ドラ 視聴率ランキング(全話平均・世帯)
NHK連続テレビ小説(朝ドラ)の視聴率は、日本のテレビドラマ史上でも突出した記録が多く、長年にわたり国民的な関心を集めています。
ここでは、特に象徴的な歴代平均視聴率のトップランキングと、近年の傾向についてご紹介します。
歴代朝ドラ 視聴率ランキング(全話平均・世帯)
過去に放送された全作品の中で、全話平均視聴率が最も高かったのは、圧倒的な数字を誇るあの作品です。
順位 | 平均視聴率(世帯) | 放送年 | 作品名 | ヒロイン |
1位 | 52.6% | 1983年 | おしん | 小林綾子、田中裕子 ほか |
2位 | 47.4% | 1971年 | 繭子ひとり | 藤田弓子 |
3位 | 47.3% | 1972年 | 藍より青く | 真木洋子 |
4位 | 47.2% | 1974年 | 鳩子の海 | 斉藤こず恵、榊原るみ ほか |
5位 | 45.4% | 1976年 | 雲のじゅうたん | 浅野温子 |
※データはビデオリサーチ社調べの世帯視聴率(関東地区)に基づくものです。
【特筆すべき作品:『おしん』】
1983年に放送された**『おしん』**は、平均視聴率52.6%、**最高視聴率62.9%**という、日本のテレビドラマ史上、前例のない驚異的な数字を記録しています。これは、放送期間が1年間(全297回)という長期間にもかかわらず達成されたもので、まさに「国民的ドラマ」の金字塔です。
2000年以降の近年のヒット作(平均視聴率20%超え)
視聴率の測定方法や視聴環境の変化により、近年は上記の時代ほどの高視聴率は難しくなっていますが、それでも平均視聴率20%台は「大ヒット」と見なされています。
順位 | 平均視聴率(世帯) | 放送年 | 作品名 |
1位 | 24.1% | 2000年 | 私の青空 |
2位 | 23.5% | 2015年 | あさが来た |
3位 | 23.3% | 2002年 | さくら |
4位 | 22.8% | 2016年 | とと姉ちゃん |
5位 | 22.6% | 2014年 | 花子とアン |
5位 | 22.6% | 2001年 | ほんまもん |
7位 | 21.8% | 2019年 | なつぞら |
8位 | 21.7% | 2017年 | ひよっこ |
9位 | 21.1% | 2013年 | あまちゃん |
10位 | 20.6% | 2011年 | カーネーション |
【近年の傾向】
2010年代に入ってからは、『あまちゃん』(2013年)や**『あさが来た』**(2015年)などが社会現象となり、朝ドラ人気を再燃させました。また、近年はリアルタイムの視聴率だけでなく、NHKプラスやオンデマンドでの見逃し配信の視聴数も重要な指標となっており、若年層を含む新たな視聴者獲得に成功している作品もあります。