東京農業大学はちょっとしたテーマパーク、いろいろ調べてみた!🥬ソロ活女子のススメ5 第4話 ソロキャンパス
東京農業大学はちょっとしたテーマパーク
こんにちは
猫好き父さんです
今回はいろいろ
気になるキーワードがあったので
調べてみました
あ~、行ってみたいなあ
東京農業大学
ソロキャンパス
「ダイジェスト出版」編集部の契約社員として働く五月女恵(江口のりこ)は、好きな時に好きな場所へ赴き、ひとりの時間を楽しむ「ソロ活」に邁進中。ソロメルボルン以降、節約ソロ活を続けている恵は、無料で見られる「東京農業大学・食と農の博物館」へ。
材鑑標本や鶏の剥製、銘酒紹介コーナーに研究施設であるバイオリウムなど、様々な展示を見学。すると、以前博物館で出会った“トーハクの妖精”(要潤)に再会!妖精さんから「ソロキャンパス」をさらに満喫する楽しみ方を教えてもらい…。
出演者
江口のりこ,小林きな子,渋谷謙人,佐々木春香,大塚 明夫,要潤
【原案】朝井麻由美「ソロ活女子のススメ」(大和書房)
ネガティビティ・バイアス
人間は楽しいことよりも悲しいことやネガティブな出来事の方が記憶に残りやすい、というのは心理学的に指摘されている傾向であり、**「ネガティビティ・バイアス(negativity bias)」や「ネガティビティ効果(negativity effect)」**と呼ばれています。
これは、脳が生存のために危険や脅威(ネガティブな情報)に注意を払い、それを強く記憶に残そうとするように進化してきたためと考えられています。ネガティブな出来事は、ポジティブな出来事よりも強い感情的な反応を引き起こしやすく、その結果、脳の記憶に関わる領域(扁桃体など)でより深く処理され、鮮明で忘れにくい記憶として定着しやすいのです。
例えば、
- 嫌な出来事や批判されたことは長く心に残るが、褒められたことや楽しかったことは比較的早く忘れてしまう。
- ニュースを見るとき、良いニュースよりも悪いニュースの方が印象に残りやすい。
- 人間関係で、一度嫌なことをされると、その後の良い行動よりもその嫌な行動が強く記憶に残る。
といった形で現れることがあります。
ただし、これは「常に」悲しいことだけが記憶に残るというわけではありません。非常に嬉しかったことや感動的な出来事も、感情的なインパクトが強ければ鮮明な記憶として長く残ります。あくまで傾向として、ネガティブな情報の方が記憶の定着や感情への影響力が大きくなりやすい、ということです。
したがって、「人間はうれしいことよりも悲しいことが記憶に残る」という傾向は、ネガティビティ・バイアスとして確かに存在すると言えます。
東京農業大学
東京農業大学(とうきょうのうぎょうだいがく)は、東京都世田谷区に本部を置く日本の私立大学です。略称は「農大(のうだい)」または「TUA」です。
1891年(明治24年)に榎本武揚によって設立された育英黌農業科を起源とし、長い歴史を持つ日本でも有数の農学系総合大学です。建学の理念である**「実学主義」**を掲げ、実際に社会で役立つ学問を重視し、社会に貢献できる人材の育成を目指しています。
大学の特徴は以下の通りです。
-
農学系総合大学としての幅広い分野:
農学を基盤としながらも、生命科学、環境科学、情報科学、経済学など、関連する幅広い分野を網羅しています。食料、環境、健康、エネルギー、地域再生といった現代社会の様々な課題解決に貢献できる学びを提供しています。
-
実学を重視した教育:
座学だけでなく、1年次から多くの実験・実習がカリキュラムに組み込まれています。全国に展開する実習農場や演習林、学内の研究施設などを活用し、体験を通じた実践的な学びを重視しています。
-
個性的な学部・学科:
以下の6学部23学科(※学科数は募集停止等により変動する場合があります)があり、それぞれ特色のある教育・研究を行っています。
- 農学部
- 応用生物科学部
- 生命科学部
- 地域環境科学部
- 国際食料情報学部
- 生物産業学部(北海道網走市)
-
全国に展開するキャンパス:
キャンパスは以下の3箇所にあります。
- 世田谷キャンパス(東京都世田谷区): メインキャンパスで、応用生物科学部、生命科学部、地域環境科学部、国際食料情報学部などが置かれています。都心に近いながらも緑豊かな環境です。
- 厚木キャンパス(神奈川県厚木市): 農学部が置かれ、広大な敷地に農場や研究施設があります。
- 北海道オホーツクキャンパス(北海道網走市): 生物産業学部が置かれており、オホーツクの豊かな自然環境を活かした学びが特色です。
-
伝統と新しい取り組み:
130年以上の歴史を持つ伝統校でありながら、時代の変化に対応した新しい学部・学科の設置や研究分野の開拓にも積極的に取り組んでいます。有名な応援歌「青山ほとり」や「大根踊り(正式名称:農大応援歌)」など、ユニークな学生文化も持っています。
卒業生は農業分野はもちろん、食品、バイオテクノロジー、環境、教育、流通など、幅広い分野で活躍しています。
食と農、そして生命や環境に関わる分野に興味がある学生にとって、実践的で専門的な学びを深めることができる大学です。
「食と農」の博物館
東京農業大学の「食と農」の博物館は、東京都世田谷区にある、食料、農業、環境、生命など、東京農業大学の研究分野に関わる多様な展示を行っている博物館です。
この博物館は、2004年4月に東京農業大学と一般財団法人進化生物学研究所の協力によって開館しました。そのルーツは、明治時代に設置された標本室にまで遡るとされており、長い歴史を持っています。
主な特徴は以下の通りです。
-
幅広い展示テーマ:
「食」と「農」を核として、農業技術、生物多様性、食文化、環境問題など、多岐にわたるテーマに関する展示を行っています。常設展示に加え、年間を通じて様々な企画展も開催しています。
-
実践的な学びとの連携:
大学の「実学主義」の精神に基づき、展示内容は学術的な知見に基づきながらも、分かりやすく、訪れる人が食と農について体験的に学べるような工夫がされています。
-
バイオリウムの併設:
博物館には「バイオリウム」と呼ばれる大型の展示温室が併設されており、熱帯・亜熱帯の植物や、マダガスカルのレムールなどの珍しい動物が飼育・展示されています。これは進化生物学研究所の研究とも連携しています。
-
ユニークな展示物:
クラシックトラクターや、120種を超える鶏の剥製コレクション、日本各地の卒業生蔵元の銘酒紹介コーナー、様々な古農具など、農業大学ならではのユニークで専門的な展示を見ることができます。
-
隈研吾氏による設計:
博物館の建物は建築家の隈研吾氏によって設計されており、外観も特徴的です。
-
利用しやすい立地と無料入館:
東京農業大学世田谷キャンパス内にあり、小田急線経堂駅または千歳船橋駅から徒歩圏内です(バス利用も可能)。また、入館料は無料となっており、気軽に訪れることができます。
東京農業大学の「食と農」の博物館は、大学の研究成果やコレクションを社会に公開し、食と農に関する知識や情報を提供することで、多くの人々に学びと発見の機会を提供しています。学生の研究・教育の場であると同時に、地域住民や一般の人々にとっても興味深く楽しめる施設です。
日本四大杜氏
「杜氏(とうじ)」とは、日本の酒蔵で酒造りの全工程を管理し、技術者を束ねる最高責任者のことです。かつては農閑期などに地方から酒造りのために出稼ぎに行く人々が多く、その出身地ごとに独特の技術や流儀を持つ集団が形成されました。
「日本四大杜氏」と呼ばれるのは、特に規模が大きく、全国各地の酒蔵で活躍してきた以下の4つの杜氏集団です。
-
南部杜氏(なんぶとうじ)
- 主な拠点:岩手県花巻市石鳥谷町周辺
- 特徴:全国で最も多くの杜氏を擁する、日本最大の杜氏集団です。伝統的な技術を受け継ぎながらも、現代的な酒造りにも柔軟に対応しています。すっきりとした味わいの酒から、芳醇な酒まで幅広く手掛けます。
-
越後杜氏(えちごとうじ)
- 主な拠点:新潟県
- 特徴:南部杜氏に次ぐ規模の杜氏集団です。雪深い越後の気候風土の中で培われた、吟醸造りなどの繊細な技術に優れています。「淡麗辛口」と評される、すっきりとしてキレのある酒を特徴とすることが多いです。新潟県内にも複数の地域流派(頸城、刈羽、三島など)があります。
-
丹波杜氏(たんばとうじ)
- 主な拠点:兵庫県丹波篠山市周辺
- 特徴:古くから灘や伊丹といった主要な酒どころで活躍し、日本の酒造りを牽引してきた歴史ある杜氏集団です。力強く旨みのある酒、キレのある味わいの酒を得意とすると言われています。
-
能登杜氏(のととうじ)
- 主な拠点:石川県能登地方(特に珠洲市、能登町周辺)
- 特徴:比較的少人数の集団ですが、個性的で質の高い酒造りに定評があります。米の旨味を引き出す、ふくよかで華やかな味わいの酒を特徴とすることが多いです。
これらの四大杜氏は、それぞれが独自の技術や哲学を持ち、日本の多様な日本酒文化を支えてきました。杜氏の出身地や流儀によって、同じ蔵でも酒の味わいが変わると言われるほど、その存在は重要です。
ただし、「日本三大杜氏」として南部、越後、丹波を挙げる場合や、四大杜氏の組み合わせに諸説がある場合もあります。ここで挙げた4つが一般的に「日本四大杜氏」として広く認識されています。
能登杜氏四天王(のととうじしてんのう)
「能登杜氏四天王(のととうじしてんのう)」とは、日本酒の四大杜氏の一つである能登杜氏の中でも、特に卓越した技術と実績を持ち、日本酒業界に大きな影響を与えたとされる4人の高名な杜氏を指す尊称です。
一般的に、能登杜氏四天王として挙げられるのは以下の4氏です(※故人の方も含まれます)。
-
農口 尚彦(のぐち なおひこ)氏
「酒造りの神様」「酒造りの鬼」とも称される伝説的な杜氏です。石川県の「菊姫」や「常きげん」など、複数の著名な酒蔵で杜氏を務め、特に山廃仕込みの復活・発展に貢献しました。引退後も「農口尚彦研究所」を設立し、精力的に酒造りや後進の指導にあたっています。
-
波瀬 正吉(はせ しょうきち)氏
静岡県の「開運」を全国的な銘柄に押し上げたことで知られる杜氏です。特に吟醸造りの名手として評価が高く、静岡県を「吟醸王国」と称される礎を築きました。漫画「夏子の酒」の登場人物のモデルの一人とも言われています。
-
三盃 幸一(さんばい こういち)氏
富山県の「満寿泉」の杜氏として、吟醸酒をいち早く手掛け、その名を全国に広めました。吟醸造りにおける革新者の一人として知られています。
-
中 三郎(なか さぶろう)氏
石川県の「天狗舞」の杜氏として活躍しました。「天狗舞」の代名詞ともいえる山廃仕込みを得意とし、骨太で個性的な味わいの酒を世に送り出しました。
これらの杜氏の方々は、それぞれの蔵や地域で能登杜氏の伝統的な技術を受け継ぎつつ、新たな挑戦を行い、日本酒の品質向上や多様化に大きく貢献しました。彼らの存在は、能登杜氏の技術レベルの高さを象徴するものとして、今なお多くの酒造関係者や日本酒ファンから尊敬を集めています。
座興杯(ざきょうはい)
「座興杯(ざきょうはい)」とは、宴会や酒席を盛り上げるために使われる、遊び心のある盃(さかずき)のことです。「遊戯盃(ゆうぎはい)」とも呼ばれます。
一般的な盃と違い、底に穴が開いていたり、形が不安定でそのまま置けなかったりするなど、様々な工夫が凝らされています。これによって、お酒を注がれたら飲み干すまで置くことができない、といったルールが生まれ、宴席でのコミュニケーションやゲームを促進します。
特に有名なのは、高知県に伝わる「べく杯(可杯)」です。べく杯には、以下のような特徴的な形の盃があります。
- おかめ杯: 比較的容量が少なく、唯一そのまま下に置けるものが多いです。
- ひょっとこ杯: 口の部分などに穴が開いており、指で押さえていないとお酒がこぼれてしまいます。飲み干すまで置けません。
- 天狗杯: 鼻の部分が長く伸びており、形が不安定でそのまま置くことができません。容量も比較的多いものが多いです。
これらの盃と、それぞれの絵柄が描かれた独楽(こま)などを組み合わせて遊びます。例えば、独楽を回して止まった時に示された絵柄の盃で、当たった人がお酒を飲む、といったルールで楽しむのが一般的です。
座興杯は、単にお酒を飲むだけでなく、参加者同士の会話を弾ませたり、場を和ませたりするための、日本の伝統的な宴会文化の一つと言えます。高知県のべく杯の他にも、各地に様々な形の座興杯が存在します。
レムールの研究
東京農業大学がレムールの研究を行っているのは、主に大学と深い関わりのある一般財団法人 進化生物学研究所があること、そして同研究所が長年にわたりマダガスカルの生物に関する研究に取り組んできた歴史があるためです。
理由はいくつか組み合わさっています。
-
歴史的な経緯:
進化生物学研究所の初代所長であり、元東京農業大学名誉教授であった近藤典生博士が、1964年にマダガスカルからレムールを持ち帰ったことが研究の始まりの一つとされています。これが、研究所や大学がレムール研究に取り組むきっかけとなりました。
-
進化生物学・資源動物としての重要性:
レムールはマダガスカル固有の珍しい霊長類であり、進化の過程や生物多様性を研究する上で非常に興味深い対象です。また、農業大学の視点からは、生物資源や動物科学、保全といった研究分野に関連づけることができます。進化生物学研究所の資源動物研究室などで、レムールを含むマダガスカルの動物の飼育・研究が行われています。
-
教育・展示活動への活用:
東京農業大学には「食と農」の博物館があり、その中にバイオリウム(温室)が併設されています。ここではレムールが飼育・展示されており、学生だけでなく一般の人々が生物多様性やマダガスカルの自然に触れる機会を提供しています。これは大学の教育・普及活動の一環でもあります。
-
多様な研究分野への展開:
進化生物学研究所や大学内では、レムールの遺伝子(マイクロサテライトDNAを用いた調査など)、骨学的研究、行動比較など、様々な角度から研究が進められています。
このように、東京農業大学(および関連研究所)でのレムール研究は、創設者ゆかりの歴史的な背景に加え、進化生物学や資源動物学における学術的な価値、そして教育・普及といった多角的な目的を持って行われています。
バイオジェニックコーヒー
東京農業大学で話題になっている5,000円のコーヒー、主に世田谷キャンパス内にある「サザコーヒー 東京農大店」で提供されている**「バイオジェニックコーヒー」**のことを指します。
このコーヒーが高額である理由は、その希少性や製造過程にあります。サザコーヒーは以前からジャコウネココーヒー(コピ・ルアク)など、特殊な工程を経たコーヒーを取り扱っていますが、東京農大店で提供される「バイオジェニックコーヒー」は、大学の研究分野とも関連する**微生物の働き(バイオジェニック)**に着目した、独自の技術や特別な発酵プロセスを経て生産されたコーヒーであると推測されます。
具体的には、コーヒー豆が持つ成分を微生物の力で変化させることにより、 uniqueな香りや風味を引き出している可能性があります。過去には、サザコーヒーがコロンビアで発見された、特定のジャコウネコによる、バラのような香りがするコーヒーに関する情報を発信しており、これも関連している可能性が指摘されています。
このように、単なる高級豆というだけでなく、大学の応用生物科学や発酵などの研究分野に通じるような、科学的なアプローチや特別な製法によって生み出された、非常にユニークで希少価値の高いコーヒーであるため、一杯5,000円という価格設定になっているようです。
「ソロ活女子のススメ Season 5」でも主人公がこのコーヒーを飲むシーンが描かれ、その存在が広く知られるきっかけの一つとなりました。
#ソロ活女子のススメ 5
— ソロ活女子のススメ5【テレビ東京公式】 (@tx_solokatsu) April 24, 2025
第4話「ソロキャンパス」に登場した
東京農業大学「食と農」の博物館 (@syokunou_museum)https://t.co/upfXFHFKwf
日本の食を支えるキャンパス・
東京農業大学(@tokyonodaipr)にある
誰でも無料で見学することができる博物館🏛️
ぜひ「食」を学びに訪れてみてください🐓🐢 pic.twitter.com/G1EDlgAN2w