ブラタモリは防災啓発番組？😎ブラタモリ「輪島～輪島塗はなぜ日本を代表する伝統工芸になった？～」📺7/23 (土) 19:30 ～ 20:15

7/27/2022

ブラタモリは防災啓発番組？😎ブラタモリ「輪島～輪島塗はなぜ日本を代表する伝統工芸になった？～」📺7/23 (土) 19:30 ～ 20:15

こんにちは、猫好き父さんです。

輪島塗かあ、漆器は良くわからないので

しっかりと見てみたいと思います。

画像は公式からの引用です。

初回放送日：2022年7月23日

日本が誇る地域ブランド“輪島塗”はどう作られどう広まったのか？その秘密をタモリさんがブラブラ歩いて解き明かす▽輪島塗を支える謎の土とは？▽人間国宝の職人技を堪能

「ブラタモリ＃２１０」で訪れたのは石川県の輪島市。旅のお題「輪島塗はなぜ日本を代表する伝統工芸になった？」を探る▽輪島塗のキャッチフレーズ「堅牢優美」の秘密▽“塗り”だけで１３３工程！塗師の工房を訪ねる▽輪島塗の堅牢さの秘密“地の粉”の正体は能登半島でとれる珪藻土！？▽沈金の人間国宝が生み出す優美な作品の数々▽輪島に天然の良港ができた地質の奇跡！▽全国に広まったきっかけ・總持寺のスゴいシステムとは

輪島塗とは

輪島塗は、石川県輪島市で生産される漆器で、日本を代表する伝統工芸品の一つです。その最大の特徴は、堅牢さ（けんろうさ）と美しさにあり、国の重要無形文化財にも指定されています。

1. 歴史と起源

輪島塗の歴史は古く、室町時代にまで遡ると言われています。本格的な生産が始まったのは江戸時代中期からで、輪島独特の「地の粉（じのこ）」と呼ばれる珪藻土を混ぜる技法が確立されて以降、その堅牢性が高く評価され、全国に知られるようになりました。

2. 輪島塗の最大の特徴「堅牢さ」

輪島塗の最大の強みは、その並外れた堅牢さです。これは以下の独自の工程によって生み出されます。

地の粉（じのこ）: 輪島市内で採れる珪藻土（けいそうど）を焼いて粉砕した「地の粉」を、生漆（きうるし）に混ぜて下地に塗る独自の技法です。これにより、漆器の素地が非常に強固になり、ひび割れや衝撃に強くなります。
布着せ（ぬのきせ）: 椀などの木地（素地）の縁や高台（こうだい）など、特に力が加わりやすい部分に麻布や木綿布を漆で貼り付け、補強する技法です。
多くの工程と熟練の職人技: 輪島塗は、木地づくりから完成まで、おおよそ124もの工程があるとされ、それぞれ専門の職人（木地師、塗師、蒔絵師など）が分業で行います。この気の遠くなるような手間と時間が、堅牢さと美しさを生み出しています。

3. 美しさを際立たせる装飾技法

堅牢な下地の上に、様々な装飾技法が施され、その美しさを際立たせています。

沈金（ちんきん）:
- 漆器の表面にノミで文様を彫り、その溝に漆を擦り込み、金や銀の箔、粉を埋め込む技法です。線による表現が特徴で、彫りの深さで陰影をつけたり、様々な太さの線を使い分けたりすることで、立体感のある絵柄を表現します。
蒔絵（まきえ）:
- 漆で文様を描き、それが乾かないうちに金や銀などの金属粉を蒔きつけて定着させる技法です。漆の盛り上げ方や粉の蒔き方によって、様々な表現が可能です。特に「高蒔絵（たかまきえ）」や「研出蒔絵（とぎだしまきえ）」など多様な技法があります。

4. 日常使いの道具としての魅力

堅牢であるため、日常的に使う食器として非常に優れています。使えば使うほど手に馴染み、漆の艶が増していく「育つ」という楽しみがあります。また、欠けたり割れたりしても、漆で修繕することができるため、長く使い続けることができます（修理を「直し」と呼びます）。

5. 伝統工芸としての認定と現状

1975年（昭和50年）に国の伝統的工芸品に指定され、さらに1977年（昭和52年）には沈金と蒔絵が重要無形文化財に指定されました。
現在も輪島市は漆器の一大産地であり、多くの工房や職人が存在しますが、職人の高齢化や後継者不足、生活様式の変化などの課題も抱えています。

令和6年能登半島地震による影響

2024年1月1日に発生した能登半島地震では、輪島市は甚大な被害を受け、多くの工房や店舗、職人の住居が被災しました。輪島塗の製造に関わる職人の中には亡くなった方や避難生活を余儀なくされている方も多く、生産設備も大きな打撃を受けました。

しかし、全国からの支援を受けながら、輪島塗の職人たちは再建に向けて懸命に努力を続けています。この困難な状況を乗り越え、再び輪島塗の灯が灯されることが強く願われています。

輪島塗は、単なる美しい工芸品ではなく、長い歴史の中で培われた技術と、使う人のことを考えた堅牢性、そして職人の魂が込められた、まさに日本の宝とも言える存在です。

今夜の #ブラタモリ
みなさんのお気に入りの絶景は
　　　登場しましたでしょうか？

来週のブラタモリも能登が舞台！
日本が誇る地域ブランド“輪島塗”は
どう作られどう広まったのか？
タモリさんが解き明かします！

次回放送は
7月23日（土）夜7:30［総合］📺https://t.co/Ad7HmeZ8cE
— ＮＨＫ金沢放送局 (@nhk_kanazawa) July 16, 2022