miletさんがナレーション🎤Dearにっぽん「ふたり 福島の海で ~ある漁師親子の対話~」📺10/8 (日) 8:25 ~ 8:50
Dearにっぽん「ふたり 福島の海で ~ある漁師親子の対話~」
こんにちは
猫好き父さんです
この番組良いですよね
miletさんのナレーションも
とても素敵です
是非ご覧ください!
画像は公式からの引用です
初回放送日:2023年10月8日
福島の海で、意見をぶつけあう漁師の親子がいる。原発の処理水の海洋放出に反対し続ける父と、避けられない以上その先を考えるべきだという息子。二人の対話を見つめる。
福島の漁師、小野春雄さんと智英さん親子。福島第一原発の処理水を海に放出する国の方針を巡り、二人の考えは食い違ってきた。風評で魚価が下がることを懸念し、津波で亡くなった弟が大切にしてきた海を思う父春雄さん。反対し続ける父に対して、息子の智英さんは、放出が避けられない以上、魚の安全性をアピールするなどの対応に力を入れるべきだという。放出の前から記録してきた二人の対話は何を投げかけるのだろうか?
10/8(日) 8:25〜 #Dearにっぽん
— milet(ミレイ) (@milet_music) October 7, 2023
「ふたり 福島の海で ~ある漁師親子の対話~」
ナレーションをさせていただきました。
それぞれの方の海への想いがストレートに伝わってきます。
音楽の使い方も素敵でした。
ぜひご覧ください🌊🐟 https://t.co/DwheHJivSJ
福島第一原発処理水海洋放出と地元漁師の葛藤
東京電力福島第一原子力発電所(福島第一原発)にたまり続ける「処理水」の海洋放出は、地元福島県の漁業者にとって、震災と原発事故以降、最も重く、避けられない課題の一つとして立ちふさがっています。政府と東京電力は、多核種除去設備(ALPS)でトリチウム以外の放射性物質を基準値以下に除去した「処理水」を海洋放出する方針を決定し、国際原子力機関(IAEA)も安全性を評価していますが、地元の漁業者は深い葛藤を抱えています。
漁業者の主な葛藤
漁業者の葛藤は、主に以下の点に集約されます。
「安全」と「風評」のジレンマ
科学的安全性の説明と現実の不安: 政府や東京電力は、処理水を海水で薄め、国の規制基準をはるかに下回る濃度にして放出することで、科学的に安全であることを繰り返し説明しています。しかし、漁業者たちは、それがたとえ科学的に安全だとしても、「原発からの水が海に流される」という事実が、消費者の間に新たな不安や不信感を生み出し、水産物の「風評被害」を再燃させることを強く懸念しています。
目に見えない風評の怖さ: 風評被害は、科学的なデータや説明だけでは払拭しにくい、人々の感情や心理に根差した問題です。東日本大震災と原発事故以来、福島の漁業は長年にわたる操業制限や厳しい検査を経て、ようやく「常磐もの」と呼ばれる高品質な魚介類の信頼を回復し、なりわいを再建してきました。その努力が、処理水放出によって再び失われるのではないかという強い危機感を抱いています。
政府・東電との「約束」と「不信感」
「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」という約束: 政府と東京電力は、処理水の処分に関して「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」と書面で約束していました。しかし、漁業者からは、この約束が十分に守られていない、一方的に放出が決定されたという強い不信感が根強くあります。
「二重の加害」という訴え: 一部の漁業関係者は、「原発事故からようやく漁業などが再建できそうなのに、海洋放出で再び被害を与えるのは『二重の加害だ』」と訴え、国と東電を提訴する動きも見られました。彼らにとって、これは生活の基盤だけでなく、精神的な負担も大きい問題です。
生業(なりわい)の維持と未来への不安
収入への直接的な影響: 中国による日本産水産物の全面禁輸措置など、実際に国際的な影響も出ており、特にホタテなどの輸出に頼る漁業者は大きな打撃を受けています。賠償金や支援策が講じられていますが、それらが長期的な生業の維持につながるのか、不安は尽きません。
後継者問題: 若い世代の漁師たちも、今回の放出によって「これから頑張ろうという人にまた新たな風評の問題を投げかける」と感じており、将来的に漁業を継ぐ人がいなくなるのではないかという懸念も抱えています。
「反対」を言い続けることの難しさ
処理水放出に反対の声を上げ続けることは、自身の漁業への風評を自ら誘発していると見なされるリスクを抱えるという、漁業者にとって非常に苦しい立場があります。どちらの判断をしても、彼らは難しい状況に置かれています。
複雑な感情の背景
漁業者たちは、海と共にある暮らしの中で、自然と向き合い、その恵みに感謝しながら生きてきました。原発事故で一度は海の全てを奪われ、長い苦難の道を歩んできた彼らにとって、再び「海を汚す」可能性のある行為は、単なる経済的な問題に留まらない、倫理的、感情的な側面も持ち合わせています。彼らの「海を放射能で汚さないで」という声は、当たり前の願いであり、その声が届かないことへの深い悲しみと無力感も背景にあります。
福島第一原発の処理水問題は、科学的な安全性の確保と、地域住民、特に漁業者の感情や生業の回復という、複雑な要素が絡み合った、真の復興を問う課題であり続けています。
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