明治23年頃の10円の価値について💰【連続テレビ小説】ばけばけ 第4週「フタリ、クラス、シマスカ?」(18)
明治23年頃の10円の価値について
こんにちは
猫好き父さんです
学生さんたちが
県から奨学金10円を毎月支給されている
という件がありましたので
そのあたりの価値について
調べてみました
さてさて
貧乏な二人は
このまま
あらすじ
銀二郎(寛一郎)を探しに東京に来たトキ(髙石あかり)は、銀二郎と一緒に暮らす松江出身者の錦織(吉沢亮)、根岸(北野秀気)、若宮(田中亨)と出会う。みんなで銀二郎の帰りを待つ中、トキは錦織たちに銀二郎との関係を話し始める。そんな中、銀二郎が下宿に戻り、トキと銀二郎は再会。松江へ一緒に帰ろうと復縁を願うトキに銀二郎の返事は?
出演
【出演】髙石あかり,吉沢亮,小日向文世,池脇千鶴,岡部たかし,寛一郎,北野秀気,田中亨,徳田尚美
【作】ふじきみつ彦
【音楽】牛尾憲輔
1890年頃(明治23年)の10円の貨幣価値
1890年頃(明治23年)の10円の貨幣価値を現代の価値に換算するのは、単純な比較が難しいため、いくつかの物価や賃金を基に考察する必要があります。
当時と現代では、経済構造、人々の生活水準、物価の基準となる品目が大きく異なるため、「現在の〇〇円に相当する」と断定的な金額を示すことはできませんが、大まかな購買力や当時の価値を以下に示します。
10円の貨幣価値の目安(1890年頃)
1890年頃の10円は、現代において非常に大きな購買力を持っていました。
| 比較対象 | 1890年頃の価格(目安) | 10円で買える量・サービス(現在の価値換算の目安) |
| 一般的な収入 | 警察官の初任給:約8円 | 当時の月給を上回る。現在の数十万円~100万円近い購買力に相当すると見られます。 |
| 米 | 米1升(約1.5kg):約10~15銭(0.10円~0.15円) | 米約67升~100升(約100kg~150kg)。家族が数ヶ月暮らせる食料。 |
| 新聞 | 新聞1部:約1銭(0.01円) | 新聞1,000部。 |
| 銭湯 | 入浴料:約1~2銭(0.01円~0.02円) | 約500~1,000回分の入浴料。 |
考察と現代の価値換算の目安
当時の10円の価値を、現代の価値に換算すると、おおよそ以下のようになると言われています。
| 換算の基準 | 現代の価値の目安 | 考察 |
| 企業物価指数 (BPIC) | 約20万円~30万円 | 企業間の取引価格を基にした換算。より広範なモノの価値を測る際に使われます。 |
| 消費者物価指数 (CPIC) | 約5万円~10万円 | 消費者が購入する生活必需品(食料など)を基にした換算。庶民の生活実感に近い価値を示します。 |
| 初任給・賃金 | 約100万円以上 | 警察官や教師などの月給が約8円~12円程度だったため、10円は月給に匹敵するか、上回る額でした。賃金を基準にすると、当時の10円は現代の100万円近い価値があったと言えます。 |
結論として、1890年頃の10円は、
**現在の貨幣価値に直すと、最低でも数万円の購買力があり、当時の月給と比較すると数十万円~100万円に近い感覚の「大金」**であったと言えます。
明治時代初期の貨幣価値は、物価や賃金が現代とは比較にならないほど低かったため、現在の感覚で「10円=10円」と見ると、当時の経済的な重みが全く理解できない点に注意が必要です。
1890年頃(明治23年)の東京、特に文京区(当時の本郷・小石川周辺で、東京大学など学校が多かった地域)で学生一人が生活するのに必要だった費用は、現在の金銭感覚で言うと非常に安いですが、当時の生活水準から見ると決して楽な額ではありませんでした。
当時の生活費は、月額約10円~15円程度が目安とされます。
この時代の物価や賃金を考慮すると、以下の内訳が考えられます。
1. 費用の内訳(月額目安)
| 項目 | 費用(円・銭) | 備考 |
| 下宿代(家賃) | 2円50銭~5円 | 食事付きの下宿ではもう少し高くなる。 |
| 食費(自炊/外食含む) | 3円~5円 | 食事付き下宿であれば、この費用は家賃に含まれる。 |
| 雑費 | 3円~5円 | 教科書、筆記具、衣服、交通費、散髪代など。 |
| 合計 | 約8円50銭~15円 | 当時の初任給(8円~12円)に匹敵するか、それを上回る額。 |
2. 当時の貨幣価値との比較
当時の一般の賃金と比較すると、学生の生活費の重さが分かります。
| 職業・物価 | 1890年頃の月給・価格の目安 |
| 警察官の初任給 | 約8円 |
| 小学校教員の初任給 | 約9円 |
| 米1升(約1.5kg) | 約10~15銭(0.10円~0.15円) |
| 人力車の初乗り | 1銭 |
当時の学生の生活費(約10円~15円)は、一般的なサラリーマンや公務員の月給に匹敵するか、それ以上の額であり、これは現代の価値で言えば**数十万円(現在の50万円~100万円近い購買力)**に相当する支出感覚でした。
そのため、当時、地方から東京へ出て大学に通う学生は、実家が裕福であるか、奨学金(当時からあった)を受けるか、非常に厳しい節約生活を送る必要がありました。
3. 文京区(本郷)周辺の学生生活の特徴
文京区周辺(特に本郷)は、東京大学のキャンパスがあり、多くの下宿屋や古本屋、そして学生向けの安価な飲食店が集まる学生街でした。
下宿の形態:
食事付き下宿: 部屋代と食費(朝・夕食)がセットで、費用は高めでしたが、自炊の手間がないため人気がありました。
自炊: 食費を抑えるために、学生が共同で生活したり、自炊をしたりするケースもありました。
節約: 食費を切り詰めたり、新聞配達や家庭教師などのアルバイト(当時「書生」と呼ばれる住み込みの手伝いも一般的)をしたりして、生活費を捻出するのが一般的でした。
言えないままだった言葉を銀二郎さんに伝えるトキ。
— 朝ドラ「ばけばけ」公式 放送中 (@asadora_bk_nhk) October 21, 2025
そして、銀二郎さんの気持ちを聞きました。
戯言だと思っていた“夫婦二人だけの東京暮らし”が、今、トキの目の前にあります。#髙石あかり #寛一郎#ばけばけ pic.twitter.com/xAIWoK6RCl
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