お~、コトコトの百貨店バイヤーだ💛【連続テレビ小説】風、薫る(32)第7週「届かぬ声」
お~、コトコトの百貨店バイヤーだ
こんにちは
猫好き父さんです
それとも
あらすじ
りん(見上愛)は、相変わらず園部(野添義弘)に心を開いてもらえず、外科医の今井(古川雄大)に、園部の様子を伝えるが、医師たちも取り合ってくれない。気落ちしたりんが中庭へ行くと、万作(飯尾和樹)がいて…。時を同じくして、シマケン(佐野晶哉)もある悩みを抱えていた。
出演者
【出演】見上愛,上坂樹里,佐野晶哉,古川雄大,平埜生成,猫背椿,飯尾和樹,【語り】研ナオコ
原作・脚本
【脚本】吉澤智子,【原案】田中ひかる
音楽
【音楽】野見祐二
今井先生をセンターに、総回診を行う外科医たち。
— 朝ドラ「風、薫る」公式 (@asadora_nhk) May 11, 2026
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見上愛 上坂樹里
古川雄大 平埜生成 坂口涼太郎 #朝ドラ #風薫る pic.twitter.com/f6rwMhr6yX
学用患者(がくようかんじゃ)
「学用患者(がくようかんじゃ)」とは、主に医学教育の場において、学生の教育や実習のために協力する患者さんのことを指す言葉です。
現代ではあまり耳にしない言葉かもしれませんが、かつての大学病院などでは一般的に使われていた表現です。その役割や、歴史的な背景について解説します。
1. 「学用患者」の役割
医学部や看護学部の学生が、教科書だけでなく、実際の患者さんを通して「生きた医学」を学ぶための協力者です。
診察実習の協力: 学生が教官の指導のもとで問診(話を聞くこと)を行ったり、打診や聴診などの身体診察を行ったりする際の対象となります。
症例報告(ケーススタディ): 特定の疾患を持つ患者さんに協力を仰ぎ、その経過や治療効果を学生が研究・発表する対象となることもあります。
2. 言葉のニュアンスと歴史的背景
この言葉には、時代の変遷とともに「患者さんの捉え方」の変化が色濃く反映されています。
かつての考え方: 昔の大学病院などでは「高度な医療を無料で(あるいは安く)提供する代わりに、教育に協力してもらう」という、ある種の内諾を含んだ関係性がありました。その際、便宜上「学用」という言葉が使われていた側面があります。
現代の呼び方への変化: 現在では、患者さんを「教育の道具(用いる)」と捉えるような響きがある「学用患者」という言葉は、倫理的観点から避けられる傾向にあります。
3. 現代における「協力患者」と「模擬患者」
現在は、「患者さんの権利」や「同意(インフォームド・コンセント)」が重視されており、呼び名や仕組みも以下のように進化しています。
協力患者(教育協力患者): 実際に入院・通院されている患者さんのうち、学生の教育に同意をいただいた方のことです。学生にとっては「最初の先生」とも呼ばれ、非常に敬意を払われる存在です。
模擬患者(SP: Simulated Patient): 実際の患者さんではなく、特定の症状を演じるためのトレーニングを受けた一般市民の方々です。試験(OSCEなど)やコミュニケーション実習で、より客観的な教育を行うために活躍しています。
4. 2026年現在の視点
「看病婦」が「看護師」へと名称を変え、その専門性と社会的地位を確立してきた歴史と同様に、「学用患者」という言葉が消えていく過程は、日本の医療が「パターナリズム(医師主導)」から「患者中心の医療」へと移行してきた証でもあります。
以前話題に出た「ヤングケアラー」の問題などもそうですが、医療やケアの現場では、関わる人々の呼び名が変わる時、そこには必ず「尊厳」を守るための社会的な一歩が隠されています。
💡 結論
「学用患者」は、かつての医学教育を支えた人々を指す言葉ですが、現在は「教育協力者」として、より対等で敬意を込めた関係性へとアップデートされています。
医学の進歩には、こうした「生身の人間同士の対話」による経験の蓄積が不可欠であり、かつての「学用患者」の方々の協力が、現在の高度な医療を守る技術の礎になっていると言えるでしょう。
教授回診
ドラマや白い巨塔のイメージそのままに、大学病院などの教授回診が「大名行列」のように見えるのには、単なる権威の見せつけだけではない、医学教育と組織運営上の合理的な理由(かつての慣習を含む)があります。
なぜあのような大人数になるのか、その舞台裏を紐解きます。
1. 「生きた教科書」を共有する教育の場
大学病院は「教育機関」としての側面が強く、教授回診は実質的な「移動式の講義」です。
多層的な学び: 教授(指導医)を筆頭に、准教授、講師、助教、医員、そして研修医や医学部の学生まで、ピラミッド構造の全員が同行します。
現場でのディスカッション: 患者さんのベッドサイドで、教授が所見を述べ、若手に問いを投げかけます。各階層の医師がそれぞれのレベルで学びを得るため、必然的に人数が膨れ上がります。
2. 責任の所在と情報共有(多職種連携)
一人の患者さんに対して、主治医だけでなくチーム全体で責任を持つ「チーム医療」の確認作業でもあります。
情報の統一: 教授という最終責任者が方針を決定する瞬間をチーム全員で共有することで、指示の食い違いを防ぎます。
看護師や薬剤師の同行: 医師だけでなく、以前お話しした看護師(かつての看病婦から発展した専門職)の責任者や薬剤師なども同行し、ケアや薬の調整をその場で解決していきます。
3. 歴史的・象徴的な背景
かつての日本の医学界は、ドイツ医学の流れを汲む強力な「医局講座制」をとっていました。
権威の象徴: 以前、歴史のお話で触れた「徳川幕府」の大名行列がそうであったように、トップの威厳を周囲に示すことで、医局内の秩序を保つという政治的な意味合いも少なからずありました。
「学用患者」との関わり: かつては教育に協力する患者さん(学用患者)に対し、教授自らが診察を行うことが、患者さん側にとっても「最高責任者に診てもらえる」という安心感やステータスに繋がっていた時代もありました。
4. 変化しつつある現代の回診
2026年現在、この「大名行列」は以前ほど見かけなくなったり、形を変えたりしています。
患者への配慮: 大人数で取り囲むことが患者さんの威圧感やプライバシー侵害に繋がるという反省から、少人数に分割して回診を行う病院が増えています。
デジタルの活用: タブレットで検査データを共有し、カンファレンスルームで議論を済ませることで、ベッドサイドは短時間で済ませる効率化が進んでいます。
💡 結論
教授回診が「大名行列」になるのは、「教育」「情報共有」「権威」という3つの要素が重なった結果です。
病院の回診は(見た目はともかく)本来は「最善の治療方針をチームで確認する」ための儀式と言えます。




















