ダブルミーニング📚【ドラマ10】舟を編む ~私、辞書つくります~(4)
ダブルミーニング
こんにちは
猫好き父さんです
終始
ダブルミーニングでしたね
表裏一体
なかなか
奥が深い
いろんな見方があって
初めてその意味に気づくとか
もう感動的
しかし
辞書に挿絵が載るとか
モデルが自分だったとか
もうこんなに
凄いことはないですね
あらすじ
紙づくりの担当となったみどり(池田エライザ)は、宮本(矢本悠馬)と共に“究極の紙”の完成を目指す。一方で「大渡海」編纂作業は、図版の再検討に入る。河童が徳利を持っているのはおかしい、と描き直しが必要になるが、図版担当のイラストレーターは、既に亡くなっていたことが判明。みどりと馬締(野田洋次郎)は、父と同じくイラストの仕事をしている息子・夏川颯太(戸塚純貴)に会い、引き継いでもらおうとするのだが…
出演
【出演】池田エライザ,野田洋次郎,矢本悠馬,美村里江,渡辺真起子,前田旺志郎,戸塚純貴,肥後克広,森口瑤子,岩松了,向井理,柴田恭兵
原作
【原作】三浦しをん,【脚本】蛭田直美
ダブルミーニング
ダブルミーニング(double meaning)とは、一つの言葉や表現が、二つ以上の異なる意味を持つことを指します。特に、その意味の一つが表向きの意味とは異なり、隠された意図や含みを持たせている場合に用いられます。
日本語では「二重の意味」「多義語」「含みを持たせた表現」などと訳されることがあります。
ダブルミーニングの主な特徴と使い方
表面的な意味と裏の意味:
最も典型的なのが、聞き手や読み手がすぐに理解できる表面的な意味と、文脈や背景を知っている人だけが理解できる裏の意味(隠された意味)を持っている場合です。
ユーモアや皮肉:
ダブルミーニングは、ユーモアや皮肉を込めるためによく使われます。表面的には無害な言葉のように聞こえても、裏の意味には批判やジョークが含まれていることがあります。
婉曲表現や遠回しな言い方:
直接的な表現を避けたい場合や、相手に察してほしい場合に、遠回しな言い方としてダブルミーニングが用いられることがあります。特に、デリケートな話題や批判的な内容を伝える際に使われることがあります。
言葉遊びや文学的表現:
詩や歌詞、小説などの文学作品では、言葉の面白さや深みを出すためにダブルミーニングが積極的に使われます。読み手に多様な解釈の余地を与えることで、作品に奥行きをもたらします。
誤解の可能性:
意図せずにダブルミーニングが生じてしまい、誤解を招くこともあります。特に異文化間のコミュニケーションでは、意図しないダブルミーニングによってトラブルが生じることもあります。
具体例
例1:日本語での一般的なダブルミーニング
「結構です」
表面的な意味:それで良いです(OK)
裏の意味:もういりません(No Thank You)
文脈によって正反対の意味になる典型的な例です。
「空気が読める」
表面的な意味:その場の雰囲気を察することができる
裏の意味:波風を立てずに協調できる、あるいは、言いたいことを言わずに我慢できる
例2:英語での例(ジョークなど)
"Why did the invisible man turn down the job offer? He couldn't see himself doing it."
"see himself doing it" は「自分にはできない(イメージできない)」という意味と、「目に見えない自分には(仕事が)できない」という二つの意味がかかっています。
例3:歌詞や映画のセリフ
「風」や「翼」といった言葉が、物理的な現象だけでなく、自由や希望、変化といった抽象的な意味を同時に持つことがあります。
ダブルミーニングは、言葉の持つ多面性を活かした表現方法であり、コミュニケーションや芸術において豊かな表現を可能にする一方で、注意深く使う必要があるテクニックでもあります。
誤用(ごよう)とは、言葉や表現を、本来の意味や用法とは異なる形で使用することを指します。意図せず間違って使ってしまうケースもあれば、スラングのように意図的に本来とは違う意味で使われ、それが広まる場合もあります。
誤用の主な種類と例
誤用には様々なパターンがあります。
意味の混同:
似たような響きの言葉や、意味が近いとされる言葉を混同して使うケース。
例:「〜のよう、〜みたい」と「〜らしい」の混同
「まるで雨が降っているみたいだ」→OK
「今日は雨らしい」→「雨が降っているようだ」または「雨が降るそうだ」が正しい場合が多い。単なる「ようだ」の意味で「らしい」を使うのは誤用とされることがある。
例:「情けは人のためならず」
誤用:「情けをかけると、その人のためにならない」という意味で使われることが多い。
本来の意味:「情けは人のためだけでなく、巡り巡って自分のためになる」
これは完全に意味が逆転してしまっている代表的な誤用です。
例:「役不足」
誤用:「役目が軽すぎて不満だ(自分には荷が重すぎる)」という意味で使われることが多い。
本来の意味:「役目が軽すぎて不満だ(その役は自分には軽すぎる)」
これも誤解されやすい言葉です。
敬語の誤用:
特に日本語では敬語の使い方が複雑なため、誤用が多い領域です。
例:「〜でございます」の過剰使用
「こちらがお飲み物でございますか?」→「こちらがお飲み物ですか?」で十分。
「ご覧になられる」→「ご覧になる」が正しい(二重敬語)。
「よろしかったでしょうか」→「よろしいでしょうか」(過去形にする必要がない場面での誤用)。
文法的な誤り:
語句の接続や助詞の使い方が不適切である場合。
例:「〜から」の重複
「東京から電車に乗ったから疲れた」→「東京から電車に乗ったので疲れた」
例:「違くて」
「これは違くて、あれが正しい」→「これは違っていて、あれが正しい」
慣用句の誤用:
決まった形で使われる慣用句の一部を間違えて使うケース。
例:「的を射る」を「的を得る」
「的を射る」が正しい(狙ったところに矢が当たる意)。
「的を得る」は本来は誤用だが、近年は許容されつつあるという見方もある。
新語・流行語による変化:
本来の意味から離れて、特定のコミュニティや世代で広まった言葉が、一般にも浸透していくケース。これが必ずしも「誤用」とは言い切れない場合もありますが、文法的に正しくないのに広まることもあります。
誤用が生じる背景
知識不足: 言葉の本来の意味や文法を知らない。
類推: 似たような言葉や文法パターンから推測して間違える。
簡略化: 会話などで簡略化された表現が定着する。
メディアの影響: テレビやインターネットなどで誤用が広まってしまう。
時代の変化: 言葉の意味や用法は時代とともに変化するため、かつての「誤用」が「正しい」とされるようになることもある(例:「確信犯」)。
誤用を避けるためには、辞書を引いたり、信頼できる情報源で言葉の用法を確認したりすることが重要です。しかし、言葉は生き物であり、常に変化しているという側面も理解しておく必要があります。
誤用の定着
誤用が定着する現象は、言語の変化の興味深い側面であり、しばしば議論の対象となります。一度は「間違い」とされた言葉や表現が、多くの人々に広く使われるようになることで、最終的には辞書に載ったり、正しい用法として認められたりすることがあります。
誤用が定着する主な要因
意味の分かりやすさ・直感性:
本来の意味よりも、誤って使われた意味の方が、感覚的に理解しやすい、あるいはより直接的に内容を伝えやすい場合に定着しやすいです。
例:「情けは人のためならず」
「情けをかけるとその人のためにならない」という誤解された意味の方が、ある種の教訓めいて聞こえるため、皮肉なことに広まってしまいました。本来の意味を知らずに使う人が圧倒的に多いため、誤用が定着した典型例です。
例:「確信犯」
「悪いことだと知りながら犯す罪」という本来の意味(信念に基づく犯罪)よりも、「悪いことだと分かっていて故意に行うこと」という誤用の方が、日常的な状況で「意図的である」ことを強調するのに使いやすいため、広く定着しました。
音の響き・リズム:
発音しやすい、語呂が良い、リズムが良いなどの理由で、誤った形が広まることがあります。
例:「的を得る」
「的を射る」が正しいですが、「得る」の方が一般的な動詞であり、響きも自然に感じられるため、誤用ながらも広く使われるようになりました。
メディアの影響・流行:
テレビ、インターネット、SNSなどのメディアを通じて、誤った表現が瞬く間に広まり、定着することがあります。特に著名人やインフルエンサーが使用することで、その傾向は加速します。
類推による変化:
似たような文法構造や言葉のパターンに引きずられて、誤った形が生まれることがあります。
例:「〜られる」の過剰な使用(例:「見られる」を「見れる」とするなど、いわゆる「ら抜き言葉」)
元々は「ら抜き言葉」は誤用とされていましたが、現代では話し言葉を中心に広く使われており、ほぼ定着しています。これは、簡潔さや発音のしやすさから定着した例と言えます。
言語の変化:
言語は生き物であり、時代とともに変化するものです。ある時代の「誤用」が、次の時代には「正しい」とされることは珍しくありません。これは、言語が常に話し手の使用実態によって形作られていくためです。
定着した誤用の扱い
誤用が定着した場合、辞書や文法書ではその変化がどのように扱われるかが問題となります。
「本来の用法」と「現在の一般的な用法(誤用だが広まっている用法)」の両方を併記し、説明を加える。
**「誤用だが許容されるようになってきている」**といった注釈をつける。
あまりにも広く使われるようになれば、もはや誤用とは呼ばれなくなり、新たな正しい用法として認められることもあります。
しかし、公的な文書や厳密なコミュニケーションの場においては、依然として「本来の正しい用法」が求められることが多いため、状況に応じた使い分けが重要となります。言語の「正しさ」は絶対的なものではなく、常に流動的であるという認識を持つことが、誤用の定着現象を理解する上で大切です。
こだわりを捨てる
「こだわりを捨てる」とは、特定の物事や考え方、やり方に対する固執や執着を手放すことを意味します。これは、ネガティブな意味合いだけでなく、自己成長や問題解決、より柔軟な思考を促すポジティブな側面も持ちます。
「こだわり」とは何か?
「こだわり」は、多くの場合、良い意味で「信念」「情熱」「追求心」「完璧主義」などと捉えられます。しかし、一方で「固執」「執着」「融通が利かない」「視野が狭くなる」といったネガティブな側面を持つこともあります。
具体的には、以下のような「こだわり」があります。
考え方・価値観へのこだわり: 「こうあるべきだ」「これは絶対に正しい」といった固定観念。
やり方・手法へのこだわり: 「この方法でなければダメだ」「いつもこうしてきたから」といった習慣や手順への執着。
結果・成果へのこだわり: 「必ず成功させなければ」「完璧でなければならない」といったプレッシャー。
物質的なものへのこだわり: 特定のブランド、所有物、外見などへの執着。
人間関係へのこだわり: 特定の人との関係性、役割、期待などへの執着。
「こだわりを捨てる」ことの意味とメリット
「こだわりを捨てる」ことは、必ずしも「無関心になる」「適当になる」ということではありません。むしろ、以下のようなポジティブな変化をもたらすことが多いです。
柔軟性の向上:
一つの方法や考え方に固執せず、状況に応じて多様な選択肢を検討できるようになります。これにより、予期せぬ問題にも対応しやすくなります。
新しい視点の獲得:
自分の「こだわり」というフィルターを外すことで、これまで見えなかった可能性や、異なる意見、アプローチに気づくことができます。視野が広がり、創造性が刺激されます。
ストレスの軽減:
完璧主義や結果への執着が強いと、目標が達成できなかったり、思い通りにいかなかったりするたびに大きなストレスを感じます。こだわりを手放すことで、そうした精神的な負担が軽減され、心が楽になります。
適応能力の向上:
変化の激しい現代において、古いやり方や考え方に固執していては立ち行かなくなることがあります。こだわりを捨てることで、新しい環境や状況に迅速に適応できるようになります。
人間関係の改善:
自分の意見や価値観にこだわりすぎると、他人との摩擦が生じやすくなります。こだわりを手放し、他者の意見を受け入れることで、より円滑な人間関係を築くことができます。
成長と進化の促進:
過去の成功体験や慣れた方法に固執せず、常に学び、新しいことに挑戦する姿勢が生まれます。これにより、自己成長の機会が増え、より良い自分へと進化できます。
どのように「こだわりを捨てる」か
「こだわりを捨てる」のは簡単なことではありませんが、意識的な努力によって可能です。
自分の「こだわり」を認識する: まずは自分が何にこだわっているのか、自覚することから始めます。
「なぜこだわるのか」を問い直す: そのこだわりが本当に必要か、どんなメリット・デメリットがあるかを冷静に分析します。過去の成功体験や習慣から来ている場合も多いです。
「もしこだわらなかったら?」と仮定してみる: 別の方法や考え方を試した場合のメリット・デメリットを想像してみます。
小さなことから試す: いきなり大きなこだわりを手放すのではなく、日常の小さなことから柔軟に対応してみる練習をします。
他者の意見に耳を傾ける: 自分のこだわりとは異なる意見も、一旦は受け入れてみる姿勢を持つことが大切です。
失敗を恐れない: こだわりを手放して新しいことに挑戦する際には、失敗もつきものです。それを学びの機会と捉えることが重要です。
「こだわりを捨てる」ことは、自分を縛るものから解放され、より自由で豊かな人生を歩むための重要なステップと言えるでしょう。
📖今夜10時
— NHKドラマ (@nhk_dramas) July 7, 2025
ドラマ10【#舟を編む 〜私、辞書つくります~】
辞書の魅力に気づいたみどり(#池田エライザ)。次の出逢いは…
NHKプラスでも配信します!
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