給料10円、高いか安いか💰【連続テレビ小説】風、薫る(62)第13週「白日の夢」
給料10円、高いか安いか
こんにちは
猫好き父さんです
当時の世の中としては
高い方だったようですが
10円と言えば
あらすじ
りん(見上愛)と直美(上坂樹里)たちは、ツヤ(東野絢香)が働きながら看護科の授業を受けられるようにしてほしいと、院長の多田(筒井道隆)に頼み込む。条件付きで認められ、看護学生と一緒に受講できるようになったツヤは喜ぶ。そして、いよいよりんたちの初めての給料日がやってきた。
出演者
【出演】見上愛,上坂樹里,佐野晶哉,生田絵梨花,原嶋凛,甲斐翔真,池田朱那,東野絢香,筒井道隆,水野美紀,坂東彌十郎,【語り】研ナオコ
原作・脚本
【脚本】吉澤智子,【原案】田中ひかる
音楽
【音楽】野見祐二
待ちに待ったこの日。
— 朝ドラ「風、薫る」公式 (@asadora_nhk) June 22, 2026
初めてのお給金を手にしたりん、直美、多江、トメ。
みんなで「いち、にの、さんっ!」で開けてみましたが中身は……
👇アメリカでは30円、と言われていましたが……https://t.co/9AmhelcLfy#朝ドラ #風薫る
見上愛 上坂樹里 生田絵梨花 原嶋凛 pic.twitter.com/JPFMouDBI2
明治時代の看護婦(看護師)の給料は、結論から言うと「当時の女性の職業としては悪くない(むしろ良い方)が、仕事の過酷さや専門性を考えると決して高くはなかった」という絶妙な立ち位置にありました。
当時の具体的な給料と物価、そして現代の価値に換算したバランスを紐解いてみましょう。
1. 明治中期の看護婦の給料
明治中期(1890年代〜1900年前後)を基準にすると、一人前の看護婦の月給はおよそ 10円 前後でした。学校を卒業したばかりの見習い層や、慈善団体に所属するケースでは月3円〜5円というケースもありました。
これを当時の他の職業の月給と比較してみます。
| 職業 | 当時の月給(明治30年代) |
| 住み込みの女中・下女 | 約 1.5円 〜 3円 |
| 紡績工場の女性労働者 | 約 3円 〜 5円 |
| 看護婦(一人前) | 約 10円 |
| 小学校の教員(初任給) | 約 10円 〜 13円 |
| 警察官・巡査(初任給) | 約 9円 |
| エリート官僚・公務員 | 約 50円 〜 |
こうして見ると、一般的な女性の労働(女中や工場勤務)に比べれば、看護婦の「10円」は2倍以上の収入であり、女性が自立して稼げる数少ない「専門職」だったことが分かります。小学校の先生や警察官の初任給ともほぼ同等です。
しかし、夜勤があり、感染症のリスクと隣り合わせで、人の命を預かるという過酷な労働環境に見合っていたかというと、かなり薄給だったとも言えます。
2. 当時の「10円」の価値と物価
明治30年代の「1円」は、現在の価値に換算するとおよそ 3,000円 〜 20,000円(何を基準にするかで変動)と言われますが、当時のリアルな物価(米や日用品)を基準にすると、「1円 = 現代の約1万円」と考えるとイメージしやすいです。
つまり、月給10円は現代の価値で「約10万円」ほどになります。
当時の物価一覧(明治30年頃)
白米(10kg): 約 1円10銭(現在の約11,000円)
かけそば(1杯): 1銭5厘 〜 2銭(現在の約150円〜200円)
家賃(東京の長屋・1間の月額): 約 1円 〜 2円(現在の約1万〜2万円)
新聞(1ヶ月): 約 20銭 〜 30銭(現在の約2,000円〜3,000円)
銭湯(大人1回): 1銭2厘(現在の約120円)
※ 1円 = 100銭 / 1銭 = 10厘
どのような暮らしができたか?
月給10円あれば、家賃を払い、お米を十分に買い、質素ながらも1人で自立して生活していくことは十分に可能でした。
ただし、当時は「派出(はしゅつ)看護婦」といって、裕福な個人の家庭に住み込みで24時間看病に行く働き方も多く、その場合は「日給 50銭〜80銭(現代の5,000円〜8,000円)」ほどが相場でした。病院勤務よりも拘束時間が長い分、割が良く、しっかり稼ぎたい看護婦はこうした派遣の働き方を選んでいたようです。
まとめ:
明治時代の看護婦は、女性の仕事としてはエリートの部類(月給10円=現代の約10万円)に入りましたが、命がけのハードワークに対しては「公務員の初任給レベル」に留まっており、決して恵まれた待遇とは言えない中で日本の医療の土台を支えていました。

















