蒸し麺包パンは実在した!💛【連続テレビ小説】風、薫る(84)第17週「脈動」
蒸し麺包パンは実在した!
こんにちは
猫好き父さんです
こんなに口に入れたら
せりふが言えない
だろうに(笑)
あらすじ
環(英茉)から直美(上坂樹里)の様子を聞き、新潟から帰ってきたりん(見上愛)は、直美の背中をそっと押す。意を決した直美は、文(内田慈)に病状を伝えて、何かやりたいことはないか聞く。
出演者
【出演】見上愛,上坂樹里,内田慈,藤原季節,甲斐翔真,坂東彌十郎
原作・脚本
【脚本】吉澤智子,【原案】田中ひかる
音楽
【音楽】野見祐二
蒸し麺包パン
明治時代における「蒸し麺包(むしめんぽう)」(または「蒸し麺包パン」「蒸しパン」)とは、オーブンを持たない一般家庭で、和菓子の饅頭(まんじゅう)やご飯を蒸す「蒸籠(せいろ)」を使って作られた、初期の日本式蒸しパンのことです。
当時の用語として、ポルトガル語由来の「パン」を漢語表現したものが「麺包(めんぽう)」でした。
1. どんなパンだったのか?(特徴と製法)
当時の「蒸し麺包」は、現代のふんわり甘い菓子パン的な蒸しパンとは異なり、主食(米飯)の代用品や栄養食・家庭料理として考案された側面が強くありました。
製法・加熱方法
当時の日本家庭にはパンを焼くオーブン(窯)がありませんでした。そのため、日常的にかまどで米や饅頭を蒸すのに使っていた「蒸籠(せいろ)」を活用し、約30分ほど蒸し上げて作られました。
見た目と食感
小麦粉、砂糖、イースト(または発酵種・膨張剤)、水(またはミルク)などを練り合わせて蒸すと、上面が「パッと花が咲いたように割れる」のが特徴でした。焼いたパンのような固い皮がなく、全体が白くて柔らかく、モチモチとした軽い食感でした。
味付け
初期のものは非常にシンプルで素朴な味わいでした。後に砂糖や牛乳(ミルク)を加えた「ミルク入り蒸しパン」などが登場し、甘みのある滋養食として親しまれました。
2. なぜ明治時代に生まれたのか?
明治30年代(1900年代初頭)に入ると、洋風の食文化や「衛生・栄養」の観点からパン食が注目され始めました。
オーブンがなくても家で作れる「家庭用パン」
専門のパン屋で買うしかなかった「焼きパン」に対し、「家庭でも米飯代わりに簡単にパンが作れないか」という試みから発明されました。明治39年(1906年)頃には新聞等で「蒸麵麭(むしめんぽう)の発明」として家庭向けの製法が紹介され、ブームのきっかけとなりました。
病人のための滋養食・消化の良い食べ物
オーブンで焼いたパンに比べて柔らかく水分を多く含み、胃腸に優しく消化が良いため、子どもや病人のための滋養食(病人食)としても非常に重宝されました。
3. 「麺包(めんぽう)」という言葉の由来
明治時代、軍隊や公文書、一部の新聞などでは、パンのことを「麺包(めんぽう)」や「麦麺包」と書いていました。
「乾パン」のこと=乾麺包(かんめんぼう)
「食パン」のこと=食麺包(しょくめんぽう)
そのため、「蒸し麺包」は漢字文化圏における初期の「蒸しパン」の正式な呼び名・表記だったと言えます。
まとめ
明治の「蒸し麺包」は、「洋風のパン文化」と「日本の伝統的な蒸し器具(蒸籠)」が融合して生まれた、日本独自の知恵の産物です。
この素朴な「蒸し麺包」が、大正・昭和を経て、あんこや芋を入れた和菓子風の蒸しパンや、現代のふんわり甘い「むしパン」へと進化していきました。


















