いつかは乗ってみたいなとは思うけど🚋新プロジェクトX 世界が認めた豪華列車〜赤字鉄道が起こした奇跡〜
いつかは乗ってみたいなとは思うけど
こんにちは
猫好き父さんです
ななつ星
良いですねえ
乗っていてみたいとは
思いますけど
時間とお金がねえ
そんなこと言ってる
ようじゃダメなんでしょうねえ
D&S列車という
観点からは
去年
に乗りました
まあこのあたりが
無難なところかな(笑)
ちょっと贅沢したといえば
とか
ですねえ
内容
世界的な旅行雑誌で3年連続世界一に輝いた豪華列車「ななつ星in九州」。3泊4日で九州を巡り、土地の食材や文化を体験できる。手がけたのは、ほぼ全ての路線が赤字だった鉄道会社。国鉄時代から地元住民に背を向けられてきた状況を打破しようと、九州の魅力を伝え、住民が誇れる列車を企画。鉄道会社だけでなく農家や人間国宝の職人たちが、心血を注いで作り上げた。美しい景色や豪華な客室の魅力も味わえる情熱の物語。
出演者
【語り】田口トモロヲ
ななつ星in九州
JR九州が運行する大人のための豪華寝台列車「ななつ星in九州」。今でこそ「日本初のクルーズトレイン」として世界的な人気を誇っていますが、その誕生の裏には、従来の鉄道の常識を覆す数々の挑戦と、執念とも言える熱いストーリーがありました。
1. 始まりは「不可能」と言われた1枚のスケッチ
ななつ星の物語は、当時のJR九州社長(現・特別顧問)である唐池恒二氏の「世界に通用する最高の寝台列車を作りたい」という強い一念から始まりました。
新幹線や特急のデザインで知られるデザイナーの水戸岡鋭治氏に唐池氏が相談を持ちかけたところ、水戸岡氏は1枚のスケッチを取り出します。それは、水戸岡氏が20年以上も前から温め続け、当時の国鉄や他の鉄道会社からは「贅沢すぎる」「日本では絶対に売れない、不可能だ」と一蹴され続けてきた、夢の「クルーズトレイン」の構想図でした。
「これだ、これをやろう」──唐池氏の決断により、総工費約30億円という、当時のローカル線を多く抱えるJR九州にとっては社運を賭けた巨大プロジェクトが始動したのです。
2. 「ななつ星」という名に込められた3つの意味
列車名である「ななつ星」には、九州のアイデンティティを表す3つの特別な意味が込められています。
九州の7つの県:福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島を巡ること。
九州の7つの主要な観光素材:自然、食、温泉、歴史・文化、パワースポット、人情、列車。
7両編成の列車:乗客が乗る客車とラウンジ、ダイニングを合わせた「7両」の車両。
「九州のすべてを詰め込み、九州が一丸となって世界を迎え入れる」という決意が、この名前に表現されています。
3. 職人たちの意地がぶつかり合った「最上の空間」
水戸岡氏が目指したのは、単に豪華なだけの列車ではなく、「日本の美意識」を凝縮した動く芸術品でした。しかし、そのこだわりは鉄道車両の製造限界との闘いでもありました。
「1ミリ」をめぐる攻防:
車両を製造した日立製作所の技術者たちに対し、水戸岡氏は「格天井(ごうてんじょう)の美しさを出すために、天井の厚みをあと数ミリ削って高くしてほしい」「壁の木目をすべて美しく合わせてほしい」と、鉄道の安全基準の限界に挑むような要求を次々と出しました。数々の難題に、技術者たちは「これまでの電車の作り方では通用しない」と、職人のプライドをかけて応えました。
九州の伝統工芸の粋を集める:
車内を彩るため、人間国宝である十四代酒井田柿右衛門氏の遺作となった「洗面鉢」をはじめ、大川組子、薩摩切子など、九州が誇る伝統工芸の巨匠たちが協力。揺れる列車の中にいかに繊細な工芸品を安全に配置するか、試行錯誤が繰り返されました。
4. 機関車が「鏡面仕上げ」になった理由
ななつ星を牽引する専用の機関車(DF200形)は、美しい「古代漆(古代紫)」色に輝いています。この深みのある艶を出すため、通常の一層塗りの車両塗装とは異なり、職人たちが何度も何度も手作業で塗装を塗り重ね、磨き上げる「鏡面仕上げ」が施されました。
これには、「列車が走る時、車体に九州の美しい山々や空、駅で見送ってくれる地元の景色が綺麗に映り込むように」という、水戸岡氏の粋な演出が込められています。
5. 初回倍率7.2倍、そして世界へ
こうして2013年10月、多くの人の情熱と日本の技術・伝統を結集させた「ななつ星in九州」が運行を開始しました。運行開始前のファーストシーズンの予約倍率は平均7.2倍、最高倍率は68倍に達し、その人気は一過性にとどまらず、国内外のセレブリティが「1年以上待ってでも乗りたい列車」として定着したのです。
💡 結論
「ななつ星in九州」の誕生ストーリーは、「誰もが無理だと言った夢の列車を、一人の経営者の情熱、一人のデザイナーの執念、そして九州の職人たちの意地によって本物の奇跡に変えた物語」です。
新幹線のスピードとは真逆の、「豊かさを愉しむ旅」という新しい価値観を日本の鉄道界にもたらした足跡は、今も色褪せることなく走り続けています。
「ななつ星in九州」の価値
「ななつ星in九州」の誕生(2013年運行開始)は、単に「豪華な観光列車がデビューした」という出来事にとどまらず、JR九州という鉄道会社、ひいては日本の地方鉄道のビジネスモデルを根本から変えた大転換点でした。
この列車の誕生前後におけるJR九州の業績や経営環境を比較し、そこから「ななつ星」という企画が同社にもたらした真の価値について考察します。
1. 誕生前後の経営環境と業績の比較
「ななつ星」が企画・運行された時期は、JR九州にとって「完全民営化と株式上場(2016年達成)」という悲願に向けた最も重要なマイルストーンの時期と重なります。
誕生前(〜2012年度):鉄道本業の赤字を多角化で補う構造
本業(鉄道)の厳しい現実:
九州は本州3社(JR東日本・東海・西日本)に比べ、沿線の人口減少や過疎化が急速に進んでいました。2011年に九州新幹線が全線開業したものの、定期券利用者の減少などにより、鉄道事業単体では慢性的な営業赤字(毎年数百億円規模)を抱え、国からの経営安定基金の運用益でそれを穴埋めする状態が続いていました。
非鉄道事業への注力:
そのため、駅ビル開発(博多シティなど)や不動産、外食産業(シアトルズベストコーヒーや居酒屋、農業など)といった「非鉄道事業」を必死に拡大し、グループ全体でなんとか利益を捻出していました。
誕生後(2013年度〜):ブランド力の大爆発と上場への弾み
高単価ビジネスの成功:
2013年10月に「ななつ星」が運行を開始すると、1人あたり数十万〜百万円以上という超高価格帯にもかかわらず、予約が殺到。国内外の富裕層を呼び込むことで、非常に高い客単価と利益率を誇る「新たなプレミアム市場」をゼロから創出しました。
グループ全体の黒字化と上場へ:
ななつ星の成功と、それに続く駅ビル・不動産事業の好調、さらに新幹線効果が定着したことにより、JR九州の業績は安定。2016年10月には、念願だった東証一部(当時)への純民間企業としての株式上場を果たしました。国からの支援(経営安定基金)に頼らず、自立した企業として市場に評価されるための強力な推進力となったのです。
2. 「ななつ星in九州」という企画の価値への考察
総工費約30億円を投じたこのプロジェクトの真の価値は、単体の運賃収入による黒字化だけでなく、「JR九州の企業価値」と「地方の資産価値」を劇的に高めた点にあります。3つのアスペクトから考察します。
① 「鉄道事業」をコストから最強のブランド広告へ変えた
それまで同社にとって鉄道事業(特にローカル線)は、人口減少に伴ってジリ貧になっていく「維持コストのかかる赤字部門」という側面が否めませんでした。
しかし「ななつ星」は、「鉄道の車両そのものを、世界に通用する最高級のホテル・芸術品にする」という逆転の発想を見せました。これにより、「JR九州=お洒落で、おもてなしが最高な、憧れの鉄道会社」という強烈なブランドイメージが世界規模で確立されたのです。このブランド価値は、同社が展開するマンション(MJR)やホテルの資産価値、あるいは採用活動における優秀な人材の獲得など、すべての事業へ計り知れないプラスの効果(波及効果)をもたらしました。
② 「D&S列車」戦略の頂点としてローカル線を活性化
JR九州は「ななつ星」の成功以前から、デザイン&ストーリー(D&S)列車と呼ばれる個性的な観光列車(「ゆふいんの森」「指宿のたまて箱」など)を数多く走らせていました。「ななつ星」はその頂点(フラッグシップ)として君臨することで、グループ全体の観光列車戦略の格を大きく引き上げました。
ななつ星に乗った乗客が、次の旅では別のD&S列車をリピートしたり、ななつ星の運行ルート周辺の観光地全体の格付けが上がったりと、「点(列車単体)」ではなく「面(九州全体)」での観光需要を底上げするエコシステムを作り上げました。
③ 「地域共創型」ビジネスモデルの提示
ななつ星の価値は、自社だけで利益を独占しなかったことにあります。車内で提供される食材、伝統工芸品の調度品、立ち寄る先の老舗旅館や温泉地など、九州の地元の超一流のプレイヤーたちとタッグを組み、地域にお金が落ちる仕組みを徹底しました。
また、列車が通るたびに沿線の住民や駅員が手を振って歓迎する光景は、地域の「誇り」や「一体感」を生み出しました。地方の過疎化を嘆くのではなく、地方に眠る「固有の豊かさ」を再発見して世界へ発信する──この「地域共創」の姿勢こそが、サステナブル(持続可能)な地方活性化モデルとして、その後の日本の観光インバウンドや他社のクルーズトレイン(JR東日本の「TRAIN SUITE 四季島」やJR西日本の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」など)へ決定的な影響を与えたと言えます。
💡 総括
「ななつ星in九州」の企画の価値とは、単なる「富裕層向けの豪華列車」を作ったことではなく、「人口減少に悩む地方鉄道が、アイデアとデザイン、そして地域の熱意を掛け合わせれば、世界最高峰の付加価値を生み出せるプロバイダーへと脱皮できる」ということを証明した点にあります。
それはJR九州を上場へと導く強力なシンボルとなり、日本の観光立国としての可能性を大きく広げる、まさに歴史的な大英断であったと言えます。
NHKの「新プロジェクトX〜挑戦者たち〜」で放送された「世界が認めた豪華列車〜赤字鉄道が起こした奇跡〜」は、廃線の危機に瀕していた九州の赤字鉄道(JR九州)が、日本初の本格的クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」を生み出し、世界最高峰の評価を受けるまでに至った執念の敗者復活劇を描いたドキュメンタリーです。
📺 放送内容のあらすじ
物語の舞台は、国鉄分割民営化(1987年)によって発足したJR九州。当時の九州は「鉄路の将来性がない」と見なされ、発足当初から巨額の赤字を抱える苦しい船出でした。
そんな中、「列車を単なる移動手段ではなく、旅の目的地そのものにする」という途方もない構想に挑んだのが、当時の社長(後に会長)の唐池恒二(からいけ こうじ)氏と、世界的デザイナーの水戸岡鋭治(みとおか えいじ)氏のコンビでした。
番組では、二人が描いた理想の「豪華列車」を現実のものにするため、数々の不可能に立ち向かった現場の技術者や職人たちの知られざるドラマが描かれます。
「動く超高級ホテル」をつくる壁:
走行中の激しい揺れや騒音を抑えつつ、最高級の木材や工芸品で客室を埋め尽くさなければならないという、従来の鉄道車両製造の常識を覆す過酷な設計。
伝統工芸職人たちの執念:
客室のドアや窓に施された福岡の伝統工芸「大川組子(おおかわくみこ)」や、14号車(最上級スイート)の壁一面を飾る柿右衛門様式の有田焼など、日本の伝統美を極限まで追求した職人たちの格闘。
地域を巻き込んだ「おもてなし」:
ただ豪華な列車を走らせるだけでなく、沿線の住民たちが手を振り、地元の旬の食材を提供し、九州全体で乗客を歓迎する仕組みを作り上げた情熱。
✨ ここが見どころ!
1. 「水戸岡鋭治の執念」と小倉工場・車両メーカーの技術者たち
水戸岡氏が描いたミリ単位の美しいデザイン画は、従来の鉄道の安全基準や施工方法からは「不可能」と言われるものばかりでした。
特に、極限まで揺れを抑えるための最新技術(フルアクティブサスペンション)の導入や、車内に職人技をどう組み込むかという点について、現場の技術者たちが寝食を忘れて知恵を絞り、形にしていくプロセスは圧巻のドラマです。
2. 「大川組子」や「有田焼」職人たちの命がけの仕事
列車は常に振動し、寒暖差にも晒されます。繊細な木工細工である組子細工が割れてしまわないか、陶芸の人間国宝(十四代酒井田柿右衛門)が描いた遺作の洗面鉢が割れないか――。
「動く空間」だからこそ生じる技術的困難に、伝統を守り続けてきた職人たちがプライドをかけて挑む姿に胸を打たれます。
3. 「赤字」から「世界の最高峰」へ
完成した「ななつ星 in 九州」は、2013年の運行開始以来、高額な乗車料金にもかかわらず抽選倍率が数十倍に達する大人気列車となりました。さらに、米国の旅行誌『コンデナスト・トラベラー』などで「世界一のクルーズトレイン」に選出されるという快挙を成し遂げます。
「地方の赤字鉄道」とバカにされた人々が、自分たちの故郷(九州)の魅力と日本の職人技を信じ抜き、世界を誇らせるブランドへと昇華させたストーリーは、まさに「新プロジェクトX」の真骨頂と言える胸熱な内容です。
『新プロジェクトX』の同エピソードでは、車両の完成や職人たちの技だけでなく、「人」が起こした奇跡として「初代クルーの試行錯誤」と「地域住民との心温まる交流」にもスポットが当てられました。
番組でも深く描かれた、胸を打つエピソードをご紹介します。
1. 初代クルーの誕生秘話:手探りの「最高のおもてなし」
「ななつ星」を運行するにあたり、JR九州には「超高級クルーズトレイン」にふさわしい接客ノウハウが全くありませんでした。そこで全国から集められたのが初代クルーたちです。
ホテルや航空業界からの転職者、新入社員の抜擢
接客のプロとして一流ホテルなどからヘッドハンティングされたメンバーや、社内公募で「九州の魅力を伝えたい」と手を挙げた若手社員が集められました。
マニュアルゼロからの地獄の研修
運行開始の数か月前から、厳しいトレーニングが始まりました。
単に「料理を運ぶ」「ベッドメイクをする」という技術だけでなく、一流の客を満足させるための「気配り」や「会話の引き出し」が求められました。世界最高峰のサービスを体得するため、クルーたちは揺れる車内を模した空間でトレイを運ぶ練習を重ねたり、九州全7県の歴史・文化・食材の知識を徹底的に叩き込まれました。
「乗務員」ではなく「旅の演出家」へ
初代クルーたちが大切にしたのは、マニュアル通りの堅苦しい接客ではなく、「乗客の思い出に寄り添う親しみやすさ」でした。乗客一人ひとりの記念日や誕生日に合わせたサプライズ演出や、車窓の風景に合わせた即興のガイドなど、「機械的な高級サービスではなく、血の通った温かいおもてなし」のスタイルを自分たちの手でゼロから作り上げたのです。
2. 地域住民との交流:冷めていた沿線が「歓迎の舞台」に
かつて国鉄分割民営化の時代、過疎化が進む沿線住民の間には「どうせ赤字路線はいつか廃線になる」「鉄道会社は自分たちを見ていない」という冷ややかな空気(背を向けられた状況)がありました。
「ななつ星」は、その途切れていた絆を劇的に繋ぎ直すことになります。
農家や生産者との「一皿」を通じた交流
「ななつ星」の車内で提供される食事には、九州各地の小さな農家や漁師がプライドを持って育てた食材が使われています。番組では、生産者の元へクルーやシェフが何度も足を運び、「あなたたちの作った野菜や魚が、世界中から来るお客様を感動させている」と伝えることで、地元の人々が自分の仕事と故郷に大きな誇りを取り戻していくプロセスが描かれました。
「手を振る」という自然発生の奇跡
運行が始まると、線路脇や駅のホーム、さらには畑仕事の手を休めた農家の人々、園児たちが、通過する「ななつ星」に向かって笑顔で大きく手を振る光景があちこちで見られるようになりました。
鉄道会社が無理に頼んだわけではなく、「自分たちの街に、世界一誇らしい列車が走っている」という誇りと愛着から生まれた自然発生の歓迎でした。
乗客と住民の国境を越えた温かいドラマ
乗客たちは、車窓から溢れんばかりの笑顔で手を振る地元の人々の姿を見て、「こんなに温かく迎えられる旅は世界中どこにもない」と涙を流して感動したと言います。
単に「豪華な部屋に泊まる」だけではなく、「九州の人々の温かさに触れること」こそが「ななつ星」の最大の価値(おもてなし)になった瞬間でした。
「新プロジェクトX」が伝えたメッセージ
「ななつ星」が世界最高峰の評価を受けたのは、高価な車両や調度品のおかげだけではありません。
現場で汗を流したクルーたちの情熱と、列車をあたたかく迎えた九州の地域住民たちの愛が合わさったからこそ、あの奇跡の列車が完成したのだということを、番組は強く印象付けていました。
【世界が認めた豪華列車】
— NHK PR (@NHK_PR) May 15, 2026
この列車、博多駅で偶然見かけて写真を撮ろうとしたら、車体が✨ピカピカで…上手く撮れませんでした。
今夜8:07からの総合テレビ #新プロジェクトX は、九州の魅力を伝え、住民が誇れる列車の物語です。
▼番組の情報を見る▼https://t.co/CxUgMjxfxU
▼車内もねえ▼ pic.twitter.com/wpX08uipwm

















