おとなのEテレタイムマシン シリーズ授業 椋鳩十“生きものはすばらしい”📺2/15 (土) 22:00 ~ 22:45
シリーズ授業 椋鳩十“生きものはすばらしい”
画像は公式からの引用です
こんにちは
猫好き父さんです
椋鳩十さんの作品は
とても好きで
子供の時によく読んでいました
因みに、ドリームカムトゥルーの吉田美和さんも
椋鳩十さんの作品がお好きなようです
「大造じいさんとガン」や「月の輪グマ」などの動物文学で知られる作家・椋鳩十。亡くなる4か月前、故郷の長野県喬木村を訪ね、母校の喬木第一小学校5年2組の児童たちに授業を行った。アマミノクロウサギにコウモリ、トカゲ、そして人間・・。「地球上に生きているものは、すばらしいものばかり。」生涯を通しての自然観察で育まれた、生きとし生けるものへの深いまなざしと愛情を伝える。(1987年9月30日放送)
【出演】椋鳩十
椋鳩十さんについて
椋鳩十(むく はとじゅう、本名:久保田彦穂)さんは、1905年(明治38年)に長野県下伊那郡喬木村に生まれ、1987年(昭和62年)に82歳で逝去されるまで、生涯を通じて児童文学、特に動物文学の分野で多大な功績を残しました。
生涯と経歴
幼少期~青年期: 長野の豊かな自然の中で育ち、早くから文学に親しんでいました。法政大学法学部を卒業後、教員として鹿児島県に移り住み、生涯のほとんどを鹿児島で過ごしました。
「椋鳩十」としてのデビュー: 28歳の時に初めて「椋鳩十」のペンネームで小説を自費出版し、高く評価されます。
動物文学の確立: 33歳で発表した「山の太郎熊」が、彼の最初の動物文学作品となります。これを皮切りに、野生動物の生態や、動物と人間との深い関わりを描いた作品を数多く発表し、日本における本格的な動物文学のジャンルを切り拓きました。
図書館長としての功績: 42歳で鹿児島県立図書館長に就任し、「母と子の20分間読書運動」を提唱。この運動は全国に広がり、読書の普及に大きく貢献しました。
受賞歴: 『片耳の大シカ』で文部大臣奨励賞、『孤島の野犬』でサンケイ児童出版文化賞・国際アンデルセン賞国内賞、『マヤの一生』『モモちゃんとあかね』で赤い鳥文学賞・児童福祉文化奨励賞など、数々の文学賞を受賞しています。
晩年: 76歳で『椋鳩十全集』全26巻が完結するなど、晩年まで旺盛な創作活動を続けました。彼の作品の半数以上は60歳以降に書かれています。
作風と作品のテーマ
椋鳩十さんの作品は、緻密な観察力と動物への深い愛情に基づいています。
自然と動物への深い眼差し: 彼の作品には、動物たちの生き生きとした生態や習性がリアルに描かれています。しかし、単なる動物の描写に留まらず、厳しい自然の中で生きる動物たちの尊さ、命の輝き、そして人間との間に生まれる絆や葛藤を深く掘り下げています。
「感動」の重視: 椋鳩十さんは「感動は人生の窓を開く」という言葉を残しており、読書を通じて得られる感動体験が、人間性や豊かな心を育む上で重要だと訴えました。彼の作品は、読者の心を揺さぶり、生きる喜びや命の大切さを教えてくれます。
普遍的なメッセージ: 作品には、家族の絆、戦争の残酷さ、生きるものの尊さ、まことの強さなど、時代を超えて読み継がれる普遍的なテーマが込められています。子供だけでなく、大人にもぜひ読んでほしいと評されています。
代表作
椋鳩十さんの作品は、小学校の国語の教科書にも多く採用され、多くの日本人に親しまれています。
『大造じいさんとガン』: 老猟師とガンの頭領「残雪」との知恵比べを描いた代表作。
『片耳の大シカ』: 片耳を失った大シカと人間との関わりを描いた作品。
『山の太郎熊』: 少年と熊の交流を描いた、最初の動物文学作品。
『マヤの一生』: 戦争中に生きた熊野犬「マヤ」の生涯を描いた感動的な物語。
『孤島の野犬』: 孤島で生きる野犬の姿を描いた作品。
椋鳩十さんの作品は、動物たちの姿を通して、私たち人間社会のあり方や、生命への敬意、そして自然との共生について深く考えさせてくれます。
NHK Eテレ 15日(土) 午後10:00
— NHKドキュメンタリー (@nhk_docudocu) February 14, 2025
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