蔦重が輝いて見える🍆べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~(12)俄(にわか)なる『明月余情』
ひとと我との隔てなく
こんにちは
猫好き父さんです
俄ってそういう意味なのか!と
いたく感心しました
新しいことを企画するときの
蔦重は輝いて見えますね
あらすじ
昨年に続き吉原で行われる『俄(にわか)』祭り。その企画の覇権を巡り、大文字屋(伊藤淳史)と若木屋(本宮泰風)らの間で戦いの火ぶたが切られた。蔦重(横浜流星)は、30日間かけて行われる俄祭りの内情を面白おかしく書いてほしいと平賀源内(安田顕)に執筆を依頼すると、朋誠堂喜三二はどうかと勧められる。喜三二の正体は、かつて蔦重も会っていた、宝暦の色男とも呼ばれている秋田佐竹家留守居役のあの男だった…。
【出演】横浜流星,安田顕,小芝風花,井之脇海,小野花梨,本宮泰風,伊藤淳史,尾美としのり,西村まさ彦,片岡愛之助,高橋克実,寛一郎,寺田心,市原隼人,中村蒼,正名僕蔵,山路和弘,【語り】綾瀬はるかほか
【作】森下佳子
【音楽】ジョン・グラム
吉原俄
吉原の俄(よしわらのにわか)とは、江戸の吉原遊郭で行われた即興の芝居のことです。
吉原俄の概要
- 享保年間(1716~1736年)に始まり、毎年8月中旬から9月中旬まで吉原の街頭の屋台の上で、幇間(ほうかん)や芸者などが演じたものです。
- 吉原の茶屋桐屋伊兵衛という者の思いつきで、同好の士とともに即興の狂言をこしらえて吉原中の町を演じ歩いたのが評判となり、引き続いて二、三日、趣向を替えて演じたのが始まりといわれています。
- 即興劇を素人が演じるもので、歌舞伎の演目を再現したものもありました。
- 吉原俄は8月の行事であり、仲之町通りは俄のパレードで大変にぎわったと言われています。
- まるでテーマパークのパレードのような賑わいを見せていたようです。
吉原俄の特徴
- 事前に練習された決まった演目ではなく、その場の雰囲気や時事ネタに応じて、即興で演じられたことです。
- 芸者や幇間(ほうかん/男芸者とも)を中心に、吉原で働く人々も参加して、賑やかな芝居や踊りが繰り広げられました。
吉原俄は、江戸時代の庶民の娯楽として、吉原の文化を彩る重要な要素でした。
明月余情(めいげつよじょう)
「明月余情(めいげつよじょう)」は、江戸時代の吉原(現在の東京都台東区にあった遊郭)の風俗や文化を描いた黄表紙(絵入りの草双紙の一種)のタイトルです。
概要
- 安永6年(1777年)に出版されました。
- 朋誠堂喜三二(平沢喜三二)が序文を書いています。
- 吉原の俄(にわか、即興の寸劇や歌舞、踊りなどの大衆芸能)を中心に、当時の吉原の様子を生き生きと描いています。
- 吉原の文化や風俗、遊女たちの生活などを知ることができる貴重な資料です。
特徴
- 当時の吉原の様子を詳細に描いた風俗絵本です。
- 吉原で行われていた俄(にわか)という即興の芝居が描かれています。
- 当時の吉原の文化や遊女たちの生活を知ることができます。
- 古典籍資料であり、当時の文化や風俗を知る上で重要な資料です。
内容
- 吉原の俄(にわか)の様子
- 吉原の遊女たちの生活
- 吉原の文化や風俗
関連情報
- この作品は、江戸時代の吉原の文化や風俗を研究する上で重要な資料とされています。
- 2025年1月期のNHK金曜ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の中で、この「明月余情」が狂言として出てきます。
- 国立国文学研究資料館のARC古典籍ポータルデータベースで、資料を見ることができます。
「明月余情」は、江戸時代の吉原の文化や風俗を知ることができる貴重な資料です。
朋誠堂喜三二(ほうせいどう きさんじ)
朋誠堂喜三二(ほうせいどう きさんじ)は、江戸時代中期から後期にかけて活躍した戯作者です。本名は平沢常富(ひらさわ つねまさ)といい、武士でありながら、黄表紙(絵入りの草双紙の一種)や洒落本(しゃれぼん)などの戯作(げさく)の世界で才能を発揮しました。
概要
- 生没年:1735年 - 1813年
- 本名:平沢常富(ひらさわ つねまさ)
- 通称:平格(へいかく)
- 狂名:手柄岡持(てがらのおかもち)
- 身分:出羽国久保田藩の江戸詰め武士
人物像
- 江戸の秋田藩邸に仕える武士でしたが、若い頃から文芸に興味を持ち、俳諧や漢学を学びました。
- 吉原に通い詰め、遊郭の文化や風俗に精通していました。
- 洒落の効いた文章や、当時の風俗を生き生きと描いた作品が特徴です。
- 蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶろう)と親交が深く、多くの作品を出版しました。
主な作品
- 『親敵討腹鼓』(おやのかたきうって はらつづみ):黄表紙
- 『明月余情』(めいげつ よじょう):黄表紙
- 『文武二道万筋買』(ぶんぶにどう まんすじかい):黄表紙
その他
- 寛政の改革により、黄表紙の出版が規制されたため、その後は狂歌師として活動しました。
- 2025年1月期のNHK金曜ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の中で、この「明月余情」が狂言として出てきます。
朋誠堂喜三二は、江戸の文化を語る上で欠かせない人物の一人です。
「我と人と譲りなく
— 大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」日曜夜8時 (@berabou_nhk) March 23, 2025
ひとと我との隔てなく
俄の文字が整いはべり」
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