夢を再発見!🌠【夜ドラ】いつか、無重力の宙で(3)
夢を再発見!
こんにちは
猫好き父さんです
点滴つけて
どこまで出かけたの?
まあ、病院の近くだとかは思うけど
あれ押しづらいんですよねえ
病院内ならまだしも
外出はありえない
あのパスワードだったら
忘れないような気がするけど
あらすじ
飛鳥(木竜麻生)は、ひかり(森田望智)に誘われて久しぶりに星を見ようと、プラネタリウムに出かける。ひかりは、高校生のときに天文部の4人で交わした「宇宙に行く」という約束をただ一人追いかけていた。そして、宇宙飛行士選抜試験に挑戦しようとしてたが、その夢を諦めることになったのだった。「宇宙から地球を見たかった」と声を震わせて語るひかりに、飛鳥は自分に何かできることがないかと考え…。
出演
【出演】木竜麻生,森田望智,田牧そら,上坂樹里,生瀬勝久,【語り】柄本佑
【脚本】武田雄樹
宇宙飛行士選抜試験
宇宙飛行士選抜試験は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が行う、非常に厳格で多岐にわたる選抜プロセスです。単なる学力だけでなく、人間性、協調性、そして極限状態での判断力など、宇宙飛行士に求められるあらゆる資質が試されます。
選抜試験の主な段階
選抜試験は、通常、複数の段階に分かれており、各段階で応募者が絞り込まれていきます。
書類選抜:
まず、応募資格を満たしているかを確認します。学歴、職歴、健康状態、そして応募理由などをまとめた書類を提出します。この段階で、数千人単位の応募者から数十人に絞り込まれます。
第1次選抜(筆記試験・適性検査):
科学や工学の知識を問う筆記試験に加えて、心理適性検査や英語の試験が行われます。宇宙飛行士には高度な専門知識と、国際的なチームで活動するための語学力が不可欠だからです。
第2次選抜(長期滞在評価):
この段階が最もユニークで、数日間にわたる閉鎖空間での共同生活を通じて、応募者の人間性やチームワークが評価されます。
協調性: チーム内で円滑なコミュニケーションを取れるか。
ストレス耐性: 限られた環境下で冷静さを保てるか。
リーダーシップとフォロワーシップ: 状況に応じて適切な役割を担えるか。
第3次選抜(医学検査):
宇宙空間の特殊な環境に耐えうる健康状態であるかが厳密に検査されます。視力、聴力、心肺機能、骨の強度など、あらゆる項目がチェックされます。
求められる人物像
宇宙飛行士には、天才的な頭脳だけでなく、以下のような資質が求められます。
コミュニケーション能力: 国籍や文化の異なるクルーと円滑に意思疎通ができること。
危機対応能力: 予期せぬトラブルに直面した際、冷静かつ的確に判断できること。
好奇心と探究心: 科学や宇宙に対する強い情熱を持ち、常に学び続ける姿勢があること。
これらの試験を経て、最終的に数名が宇宙飛行士候補者として選ばれます。選ばれた後も、数年にわたる厳しい訓練が続きます。
過去の宇宙飛行士選抜試験
日本における宇宙飛行士選抜試験は、これまでに6回行われています。
以下に、各回の募集年と、選抜された宇宙飛行士をまとめます。
第1回 (1983年):毛利 衛、向井 千秋、土井 隆雄
第2回 (1991年):若田 光一
第3回 (1995年):野口 聡一
第4回 (1998年):古川 聡、星出 彰彦、山崎 直子
第5回 (2008年):油井 亀美也、大西 卓哉、金井 宣茂
第6回 (2021年):諏訪 理、米田 あゆ
特に、2008年の第5回から2021年の第6回までは、約13年もの間が開きました。第6回の募集には過去最多の4,127名の応募がありました。
宇宙飛行士選抜試験が2008年から2021年まで約13年間開いた主な理由は、宇宙開発におけるニーズの変化と、それに伴う宇宙飛行士の役割の変化にありました。
1. 継続的な宇宙飛行士の活動
2008年に選抜された宇宙飛行士(油井亀美也さん、大西卓哉さん、金井宣茂さん)が、その後も国際宇宙ステーション(ISS)でのミッションを順次こなしていました。このため、直ちに次の世代の飛行士を大量に確保する必要性が薄かったことが一因として挙げられます。
2. 将来の宇宙開発に向けた人材確保
しかし、この期間中に、月周回有人拠点「ゲートウェイ」や月面探査計画「アルテミス計画」など、ISS後の宇宙開発計画が具体化しました。これに伴い、月探査や新たなミッションに対応できる、より多様なバックグラウンドを持つ人材を確保する必要性が高まりました。
2021年の募集では、これまでの理系分野の学歴制限を撤廃し、学歴不問としたことが大きな特徴で、これは将来の宇宙開発を見据えたJAXAの新たな人材戦略を反映したものです。
このように、次のミッションや宇宙開発計画が具体化するタイミングを待って、それに適した人材を募集した結果、選抜試験の間に長い期間が開いたと考えられます。
血液のがん
血液のがんは、特定の病気を指すのではなく、血液をつくる細胞やリンパ球などががん化して異常に増殖する病気の総称です。
大きく分けて、以下の3つの種類があります。
1. 白血病
骨髄で血液をつくる細胞(造血幹細胞)が異常に増殖し、正常な血液細胞がつくられなくなる病気です。
急性白血病: 進行が速く、幼い血液細胞(芽球)が急激に増えます。
慢性白血病: 進行が比較的遅く、ゆっくりと病気が進行します。
2. 悪性リンパ腫
免疫機能を担うリンパ球ががん化し、リンパ節や臓器で増殖する病気です。
ホジキンリンパ腫: 特定の細胞(リード・シュテルンベルグ細胞)が見られるタイプです。
非ホジキンリンパ腫: ホジキンリンパ腫以外のすべてがここに分類され、非常に多くの種類があります。
3. 多発性骨髄腫
免疫グロブリンという抗体をつくる形質細胞ががん化し、骨髄で異常に増殖する病気です。骨を溶かすなどの症状を引き起こすことがあります。
一般的な症状と治療法
血液のがんに共通する初期症状には、発熱、強い倦怠感、貧血、リンパ節の腫れ、出血しやすい(鼻血やあざなど)といったものがあります。
治療法は病気の種類や進行度によって異なりますが、主に以下のものが用いられます。
化学療法(抗がん剤治療)
放射線治療
造血幹細胞移植(骨髄移植など)
血液のがんは、早期発見と適切な治療が非常に重要です。上記のような症状に心当たりがある場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。
超小型人工衛星
超小型人工衛星は、従来の大型人工衛星に比べて非常に小さく、低コストで開発・運用できる人工衛星のことです。
超小型人工衛星の定義
明確な定義は資料によって異なりますが、一般的には質量が100kg未満の人工衛星を指します。その中でもさらに細かく分類されており、特に有名なのが一辺10cmの立方体を基本単位(1U)とするキューブサットです。
主なメリット
超小型人工衛星は、その小型・軽量という特徴から、これまでの宇宙開発のあり方を大きく変えつつあります。
低コスト・短期間での開発: 従来の大型衛星が開発に数年から10年以上、費用が数百億円かかるのに対し、超小型衛星は1〜2年程度の短期間で、大幅にコストを抑えて開発できます。このため、大学や民間企業でも宇宙開発に参入しやすくなりました。
打ち上げ機会の増加: 超小型衛星は、他の大型ロケットの「相乗り衛星」として打ち上げられることが多いため、打ち上げの機会が豊富です。最近では、超小型衛星専用のロケットも開発されています。
技術実証の迅速化: 新しい技術や実験を、低リスクかつ短期間で宇宙空間で試すことができます。失敗しても再開発が容易であるため、技術革新が加速しています。
「コンステレーション」の実現: 衛星を複数機打ち上げて連携させる「コンステレーション」という運用が可能です。これにより、地球全体をほぼリアルタイムで観測したり、広範囲の通信網を構築したりすることができます。
このように、超小型人工衛星は、科学技術の発展だけでなく、私たちの生活をより便利にするための宇宙利用の拡大にも貢献しています。
超小型人工衛星の打ち上げは、近年、特に民間企業によって急速に増加しています。これまでの宇宙開発は国や大手企業が中心でしたが、超小型衛星の登場により、ベンチャー企業や大学でも宇宙に参入できるようになりました。
日本の主な民間による打ち上げ実績
日本でも、多くの民間企業が超小型衛星の開発・運用を手がけ、世界でも注目される実績を上げています。
株式会社アクセルスペース:
この企業の主力は、地球観測衛星のコンステレーション(多数の衛星を連携させるネットワーク)事業です。
「GRUS(グルース)」: 2018年に打ち上げられた地球観測衛星で、超小型衛星でありながら、地上の状況を詳細に撮影できます。現在は、この衛星を複数機打ち上げて、**「AxelGlobe(アクセルグローブ)」**という地球観測プラットフォームを構築し、地上のあらゆる場所を毎日撮影することを目指しています。
株式会社スペースワン:
小型ロケットの開発・打ち上げを手がける民間企業です。
「カイロス」ロケット: 超小型衛星を迅速かつ低コストで打ち上げることを目的として開発されたロケットです。2024年に初号機が打ち上げられましたが、失敗に終わりました。しかし、このような民間による独自のロケット開発は、日本の宇宙ビジネスを加速させる重要な試みとして注目されています。
民間が主導する宇宙利用の拡大
これらの事例は、超小型衛星が単なる技術実証の道具ではなく、地球観測や通信、IoT(モノのインターネット)など、様々な分野でビジネスとして成立し始めていることを示しています。民間企業がコストを抑え、独自のサービスを宇宙で提供することで、これまで想像もできなかった新しい宇宙利用が次々と生まれています。
超小型人工衛星は、従来の大型人工衛星に比べて、開発費用と期間を大幅に抑えられることが最大の特徴です。
開発費用
超小型人工衛星: 数千万円から数億円程度
大型人工衛星: 数百億円から数千億円程度
大型衛星が国家プロジェクトレベルの巨額の費用を要するのに対し、超小型衛星は、大学の研究室や中小企業でも実現可能なレベルのコストです。これは、安価な汎用部品の活用や、小型化による開発チームの縮小、簡素な試験プロセスなどによって達成されます。
開発期間
超小型人工衛星: 1〜2年程度
大型人工衛星: 5〜10年以上
従来の大型衛星は、非常に厳しい環境試験や長期的な設計・製造プロセスが必要なため、開発に長い年月を要します。一方、超小型衛星は、その目的を絞り込むことで開発プロセスを大幅に短縮し、新しい技術を迅速に宇宙で試すことが可能になります。
このように、超小型人工衛星は、コストと期間の面で大きな優位性を持つため、宇宙開発を一部の専門家や国家だけでなく、より多くの人々が参加できるものへと変えつつあります。
はい、超小型人工衛星は、特にコミュニティベースの集団や学生によって開発された事例が数多くあります。これらは、宇宙開発の民主化を象徴する存在となっています。
大学の研究室による開発
日本における超小型人工衛星開発の先駆けとなったのは、大学の研究室です。
東京大学・東京工業大学: 2003年に打ち上げられた**「CubeSat(キューブサット)」と「XI-IV(サイフォー)」**は、それぞれ東大と東工大が開発した超小型衛星で、世界初のキューブサットとして成功を収めました。これらの成功は、以降の世界中の大学や研究機関に大きな影響を与えました。
市民参加型・アマチュア団体による開発
非営利団体やアマチュア無線家など、市民が主体となったプロジェクトも活発です。
東北大学・福島県: 東北大学と福島県内の企業、高校生らが協力して開発した**「雷神」**は、東日本大震災からの復興を願い、地域コミュニティが一体となって宇宙に挑んだプロジェクトとして知られています。
カムイ(CAMUI)プロジェクト: 北海道大学の永田晴紀教授らが立ち上げた、安価なロケットや衛星を開発するプロジェクト。学生や市民が開発に参加し、新しい宇宙技術の可能性を模索しています。
これらのコミュニティベースの活動は、単に衛星を打ち上げるだけでなく、宇宙開発に関わる人材を育て、社会に宇宙を身近なものとして広める上で、重要な役割を果たしています。
前回までのいつか、無重力の宙で
なんで「さよなら人類」なんだ?🌎【夜ドラ】いつか、無重力の宙で [新](1)