終わってほしくなかった🌠【ドラマ１０】宙わたる教室　[終]（１０）消えない星

12/11/2024

終わってほしくなかった🌠【ドラマ１０】宙わたる教室　[終]（１０）消えない星

こんにちは

猫好き父さんです

良いドラマでしたねえ

単純に感動できる

ドラマは

最近はなかなかありません

初回放送日：2024年12月10日

藤竹（窪田正孝）が科学部を始めた本当の理由を明かしたことをきっかけに、科学部は再び結束。学会発表のエントリーにも間に合い、岳人（小林虎之介）と佳純（伊東蒼）が発表を担当することになる。一方、藤竹は恩師の伊之瀬（長谷川初範）から思いがけないオファーを受け、逡巡。岳人が藤竹の様子に異変を感じる中、学会発表の日を迎える。

画像は公式からの引用です

原作読みたくなりました

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音楽も良いですよねえ

微小重力（Microgravity）再現装置

微小重力（Microgravity）再現装置は、地球上で宇宙空間に近い「非常に小さな重力」環境を作り出し、科学実験や製品開発を行うための装置や施設です。

これは、宇宙飛行士を宇宙に送ることなく、重力が実験に与える影響を研究したり、微小重力環境でしか得られない成果を探求したりするために使用されます。

1. 微小重力が再現される主な方法

微小重力を再現する方法はいくつかあり、再現できる時間や重力レベルが異なります。

① 落下塔（落下の利用）

地上で最も簡単に微小重力を再現できる方法です。

原理: 物体は自由落下している間、重力の影響を感じなくなります（無重力状態）。この原理を利用します。
構造: 地上から高い真空の筒（タワー）を設け、その中に実験装置を収めたカプセルを落下させます。
再現時間とレベル: 再現できる時間は数秒間と非常に短いですが、重力レベルは非常に小さく（$10^{-5}$から$10^{-6}g$程度）宇宙環境に最も近いです。
代表例: ドイツのブレーメン大学にある落下塔や、日本の旧・宇宙開発事業団（NASDA）の**微小重力実験センター（JAMIC）**などが知られています。

② パラボリックフライト（放物線飛行）

航空機（飛行機）を使った微小重力再現方法です。

原理: 航空機が放物線（パラボラ）を描くように急上昇・急降下する際、放物線の頂点付近で機体が自由落下に近い状態になり、機内の物体が微小重力状態になります。
再現時間とレベル: 1回のフライトで数十回、20秒〜30秒間の微小重力（ $1 0^{- 2} g$ 程度）を繰り返し再現できます。
特徴: 飛行機が急上昇・急降下するため、微小重力の前後に強い重力（ $1.5 g$ 〜 $2 g$ 程度）がかかるため、搭乗者（研究者）は訓練が必要です。
代表例: NASAの「グラビティ・ワン」や、欧州宇宙機関（ESA）などが行っています。

③ 弾道飛行（ロケットの利用）

短時間の宇宙飛行を利用する方法です。

原理: 観測ロケットが打ち上げられ、大気圏外へ上昇し、エンジンが停止した後の放物線軌道（弾道軌道）を飛行している間、ロケット内部が微小重力状態になります。
再現時間とレベル: 数分間（5分〜15分程度）と比較的長く、高い質の微小重力（ $1 0^{- 4} g$ 程度）が得られます。
特徴: 装置が回収可能で、宇宙環境での初期テストなどに利用されますが、費用は落下塔やパラボリックフライトより高くなります。

2. 研究の応用分野

微小重力再現装置は、さまざまな分野での研究や技術開発に貢献しています。

材料科学: 物質の結晶成長や、新しい合金の開発。重力による対流や沈降がないため、地上では作れない均一で高品質な材料が得られる可能性があります。
流体科学: 液体や気体の挙動（毛細管現象、沸騰、燃焼など）の研究。重力が支配的な流れ（対流）がないため、基礎的な物理現象の解明に役立ちます。
生物学・医学: 細胞培養、タンパク質の結晶化、植物の成長、免疫細胞の応答など、生物が重力のない環境でどう変化するかを研究し、新薬開発や宇宙滞在技術に生かされます。

大阪府立春日丘高等学校定時制の科学部

大阪府立春日丘高等学校定時制の科学部は、特に生徒が自ら課題を見つけ、実験装置や実験方法を考案するというユニークで先進的な活動で知られています。この活動は、小説やテレビドラマの題材にもなりました。

1. 活動の特徴と理念

目標: 「未解決の問題に取り組む」「実験装置・実験方法を自ら考える」「チームをつくる」「研究成果を発表する」ことを目標としています。
「失敗の否定」: 教師（久好氏）は、もともと未解決の問題に取り組むため「失敗は存在しない」という考えを生徒に伝えており、自己肯定感が低く失敗を恐れがちな定時制の生徒たちに、果敢に挑戦する姿勢を養うことを重視しています。
多様な生徒への対応: 定時制には様々な背景を持つ生徒が集まるため、彼らの好奇心と主体性を引き出す指導が行われています。

2. 主な研究テーマ（実績）

科学部は、物理学や惑星科学など、幅広い分野で実験研究に取り組んでいます。

惑星・微小重力関連:
- 微小重力発生装置・重力可変装置の製作: 様々な惑星や衛星の表面重力を再現する装置を製作し、その環境下での物質の挙動や物理現象を研究しています。
- 火星クレーターの再現実験: 火星に特徴的なクレーター（ランパートクレーターなど）の形成メカニズムを、独自の実験方法で再現する研究を行いました。（これは、以前の質問で取り上げたテーマに近いです。）
物理・化学関連:
- 磁化率の測定: 反磁性・常磁性物質の磁化率の測定を研究し、化学グランドコンテストなどで発表しています。

3. 社会的影響（ドラマ化）

この定時制科学部の活動は、作家の伊与原新氏の小説**『宙わたる教室』**のモデルの一つとなりました。

小説は、定時制高校の科学部を舞台に、生徒たちが火星のクレーター再現実験に取り組む姿を描いています。
この小説は後にテレビドラマ化され、その活動内容と教育的な意義が広く知られるきっかけとなりました。

🚀ドラマ10【#宙わたる教室】🚀

本日よる10時30分から最終回放送！
はたして学会発表はうまくいくのか… 今日も45分間きっと目が離せません。https://t.co/v2nc6KAbdN #窪田正孝 #小林虎之介 #田中哲司 #高島礼子 pic.twitter.com/q0l3m7Y5RE
— ＮＨＫドラマ (@nhk_dramas) December 10, 2024