最強怪談オタクコンビの輪には入れない👻【連続テレビ小説】ばけばけ(64)第13週「サンポ、シマショウカ。」
最強怪談オタクコンビの輪には入れない
こんにちは
猫好き父さんです
あ~あ
怪談始まっちゃった
もうこの輪に入るのは
不可能ですね
あらすじ
トキ(髙石あかり)と銀二郎(寛一郎)はランデブーを通じて、次第にかつての二人の姿を思い出していく。夫婦の頃に戻ってきた二人は、月照寺でヘブン(トミー・バストウ)とイライザ(シャーロット・ケイト・フォックス)、ついてきた錦織(吉沢亮)と偶然出会う。互いに自己紹介をした5人は、ヘブンの希望で月照寺に伝わる怪談をトキに語ってもらうことになる。
出演
【出演】髙石あかり,トミー・バストウ,吉沢亮,小日向文世,池脇千鶴,岡部たかし,寛一郎,シャーロット・ケイト・フォックス
【作】ふじきみつ彦
【音楽】牛尾憲輔
🐢 月照寺「人食い大亀」の怪談
1. 動き出す巨大な石像
月照寺は松江藩主・松平家の菩提寺です。その境内の、六代藩主・松平宗衍(むねのぶ)の墓所には、高さ2メートルを超える巨大な亀の石像が置かれています。
伝説では、この亀は石でありながら命を持っており、夜になると動き出して城下町を徘徊したと言われています。
2. 人食いの凶行
ただ歩き回るだけならまだしも、この大亀は城下の子供をさらって食べたり、蓮池の水を飲み干したりと、町の人々を恐怖のどん底に陥れました。人々は夜になると外に出るのを極端に恐れるようになりました。
3. 住職の説法と「涙」
困り果てた寺の住職が、ある夜、動き出そうとする大亀の前に立ちはだかり、仏の教えを説きました。「これ以上、殺生をしてはならない」と。
すると、恐ろしい怪物のはずの大亀が、大きな目からポロポロと涙を流し、人間の言葉でこう答えたのです。
「自分でも、この恐ろしい衝動(奇行)を止めることができないのです。どうか、私を止めてください」
4. 永遠の封印
住職は、亡くなった藩主の功績を刻んだ巨大な石碑を、亀の背中の上に載せました。
その重みによって、大亀は二度と動き出すことができなくなり、今もその場所で石碑を背負ったまま静かに佇んでいる……というのが、この怪談の結末です。
💡 この物語の深みと魅力
「自分の意志で止められない」悲哀:
単なる悪役ではなく、「自分を止めてほしい」と涙ながらに願う大亀の姿は、人間の持つ「制御できない業(ごう)」や「依存」にも通じるものがあり、どこか切なさを感じさせます。
実際の歴史:
実はこの石碑(寿蔵碑)は、七代藩主・不昧公(ふまいこう)が父の長寿を願って建てたものです。本来は「長寿の象徴」である亀が、なぜか「人食い」として語り継がれた背景には、当時の社会不安や民衆の想像力があったのかもしれません。
現代の言い伝え:
今では、この大亀の頭を撫でると長生きできるという信仰に変わっています。かつての恐怖の対象が、今は人々の健康を願うシンボルになっているのは面白い変化ですね。
島根の闇には「小豆磨橋」のような救いのない話もあれば、この大亀のように「涙」や「救い」が含まれる話もあり、非常に層が厚いです。
大亀にまつわる怪談を語るトキ。
— 朝ドラ「ばけばけ」公式 放送中 (@asadora_bk_nhk) December 24, 2025
銀二郎さんとイライザさんも、一緒に怪談に耳を傾けます。#髙石あかり #トミー・バストウ #吉沢亮 #寛一郎 #シャーロット・ケイト・フォックス#ばけばけ pic.twitter.com/wAGAPdvBKB


















