FDPはマリコさんを退職に追いやった因縁の手法🚨大追跡〜警視庁SSBC強行犯係〜 Season2 #6/顔のない過去
FDPはマリコさんを退職に追いやった因縁の手法
こんにちは
猫好き父さんです
あらすじ
婚活中の仁科瑠美(丸山礼)は、結婚相談所で出会った好青年・西尾智明(阪本奨悟)と仮交際へ進み、すっかり浮き立つ。そんな中、10年前の未解決殺人事件が再捜査され、伊垣(大森南朋)、名波(相葉雅紀)、遥(松下奈緒)らはDNAから犯人の顔を予測する最新技術で捜査を開始。ところが、瑠美の“運命の相手”西尾が事件と深い関わりを持つ人物と判明!さらに疑惑を深める事実まで浮上し、瑠美は恋と使命の狭間で揺れる-。
◇キャスト
大森南朋、相葉雅紀、松下奈緒、伊藤淳史、髙木雄也、足立梨花、丸山礼、野村康太/光石研/遠藤憲一/佐藤浩市 【ゲスト】阪本奨悟、渡辺真起子、坂口涼太郎、パパイヤ鈴木、水瀬紗彩耶 ほか
◇脚本
福田靖
◇監督
田村直己(テレビ朝日)
◇音楽
【音楽】沢田完 【主題歌】DREAMS COME TRUE『BEACON -TBA Version-』(DCTrecords/UNIVERSAL SIGMA)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】服部宣之(テレビ朝日)【チーフプロデューサー】黒田徹也(テレビ朝日)【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日)、島田薫(東映)、目黒正之(東映)
◇おしらせ
☆番組HP https://www.tv-asahi.co.jp/daitsuiseki2/ ☆X(旧Twitter) https://x.com/daitsuiseki_ex ☆Instagram https://www.instagram.com/daitsuiseki_ex
\今夜9時放送/
— 『大追跡 警視庁SSBC強行犯係 Season2』7/22スタート!毎週水曜よる9時【公式】 (@daitsuiseki_ex) August 26, 2026
―第6話―
DNAから【犯人の顔】を予測!?👤
日本未導入の最先端技術で
10年前の未解決殺人事件を大追跡!
瑠美(#丸山礼)の
“運命の婚活相手”が容疑者に!?
恋か、警察官としての使命か…💔
SSBCが暴く、10年前の事件の真相とは――
『#大追跡 〜警視庁SSBC強行犯係〜Season2』… pic.twitter.com/lOjY43iY46
フォレンジックDNAフェノタイピング(Forensic DNA Phenotyping:FDP)
**フォレンジックDNAフェノタイピング(Forensic DNA Phenotyping:FDP)は、犯罪捜査などで、現場に残されたDNAから「そのDNAを持つ人物の外見的特徴や生物学的特徴を統計的に推定する」**技術です。
通常のDNA鑑定が「このDNAは誰のものか」を調べるのに対し、DNAフェノタイピングは、
「このDNAの持ち主は、どんな外見の人物である可能性が高いか?」
を推定するところが大きな違いです。
🧬 何が分かるの?
現在、比較的研究・実用化が進んでいるのは主に次のような形質です。
| 推定対象 | 例 | 信頼性の目安 |
|---|---|---|
| 👁️ 目の色 | 青・茶など | 比較的高い |
| 💇 髪の色 | 金髪・茶髪・黒髪など | 比較的高い |
| 🧑 肌の色・色素 | 明るい・中間・暗いなど | 比較的高い |
| 👴 年齢 | DNAメチル化などから推定 | 中程度 |
| 🧬 生物学的性別 | DNA上の性染色体情報など | 高い |
| 🧑🦱 顔の形 | 顔幅・鼻など | 研究段階の要素が多い |
| 🧍 身長 | 遺伝的要因から推定 | 限界が大きい |
| ⚖️ 体格 | 一部の遺伝的傾向 | 実用性は限定的 |
重要なのは、「顔写真をDNAから完全に復元する技術」ではないということです。
🔬 普通のDNA鑑定とは何が違う?
ここが一番分かりやすいポイントです。
従来のDNA鑑定
例えば犯罪現場からDNAが採取されたとします。
警察が容疑者AのDNAを持っているなら、
現場DNA
↓
STR型などを比較
↓
「Aと一致する/一致しない」
という使い方ができます。
つまり、
「誰なのか」
を調べる技術です。
DNAフェノタイピング
一方、容疑者のDNAデータベースに該当する人物がいなかった場合、
現場DNA
↓
遺伝子変異を解析
↓
「茶色の目である可能性が高い」
「暗い髪色である可能性が高い」
「比較的明るい肌色の可能性がある」
などを推定します。
つまり、
「誰なのか分からない。でも、どんな人物なのかを絞り込む」
ための技術です。
👁️ 目の色が代表例
FDPで比較的よく研究されているのが虹彩の色です。
目の色には複数の遺伝子が関係しています。
特に、
HERC2
と
OCA2
周辺の遺伝的変異が重要です。
例えば特定の遺伝子型の組み合わせから、
青い目である確率が高い
あるいは
茶色の目である確率が高い
という予測を行います。
ただし、
「この遺伝子だから必ず青い目」
という単純なものではありません。
複数の遺伝子と集団差などが関係するため、基本的には確率的な予測です。
💇 髪の色も同じ
髪色も複数の遺伝子が関係します。
特に、
MC1R
などが有名です。
例えば赤毛にはMC1Rの特定の変異が関係することが知られています。
そのため、
「赤毛の可能性が高い」
といった推定ができます。
ただし、これも
DNA → 完全な髪色
ではありません。
年齢、染髪、環境などもあります。
🧑 肌の色
肌の色についても遺伝的な情報からある程度推定できます。
しかし、ここは特に注意が必要です。
肌の色は、
多数の遺伝子
紫外線
年齢
ホルモン
環境
などの影響を受けます。
したがって、
「DNAから人種を判定する」
という単純な技術ではありません。
むしろ科学的には、
色素形成に関係する遺伝的特徴から、皮膚の色素表現型を確率的に推定する
と考えたほうが正確です。
👴 「DNAから年齢」がかなり面白い
FDPの中でも特に興味深いのが、DNAメチル化を利用した年齢推定です。
DNAの塩基配列そのものではなく、
DNAに付いている化学的な「目印」
であるメチル化の状態を調べます。
人間のDNAでは、加齢に伴って特定の場所のメチル化パターンが変化します。
そこで、
DNAメチル化パターン
↓
統計モデル
↓
推定年齢
ということが可能になります。
ただし、
「37歳」
とピタリと当てるような魔法ではありません。
誤差を伴う推定値です。
🧑🦰 顔そのものはどうなの?
ここがSF作品で誤解されやすいところです。
DNAから、
「この人の顔はこれです」
と完全な顔写真を作ることは、現在の科学ではできません。
顔には非常に多くの遺伝的要因が関係しています。
例えば、
鼻の形
顔の幅
顎の形
目の形
頬骨
唇
など。
しかも、
遺伝+発育+環境+加齢
が複雑に絡みます。
そのため、現在のFDPで作られる「顔」は、あくまで統計的な予測・推定モデルとして見る必要があります。
🤖 AIとの組み合わせが非常に重要
ここからが、以前お話しした**『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』のデジタル捜査や、『VIVANT』のAI「ヤス」**の話ともつながってきます。
例えば、
犯罪現場のDNA
から、
目の色:茶色の可能性 80%
髪色:黒~暗褐色の可能性 90%
年齢:30~40歳程度
性別:男性
などの情報を得たとします。
そこに、
防犯カメラ
+
顔認識
+
SNS
+
移動履歴
+
スマートフォン情報
+
地理情報
などを組み合わせる。
すると、
DNA
「こういう人物らしい」
↓
防犯カメラ
「この地域に似た人物がいる」
↓
AI
「DNA予測と映像特徴が一致する人物を抽出」
↓
捜査員
「候補者を捜査」
という流れが考えられます。
つまりFDP単独よりも、
「DNAを検索の入口にする」
という使い方が重要になってきます。
⚠️ 最大の問題は「確率」をどう扱うか
ここが非常に重要です。
例えばDNAから、
「青い目である確率80%」
と出たとしても、
20%は青い目ではない可能性があります。
それなのに捜査員が、
「このDNAの人物は青い目だ」
と断定してしまうと危険です。
さらに、
「30~40歳」
「男性」
「黒髪」
などの条件を組み合わせても、それだけで特定の人物を意味するわけではありません。
FDPは、
「犯人を特定する技術」
というより、
「捜査対象を絞るための情報を提供する技術」
と理解するのが適切です。
🚨 冤罪・プライバシーの問題
FDPには科学的な問題だけでなく、倫理・人権上の問題があります。
特に問題になるのが、
「祖先集団の推定」
です。
DNAには祖先に関係する情報が含まれるため、
「この人物はヨーロッパ系の祖先を持つ可能性が高い」
などと推定することがあります。
しかし、それをそのまま、
「白人だからこの人物」
のように捜査へ利用すると、偏見やプロファイリングにつながる危険性があります。
さらにDNAは非常に個人的な情報なので、
誰がDNAを解析できるのか
何の目的で利用できるのか
データをどのくらい保存するのか
という問題もあります。
🇯🇵 日本ではどうなの?
日本では、米国や一部の欧州諸国ほどFDPが犯罪捜査の一般的な手法として広く制度化されているわけではありません。
日本の犯罪捜査でDNA鑑定というと、まず重要なのは、
STR型などを利用して個人識別を行うDNA型鑑定
です。
つまり、
「現場資料と容疑者のDNAが一致するか」
という個人識別が中心。
一方、
「現場DNAから目・髪・肌・年齢などを予測する」
というFDPは、研究・技術開発・海外での利用事例を含めて考える必要があります。
🔮 将来はどうなる?
今後かなり進歩する可能性があります。
例えば、
現在
DNA
→ 目・髪・肌などの確率的推定
将来
DNA
+
エピゲノム
+
AI
+
集団遺伝学
+
3D顔モデル
↓
「このDNAを持つ人物の外見的特徴を統計的に推定」
という方向です。
ただし、映画のように「DNAを入れたら本人そっくりの顔写真が出てくる」段階とは大きな隔たりがあります。
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