時間軸は弄れない

こんにちは

猫好き父さんです

アベンジャーズ的展開になるのか？

ロキ的展開になるのか？

今後が楽しみです

あらすじ

文太（大泉洋）のEカプセルを飲んでしまった四季（宮﨑あおい）に、なんとエスパーが発現！誕生祝いのケーキの蝋燭を吹き消そうとしたその時、フッと吹いた息で文太は縁側まで吹っ飛ばされて――。
後日、たこっぴでは新たに生まれた“吹っ飛ばしエスパー・四季”を迎え入れ、たこ焼きパーティーでどんちゃん騒ぎ。触れるとちょっと心の声が聞こえるエスパー・文太、花咲かエスパー・桜介（ディーン・フジオカ）、レンチンエスパー・円寂（高畑淳子）、アニマルお願いエスパー・半蔵（宇野祥平）と合わせて、”ちょっとだけ”の5人だから《ビットファイブ》と名付けながら記念撮影をする5人。しかし、いよいよ「ノナマーレ」の社長・兆（岡田将生）に報告すべきではないかと不安を覚えはじめ…。

そんな中、兆から緊急招集がかかる。【ある組織が受け渡しを行うアタッシェケースを奪って海中に沈める】という特別ミッションには、なんと人の命がかかっているらしい。
更に文太は兆に居残りを命じられ、衝撃の《使命》を告げられて―？

ついに迎えた決戦当日。
そこに現れたのは、世界を救うミッションを邪魔する《敵》。
HERO vs Villain――。
はたして、戦いの行方は―？

マーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）のアベンジャーズ・シリーズ、特に『アベンジャーズ／エンドゲーム』で導入された時間軸の考え方は、非常に複雑であり、従来のSF映画で描かれてきたタイムトラベルとは異なる独自のルールに基づいています。

このルールは、主にハルク（ブルース・バナー）とエンシェント・ワンによって説明されました。

1. MCUにおけるタイムトラベルの基本ルール

アベンジャーズが採用したタイムトラベルのルールは、**「過去の改変は現在に影響しない」**というものです。

① 分岐した現実（マルチバース）の創造

過去を変えても現在のアベンジャーズは消えない。
- 過去の出来事（例えばサノスを倒すこと）を変えたとしても、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のように主人公たちが消えたり、現在の状況がリセットされたりすることはありません。
新しい時間軸の誕生。
- 過去の特定のポイント（ネクサス・イベント）に干渉し、何かを変えてしまうと、その時点から**「新しい別の現実」（分岐したタイムライン、またはパラレルワールド）**が生まれます。

ハルクの解説：
「過去に戻っても、その過去が未来になるわけではない。過去はそのまま過去であり、私たちがいる現在を変えることはない。」

② インフィニティ・ストーンの扱い（分岐の回避）

インフィニティ・ストーンは宇宙の基本的な構造を司るため、ストーンを元の場所から持ち去ったままにしておくと、その時間軸（世界）が崩壊したり、大きな危機に瀕したりする**「危険な分岐」**が生まれてしまいます。

ミッションの目的: タイムトラベルの主要な目的は、ストーンを借りるだけであり、元の時間軸に戻すことが絶対条件でした。
エンシェント・ワンの懸念: エンシェント・ワンは、ストーン（特にタイム・ストーン）を持ち去ることで「暗黒の未来」が生まれることを恐れ、ハルクに対して「元の場所に戻す」という保証を求めました。

2. タイムラインの「修正」とキャプテン・アメリカの結末

アベンジャーズのミッション後、キャプテン・アメリカ（スティーブ・ロジャース）は単独で過去に飛び立ち、盗んだストーンを元の位置に戻す**「修正」**作業を行いました。

ストーンの返却による修正

キャプテン・アメリカがストーンを正確に元の場所に戻したことで、ストーンの持ち去りによる**「危険な分岐」は修復され**、元の単一の時間軸が維持されたと考えられます。

キャプテン・アメリカの別人生

ストーンを返却した後、キャプテン・アメリカは過去の時代（おそらく1940年代）に残り、ペギー・カーターと結婚し、人生を全うしました。

この結末は、二つの解釈が存在しますが、一般的には以下のいずれかとされます。

新しい分岐タイムラインの創設: スティーブが過去に残り、ペギーと結婚した時点で、彼らのための新しい別のタイムラインが誕生した（MCUのルール通り）。彼はそのタイムラインで年を取り、最後に元の時間軸に戻ってきた。
既存の時間軸内での生活（穏やかな改変）: 彼の過去の存在が、メインタイムラインの歴史に大きなネクサス・イベントを起こすことなく織り込まれていた（ただし、この解釈はMCUのタイムトラベルの厳格なルールに反する部分があるため、ファン間で議論が続いています）。

現在、MCUの物語は、この『エンドゲーム』で生まれた複数の分岐（マルチバース）が絡み合うフェーズへと移行しています。

ドラマシリーズ『ロキ』（Loki）は、MCUのタイムラインの概念をさらに深掘りし、時間軸の管理とマルチバースの起源について描いた作品です。

『アベンジャーズ／エンドゲーム』で提示された「過去の改変は分岐を生む」というルールを土台に、**TVA（時間変異取締局）**の存在が加わることで、独自の厳しい時間軸の考え方が導入されています。

1. 聖なる時間軸（Sacred Timeline）の概念

『ロキ』における時間軸の基本的な考え方は、**「聖なる時間軸」（Sacred Timeline）**という、ただ一つだけ正しい、予め定められた一本道が存在するという前提に基づいています。

TVAの目的: TVA（時間変異取締局）は、この聖なる時間軸を維持し、他の時間軸が生まれるのを防ぐために活動しています。
起源: シーズン1で明かされたように、このシステムは、多元宇宙間で発生した激しい戦争（マルチバース戦争）を終結させるために、征服者カーン（の変異体である「残されし者」）が作り上げたものです。彼は、他の変異体カーンが現れるのを防ぐため、一つの時間軸を強引に維持していました。

2. ネクサス・イベントと変異体（Variant）

ロキがTVAに捕まったのは、彼が聖なる時間軸から逸脱した行動をとったためです。

ネクサス・イベント（Nexus Event）: 聖なる時間軸から許容範囲を超えて逸脱し、新たな時間軸が生まれる危険性がある行動のことです。ロキがテッセラクトを持って逃走した行為がこれに該当します。
変異体（Variant）： ネクサス・イベントを起こした、メインの時間軸から逸脱した人物のことを指します。TVAは、これらの変異体を逮捕し、分岐した時間軸を**「剪定（せんてい）」（Pruning）**して消滅させます。

3. シーズン2の展開：時間軸の守護者へ

シーズン2では、この時間軸の構造自体が崩壊の危機に瀕し、ロキの役割が大きく変化しました。

時間軸の構造: TVAが管理していたのは、一本の線ではなく、無数の時間軸が絡み合った**「時間織り機（タイム・ルーム）」**という物理的なシステムでした。この織り機は、無限に広がる時間軸のエネルギーを制御し、聖なる時間軸のみを維持するための構造でした。
ロキの犠牲と昇華: ロキは最終的に、時間織り機の制御不能による全時間軸の破壊を防ぐため、自らそのシステムと一体化し、宇宙のマルチバース全体を支える柱となりました。
新しい時間軸の考え方: ロキが支えるシステムでは、もはや単一の「聖なる時間軸」ではなく、無限に分岐し続けるマルチバースの全てが、互いに影響を与えずに（または安定的に）共存し続けることができるようになりました。

『ロキ』シリーズは、『エンドゲーム』で導入されたタイムトラベルの混乱を収束させ、今後のMCUの物語の基盤となる**「安定したマルチバース」**の概念を確立したと言えます。

出演

大泉洋、宮﨑あおい、ディーン・フジオカ、宇野祥平／北村匠海／高畑淳子、岡田将生

野木亜紀子

村尾嘉昭

【音楽】髙見優、信澤宣明【主題歌】こっちのけんと『わたくしごと』（blowout Music Labels）

◤ミッションのせいで1000万人が死ぬ!?◢

世界を救っているのは、僕らのはずー。
正義はどちらに⁉️#ちょっとだけエスパー
第𝟔話 𝟏𝟏月𝟐𝟓日火曜よる𝟗時🦸🏻#大泉洋 #宮﨑あおい #ディーンフジオカ #北村匠海 #岡田将生 #高畑淳子 #宇野祥平 #野木亜紀子
— 『ちょっとだけエスパー』火曜よる9時【テレビ朝日公式】 (@chottodakeesper) November 18, 2025