miletさんがナレーション🎤Dearにっぽん「“必笑”の男たち~長崎くんち 本石灰町~」📺11/12 (日) 8:25 ~ 8:50
Dearにっぽん「“必笑”の男たち~長崎くんち 本石灰町~」
こんにちは
猫好き父さんです
しまった
見逃した!
NHKプラスで
見逃し配信あるかなあ?
画像は公式からの引用です
初回放送日:2023年11月12日
港で毎晩筋トレに励む男たち。5か月後に控えた「長崎くんち」のためだ。しかし、けが人続出で離脱者も…祭りは何のためにあるのか?つなぎ止めたのは“必笑”だった。
約390年の伝統を持つ長崎くんちは、長崎市街の町が7年ごとに交代で演(だ)し物を奉納する神事。重さ約5トンの船をひき、荒々しい航海の様子を披露する本石灰町は、5ヶ月間に及ぶ過酷な稽古を続けるのが伝統だ。しかし、経験者は2人しか参加せず異例の事態に…習わしを見直し、笑顔が絶えない祭りにしようと奔走する総責任者。若い担い手たちに届くのか。家族と向き合い、自らを見つめ直す男たちの物語。
11/12(日) 8:25〜 放送
— milet(ミレイ) (@milet_music) November 11, 2023
NHK総合『#Dearにっぽん』
「“必笑”の男たち
〜長崎くんち 本石灰町〜」
ナレーションをしています。
ラストシーン、泣けました。
夏が恋しくなります。
私も長崎に行ってみたいな。
ぜひご覧ください🌻 https://t.co/YgmSJtixPz
長崎くんちについて:異国情緒あふれる豪華絢爛な秋の大祭
「長崎くんち」は、長崎市の氏神様である諏訪神社(すわじんじゃ)の秋季大祭で、毎年10月7日から9日までの3日間にわたって、長崎の町を挙げて盛大に開催されます。その豪華絢爛な奉納踊(ほうのうおどり)と、異国文化が融合した独特の雰囲気から、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
歴史と由来
長崎くんちの始まりは、寛永11年(1634年)にまで遡ります。当時の太夫町(現在の丸山町と寄合町)の二人の遊女、高尾と音羽が、諏訪神社の神前で謡曲「小舞」を奉納したのが起源とされています。
江戸時代、長崎は唯一海外に開かれた貿易港であり、ポルトガル、スペイン、オランダ、中国など、様々な国の文化が流入しました。長崎くんちは、こうした異国文化が奉納踊りの中に積極的に取り入れられ、年々豪華で華やかな祭礼として発展していきました。また、当時の長崎奉行の援助もあり、盛大に執り行われるようになりました。
「くんち」という言葉は、旧暦の9月9日を「重陽(ちょうよう)の節句」として祝う中国の風習が伝わり、9日(くにち)が転じて「くんち」と呼ばれるようになったとする説が一般的です。
特徴と特色
長崎くんちの最大の特徴は、異国情緒豊かな奉納踊りと、町ごとの独自の文化が融合している点にあります。
「踊町(おどっちょう)」制度
長崎市内の58ヵ町が7つの組に分けられており、毎年、担当する組の町が奉納踊りを披露します。この担当する町のことを「踊町」と呼びます。そのため、一つの踊町の奉納踊りを見るには、7年に一度しかチャンスがありません。これにより、祭りへの期待感と、各踊町の演し物への熱意が高まります。
豪華絢爛な奉納踊
奉納踊りは、龍踊(じゃおどり)、オランダ船、鯨の潮吹き、コッコデショ(太鼓山)など、多種多様です。中国、オランダ、ポルトガルなどの文化が色濃く反映されており、その動きや衣装、道具の細部にまで異国情緒が感じられます。
龍踊(じゃおどり): 中国の雨乞いの儀式に由来し、巨大な龍が玉を追って勇壮に舞い踊る、くんちを代表する演し物です。
コッコデショ(太鼓山): 高さ数メートル、重さ数トンにもなる巨大な山車を、数十人の男たちが「コッコデショ!」の掛け声とともに高く放り投げ、受け止める豪快な演し物です。その迫力は圧巻です。
オランダ船・唐人船: 貿易港長崎ならではの、異国の船を模した曳物(ひきもの)が町中を練り歩きます。
「庭見せ(にわみせ)」と「人数揃(じんぞろえ)」
お祭り直前の10月4日と5日には、「庭見せ」が行われます。これは、各踊町が本番で使う道具や衣装を自宅やお店の庭先に飾り、一般に公開するものです。また、前日の10月6日には「人数揃」として、本番さながらの衣装を身につけた出演者たちが町内を練り歩き、祭りの雰囲気を盛り上げます。
「モッテコーイ」の掛け声
奉納踊りが披露される場所では、観客から「モッテコーイ!」という掛け声が響きます。これは「もう一度来い!」という意味のアンコールを意味し、観客の熱気が最高潮に達すると、演者たちは再び同じ踊りを披露します。
「庭先回り」
諏訪神社などの本場所での奉納を終えた後、各踊町は長崎市内の商店や個人宅などを訪れ、踊りを披露して回ります。これを「庭先回り」と呼び、福を分け与えるという意味合いが込められています。この時、商店や民家の軒先には、その店の屋号や家紋をあしらった「暖簾(のれん)」が掲げられ、お祭り気分を一層高めます。
見どころ
長崎くんちは、諏訪神社、お旅所、八坂神社、中央公園など、市内のいくつかの場所で奉納踊が披露されます。それぞれの場所で観覧券が必要な有料席がありますが、無料で観覧できる「庭先回り」の場所を探して町中を散策するのも、くんちの醍醐味の一つです。
長崎くんちは、長崎の歴史と文化、そして人々の情熱が凝縮された、活気と感動に満ちたお祭りです。
長崎くんちにおける本石灰町の取り組み
長崎くんちには、長崎市内に58ヵ町ある「踊町(おどっちょう)」と呼ばれる町が7年に一度、当番で奉納踊りを披露します。本石灰町もその踊町の一つであり、その取り組みは、町の歴史と誇りを象徴する「御朱印船(ごしゅいんせん)」の奉納を中心に展開されます。
本石灰町の「御朱印船」
本石灰町の演し物は、豪華絢爛な曳物(ひきもの)である**「御朱印船」**です。この演し物には、長崎の歴史上、非常に重要な意味を持つ物語が込められています。
歴史的背景:
本石灰町は、その名の通り、かつてマカオなどから船で運ばれてきた石灰(しっくい)の荷揚げ場があったことに由来すると言われています。この地域は港に面しており、唐船や朱印船が多く停泊していました。
この地の歴史と深く結びついているのが、安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した長崎の貿易商人、荒木宗太郎の物語です。彼は朱印船貿易で財を成し、ベトナム(当時の安南)の王族の娘であるアニオーさん(通称アニオー姫)を妻に迎えました。
本石灰町の「御朱印船」は、この荒木宗太郎がアニオーさんを伴って長崎港に入港する際の華やかな行列と、御朱印船の大航海を再現したものです。
演し物の特徴:
「御朱印船」は、長崎くんちの曳物の中でも最大級、最重量級と言われ、その重さは約5トンにも及びます。
18人もの「根曳衆(ねびきしゅう)」と呼ばれる男たちが、この巨大な船を豪快に曳き回します。船を豪快に回し、砂煙を巻き上げながら地面がきしむほどの迫力ある「船回し」は圧巻です。
船の舳先には、子どもたちが扮する荒木宗太郎とアニオーさんが鎮座し、彼らの演技も演し物の重要な見どころの一つです。根曳衆が穏やかな海を表現する時もあれば、荒れ狂う波を表現する時もあり、船と一体となったダイナミックな演技が披露されます。
2023年の長崎くんちでは、子どもから大人まで、10年分の思いを込めて最後の奉納を終えた瞬間、涙があふれ出す場面も見られ、その情熱と絆の深さがうかがえました。
本石灰町の取り組み
本石灰町は、7年に一度の「踊町」の当番に向けて、町を挙げて様々な取り組みを行います。
長期間にわたる稽古:
本番の約5月初旬から「小屋入り」と呼ばれる稽古が始まり、本番までの数ヶ月間、週に6回ものペースで厳しい稽古が重ねられます。特に経験者が少ない年には、稽古量が格段に増え、他の踊町も目を見張るほどです。
この稽古を通じて、演者たちは体力だけでなく、チームとしての結束力や精神的な強さも培っていきます。
「庭見せ」での披露:
くんち本番の直前には、町内の各家庭や事業所で、本番で使う御朱印船の模型、衣装、小道具などが展示される「庭見せ」が行われます。これは、町の誇りを披露し、訪れる人々に祭りのムードを伝える大切な機会です。
伝統の継承と地域活性化:
本石灰町自治会は、「思案橋」を中心とする長崎随一の繁華街に位置しており、地域に根ざした暮らしを大切にしながら、奉納踊り「御朱印船」を継承・奉納することで、世代を超えて人と人とがつながる“まちの文化”を守り伝えています。
祭りを通じて、町の歴史や文化を次世代に伝え、地域の活性化にも貢献しています。
本石灰町の「御朱印船」は、長崎がかつて国際貿易都市として栄えた歴史を今に伝える、まさに長崎くんちの象徴の一つと言えるでしょう。その豪快さと華やかさ、そしてそこに関わる人々の情熱が、観る者の心に深く響きます。
長崎くんち 本石灰町の新しい取り組み
長崎くんちの「踊町」として、本石灰町は「御朱印船」という最大級・最重量級の奉納踊りを担っています。この伝統を維持していくためには、多大な労力と費用、そして何よりも担い手となる人材が必要です。本石灰町は、これらの課題に対応し、伝統を未来へ繋ぐために以下のような新しい取り組みを行っています。
1. 若手育成と参加促進
「御朱印船」の曳き回しは特に体力と技術を要するため、若手の育成は不可欠です。
緻密な稽古と絆の強化: 7年に一度の当番年に向けて、本石灰町は他の踊町も目を見張るほど、小屋入り(稽古始め)から本番まで週に6回といった高頻度で厳しい稽古を重ねています。これは、単に技術を習得するためだけでなく、経験の少ない若手とベテランとの間に強い絆を築き、チームとしての「心ひとつ」の精神を育む重要な取り組みです。
子役の重要性: 「荒木宗太郎」役と「アニオーさん」役の子どもたちは、単なる飾りではなく、奉納踊りの重要な一部分を担います。彼らの演技は観客を魅了し、また、その子どもたちが将来の担い手となるための原体験となります。親世代も巻き込み、親子二代でくんちに関わることで、伝統が自然と次世代に受け継がれる仕組みが強化されています。
2. デジタル・広報戦略の強化
伝統的な祭りの魅力を現代の多様な層に伝えるため、情報発信にも力を入れています。
オンラインでの情報発信: 本石灰町自治会はウェブサイトを運営し、町の歴史や「御朱印船」の背景、稽古の様子などを詳細に紹介しています。これにより、遠方の人々や若者にもくんちへの理解と関心を深めてもらい、来訪を促す効果が期待されます。
SNSや動画活用: YouTubeなどで稽古風景や過去の奉納踊りの様子を公開し、その迫力や魅力、そして担い手たちの情熱を視覚的に伝えています。これにより、くんちの臨場感を伝え、新たなファン層の獲得を目指しています。
3. 地域コミュニティと経済基盤の強化
祭りの維持には、地域の経済的な支援と協力が不可欠です。
地域密着の活動: 本石灰町は長崎市の繁華街「思案橋」の一角を占める町であり、多くの飲食店などが立ち並びます。自治会は、地域に根ざした暮らしを大切にし、祭りの準備や清掃活動、子どもたちの見守りなど、日常的なコミュニティ活動も活発に行っています。こうした日々の積み重ねが、くんちを支える基盤となります。
伝統芸能活動費補助金の活用: 長崎市は、長崎くんちの踊町が使用する備品の購入などに対して助成金を支給しています。本石灰町も、例えば大太鼓の購入などにこの補助金を活用しており、財政面から伝統芸能の維持を支える取り組みが継続されています。
4. 歴史的背景を活かした交流
本石灰町の「御朱印船」が象徴する、ベトナムとの歴史的な繋がりも、新しい交流のきっかけとなっています。
国際交流への貢献: 長崎県がベトナムのホストタウンとなっていることから、本石灰町の「御朱印船」がその交流の象徴として位置づけられることもあります。過去には、ホイアン市への御朱印船の大型模型の贈呈や、学生による国際交流プロジェクトへの参加など、伝統芸能を通じて国際的な絆を深める活動も行われました。
これらの取り組みは、単に「くんちを続ける」だけでなく、長崎の誇る伝統文化を現代社会に適合させ、より魅力的で持続可能なものとして未来へ繋いでいこうとする本石灰町の強い意志と工夫を示しています。
Dearにっぽん “必笑”の男たち~長崎くんち 本石灰町~の内容
NHKのドキュメンタリー番組『Dearにっぽん』で放送されたこのエピソードは、長崎くんちの「踊町」である本石灰町が、約5トンもの巨大な「御朱印船(ごしゅいんせん)」を奉納するために、過酷な稽古を乗り越え、いかにして「必笑」の精神を貫いたかを描いています。
番組の主な内容と見どころ
「御朱印船」の奉納と過酷な稽古:
本石灰町の奉納踊りである「御朱印船」は、長崎くんちの曳物の中でも最大級・最重量級を誇ります。この巨大な船を豪快に曳き回し、時には地面が軋むほどの迫力ある「船回し」を披露するためには、数か月にわたる非常に厳しい稽古が不可欠です。番組では、この過酷な稽古の様子が密着取材されています。
経験者不足という異例の事態:
2023年のくんちは、新型コロナウイルス感染症の影響による開催延期を経て、4年ぶりの通常開催となりました。その中で、本石灰町では「御朱印船」の曳き回しを担う「根曳衆(ねびきしゅう)」の経験者がわずか2人しかいないという異例の事態に直面しました。これは、通常であれば非常に困難な状況であり、奉納の質が問われるほどの危機でした。
「必笑(ひっしょう)」という合言葉:
このような厳しい状況の中で、本石灰町の総責任者(長采)が掲げたのが「必笑」という合言葉でした。これは、「必ず笑う」という意味が込められており、きつい稽古の中であっても笑顔を忘れず、互いに励まし合いながら伝統を紡いでいこうという強い思いが込められています。
番組では、この「必笑」をテーマに、長采がどのように若い担い手たちをまとめ、彼らが笑顔で本番を迎えられるように奔走する姿が描かれます。
家族との向き合い、自らを見つめ直す男たち:
くんちの稽古は、体力的な厳しさだけでなく、精神的なプレッシャーも伴います。番組では、稽古を通じて、担い手たちが自身の家族と向き合い、また、自分自身を見つめ直していく姿も描かれています。特に、荒木宗太郎役やアニオーさん役を務める子どもたちと、それを支える親世代の絆も重要な要素です。
新型コロナウイルスの影響で一度は奉納が延期となり、悔しい思いをした子どもたちが、町の人々の支えのもと、気持ちを切らさずに本番に臨むまでの過程も描かれています。
伝統継承への情熱と葛藤:
祭り文化が直面する担い手不足や維持の困難さといった課題がある中で、それでも伝統を守り、次世代へと繋いでいこうとする本石灰町の男たちの情熱と、そこにある葛藤がリアルに映し出されています。彼らは「辛く厳しい稽古に耐える時代ではない。だからこそ皆でくんちを楽しんで、7年後の奉納にもまた出たいと思ってもらえるような御朱印船にしたい」という思いで、新しい時代のくんちの形を模索しています。
このドキュメンタリーは、長崎くんちの華やかさの裏にある、地元の人々の並々ならぬ努力と、伝統を守り継ぐための熱い思い、そして何よりも「笑顔」を大切にするその精神を深く伝える内容となっています。
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