佐藤二朗さん主演🌷【土曜ドラマ】ひきこもり先生

ひきこもり先生

画像は公式からの引用です

NHKの【土曜ドラマ】『ひきこもり先生』は、社会の抱える根深い問題である「ひきこもり」と「不登校」をテーマにした、ハートフルな学園ドラマです。

概要

主演: 佐藤二朗
ジャンル: 学園ドラマ、社会派ドラマ、ヒューマンドラマ
原案: 菱田信也（NHKエンタープライズのプロデューサー）
脚本: 梶本惠美
放送枠: NHK総合「土曜ドラマ」
放送時期:
- Season1: 2021年6月12日～7月10日（全5回）
- Season2: 2022年12月17日・24日（全2回）

あらすじ・見どころ

このドラマの主人公は、上嶋陽平（うわしまようへい）（佐藤二朗）。彼は38歳から11年間という長い期間をひきこもり生活で過ごし、3年前にようやく部屋から脱出した「ひきこもりサバイバー」です。現在は、人とのコミュニケーションが苦手ながらも、一風変わった焼き鳥屋を営んでいます。

そんな陽平がひょんなことから、神奈川県内の市立中学校の非常勤講師を依頼されます。学校の校長・榊徹三（高橋克典）は、不登校生徒を支援する特別クラス「STEPルーム」の人手不足を解消するため、ひきこもり経験を持つ陽平に白羽の矢を立てたのです。スクールソーシャルワーカーの磯崎藍子（鈴木保奈美）や新人教師の深野祥子（佐久間由衣）も、その画期的なアイデアに期待を寄せます。

陽平は当初、重責だと固辞しますが、偶然出会った不登校児・堀田奈々（鈴木梨央）と、生き別れた自分の娘を重ね合わせ、教壇に立つことを決意します。

ドラマでは、上嶋陽平が、不登校生徒が集まる「STEPルーム」の生徒たち（複雑な家庭環境、経済苦、いじめ、クラスでの居場所のなさなどを抱える子どもたち）の心に深く分け入り、悪戦苦闘しながらも、彼らとともに一歩ずつ踏み出してゆく姿が描かれます。陽平自身も、ひきこもり仲間やサポーターの支えを受けながら、社会とのつながりを模索し、成長していきます。

主なキャスト

上嶋陽平: 佐藤二朗
- 38歳から11年間ひきこもり生活を送り、3年前に脱出した「ひきこもりサバイバー」。
磯崎藍子: 鈴木保奈美
- スクールソーシャルワーカー。
深野祥子: 佐久間由衣
- STEPルームの担任となった新人教師。
堀田奈々: 鈴木梨央（S1）
- いじめが原因で不登校になった生徒。
榊徹三: 高橋克典
- 中学校の校長。
依田浩二: 玉置玲央
- 陽平のひきこもり仲間。
上嶋美津子: 白石加代子
- 陽平の母親。
長嶺幸二: 半海一晃
- ひきこもり支援のNPO関係者。

見どころ

ひきこもり当事者の視点: 元ひきこもりである主人公が、不登校の子どもたちの心に寄り添うことで、これまでの学園ドラマとは一線を画す視点から「学校」や「社会」を描いています。
社会問題への切り込み: いじめ、貧困、親のセルフネグレクト、教師の多忙、行政の課題など、現代の日本社会が抱える様々な問題をリアルに描き出しています。
「生きていける場所」を求めるメッセージ: 居場所がないと感じる子どもたちや、社会とのつながりを模索する大人たちに向けて、「生きていける場所」は必ずあるという希望のメッセージが込められています。
佐藤二朗の演技: コミカルな役が多い佐藤二朗さんが、人間関係に不器用ながらも、生徒たちと真摯に向き合う姿を演じ、多くの視聴者から高い評価を得ました。

『ひきこもり先生』は、現代社会の課題を真正面から捉え、温かくも厳しい視点で描かれた、心揺さぶるドラマとして話題となりました。