台湾における「饅頭」と餡について🍩テレサ・テン 歌姫を愛した人々 第5話「母と娘のプライド」
台湾における「饅頭」と餡について
こんにちは
猫好き父さんです
鄧枢がつくる饅頭の描写で
インゲン豆を使った餡しかも肉まん
というものがあって
あまり聞かないなあと思い
調べてみました
しかし
饅頭だけで
7人家族は養いえないよ鄧枢お父さん
あらすじ
小学校卒業式の日、卒業生代表として壇上に立った段寧(ドワン・ニン)が答辞に詰まり、代わりに鄧麗筠が臨機応変に対応して喝采を浴びる。恥をかいた段寧は、鄧麗筠に絶交を告げるが、まもなく進学校である市立女子中に合格する。卒業式の一件で鄧麗筠を敵視していた周敏は、娘の合格を知らしめるため、制服を着て村を一周してくるよう段寧に命じる。
台湾における「饅頭」
台湾における「饅頭」は、日本の「饅頭」とは少し意味合いが異なります。日本の饅頭が中に餡が入った「和菓子」を指すのに対し、台湾で「饅頭(マントウ)」というと、中に何も具が入っていない中華風蒸しパンを指すのが一般的です。そして、中に具が入ったものは「包子(パオズ)」と呼ばれます。
ただし、日本人観光客向けの表記では、便宜上「中華まん」全般を「台湾饅頭」と呼ぶこともあります。
ここでは、台湾で一般的に食べられている「饅頭(マントウ)」と「包子(パオズ)」の種類について解説します。
1. 饅頭(マントウ)- 具なし中華風蒸しパン
台湾の「饅頭(マントウ)」は、朝食やおやつ、食事の主食として日常的に食べられる、蒸しパンのようなものです。日本でいう肉まんの「皮」の部分だけを指します。
- 特徴:
- 食感: 蒸したてはふわふわで柔らかく、小麦のほのかな甘みと香りが楽しめます。冷めると弾力があり、コシのある歯ごたえになります。
- アレンジ: そのまま食べるだけでなく、切り込みを入れて卵焼きやハム、チーズ、煮込んだ豚肉(滷肉/ルーロー)などを挟んでサンドイッチのようにして食べることも多いです。
- 種類:
- 原味饅頭(プレーンマントウ): 最も基本的な白いマントウ。
- 黑糖饅頭(黒糖マントウ): 黒糖を練り込んだ茶色のマントウで、黒糖の深い甘みと香りが特徴です。
- 全麥饅頭(全粒粉マントウ): 全粒粉を使用しており、香ばしさとヘルシーさが特徴です。
- 芋頭饅頭(タロ芋マントウ): タロ芋を練り込んだマントウで、ほんのりとした甘みと独特の風味が楽しめます。
- 花捲(ホアジュエン): 棒状にした生地をひねって巻いたような形のマントウ。中にネギなどを挟んだ塩味のものもあります。
2. 包子(パオズ)- 具入り中華まん
台湾で「中華まん」としてイメージされるものは、基本的に「包子(パオズ)」と呼ばれます。中に様々な具材が入っています。
-
肉包(ロウバオ):
- 日本の肉まんに相当します。豚肉の餡が一般的ですが、豚肉だけでなく野菜(タケノコ、ネギなど)、卵、場合によってはウズラの卵なども入っています。
- ジューシーな肉汁が特徴で、皮に染み込んだ肉汁もまた美味です。
- 滷肉包(ルーローパオ): 台湾B級グルメの代表格「滷肉飯(ルーローファン)」の具を包んだもの。甘辛く煮込んだ豚肉が特徴です。
-
菜包(ツァイパオ) / 素菜包(スーサイパオ):
- 肉を使わず、野菜を中心とした餡が入った中華まんです。
- 椎茸、タケノコ、キャベツ、緑豆春雨などが使われることが多く、ヘルシーで優しい味わいです。ベジタリアンにも人気です。
-
豆沙包(ドウサーパオ):
- 日本のあんまんに相当します。小豆餡が入っており、甘い味わいです。黒ゴマが練り込まれていることもあります。
-
芋頭包(ユートウパオ):
- タロ芋ペーストの餡が入った中華まんです。タロ芋の優しい甘さとねっとりとした食感が人気です。
-
奶皇包(ナイファンパオ):
- カスタードクリームの餡が入った中華まんです。甘く、子供にも人気です。
-
芝麻包(ジーマーパオ):
- 黒ゴマ餡が入った中華まんです。ゴマの香ばしい風味が特徴です。
-
桃まん(壽桃/ショウトウ):
- 縁起物として、誕生日などのお祝いの際に食べられる饅頭。桃の形をしており、中にタロ芋餡や小豆餡が入っています。
3. その他(関連する蒸しパン・軽食)
- 刈包(グァバオ / 割包):
- 半月状に開いたマントウ(白い蒸しパン)に、甘辛く煮込んだ豚の角煮、高菜漬け、ピーナッツの粉、香菜(パクチー)などを挟んだ台湾のソウルフード。日本の「台湾バーガー」として知られています。
- 虎の口に似ていることから「虎咬猪(フゥーヤオヂュー)」とも呼ばれ、縁起物としても食べられます。
台湾の饅頭や包子は、屋台や専門店の蒸し器から湯気を上げて売られており、朝食や小腹が空いた時に気軽に食べられる庶民の味として親しまれています。日本のものとは異なる食感や味付けが楽しめるので、台湾を訪れる際はぜひ色々な種類を試してみてください。
餡の種類
「包子(パオズ)」は、中国語圏(中国大陸、台湾、香港など)で食べられている、中に様々な具材(餡)を包んだ中華まんのことです。地域やお店によって非常に多種多様な餡がありますが、主なものをいくつかご紹介します。
食事系の餡(鹹味包子 / 塩味パオズ)
食事やおやつとして、最も一般的で人気のあるタイプです。
-
肉包(ロウバオ / 肉まん)
- 最も定番の餡です。豚ひき肉がベースですが、これにネギ、ショウガ、タケノコ、キャベツなどの野菜が混ぜられます。
- 地域によってはウズラの卵が丸ごと入っていたり、豚肉以外の鶏肉、牛肉などが使われることもあります。
- 鮮肉包(シエンロウバオ): 新鮮な肉を使った肉包。
- 滷肉包(ルーローパオ): 台湾で人気。甘辛く煮込んだ豚肉(ルーローハンに近い味付け)を餡にしたもの。
- 筍肉包(スンロウバオ): タケノコが入った肉包。シャキシャキとした食感がアクセントになります。
- 香菇肉包(シャングーロウバオ): シイタケが入った肉包。
-
菜包(ツァイパオ / 野菜まん)
- 肉を使わず、野菜がメインの餡です。ヘルシー志向の人やベジタリアンに人気です。
- 主な具材:白菜、キャベツ、ニラ、キノコ類(椎茸、木耳など)、春雨、豆腐干(干し豆腐)、人参など。
- 味付けは塩味ベースで、ごま油などで風味付けされています。
- 素菜包(スーサイパオ): 特に精進料理として作られた野菜まんを指すこともあります。
- 高麗菜包(ガオリーツァイパオ): キャベツがたっぷり入った野菜まん。
-
叉燒包(チャーシャオパオ / チャーシューまん)
- 香港や広東省で特に有名な中華まんです。
- 甘辛い味付けのチャーシュー(焼豚)がゴロゴロと入っています。
- 皮はほんのり甘く、フワフワしています。
-
海鮮包(ハイシェンパオ / シーフードまん)
- エビ、カニ、イカなどのシーフードを具材にしたもの。
- エビとニラを組み合わせた「蝦仁韮菜包(シャーレンジョウツァイパオ)」などが人気です。
-
その他の肉系餡
- 驢肉包(ルーロウパオ): 中国北方の一部地域(特に河北省など)では、ロバ肉を餡にした包子も存在します。
- 羊肉包(ヤンロウパオ): 羊肉を餡にしたもの。中国西北部などで見られます。
甘い餡(甜味包子 / 甘味パオズ)
おやつやデザートとして人気の餡です。
-
豆沙包(ドウサーパオ / あんまん)
- 小豆を潰して作った餡が中に入っています。日本のあんまんに近いです。
- 地域によっては、黒糖を多めに使ったり、ナツメ(棗)の餡を混ぜたりして、独特の風味と色合いを持つものもあります。
- こし餡と粒餡、両方があります。
-
奶皇包(ナイファンパオ / カスタードまん)
- カスタードクリームのような甘い餡が入っています。
- アヒルの塩漬け卵の黄身(鹹蛋黄)を混ぜて、独特のコクと塩気を加えるものもあります。
-
芝麻包(ジーマーパオ / ゴマあんまん)
- 黒ゴマのペーストを餡にしたもの。ゴマの香ばしい風味と甘みが特徴です。
-
芋頭包(ユートウパオ / タロイモまん)
- タロイモ(芋頭)をペースト状にして餡にしたもの。タロイモ特有の優しい甘さとねっとりとした食感が楽しめます。台湾で非常に人気があります。
-
蓮蓉包(リエンロンパオ / ハスの実あんまん)
- ハスの実の餡が入ったもの。月餅にも使われる餡で、上品な甘さがあります。
-
壽桃(ショウトウ / 桃まん)
- 桃の形をしており、長寿を祝う際などに用いられます。中に小豆餡やタロイモ餡が入っていることが多いです。
その他の珍しい餡
- 焼芋包(シャオユーパオ): 焼き芋がそのままゴロッと入っているもの。
- 咖喱包(ガーリーパオ): カレー味の餡が入ったもの。
- 披薩包(ピーズァパオ): ピザのようにトマトソースやチーズ、ソーセージなどが入ったもの。
- 麻婆豆腐包(マーポードウフパオ): 麻婆豆腐を餡にしたもの。
包子は、中国各地や台湾の食文化を反映して、地域ごとに特色ある餡が発展してきました。旅行の際は、現地の定番はもちろん、その土地ならではのユニークな餡を探してみるのも楽しいでしょう。
台湾の伝統菓子におけるインゲン豆(緑豆)を使った餡
台湾において、「インゲン豆」を使った餡は、甘味処の餡として非常に一般的かというと、実はそうではありません。日本の和菓子で「うぐいす餡」などに青エンドウ豆が使われるように、豆を餡にする文化はありますが、台湾では「インゲン豆(四季豆 / スーチードウ)」は、主に炒め物や煮物などの塩味のおかずとして用いられるのが一般的です。
直接的に「インゲン豆(四季豆)」を使った甘い餡の包子(パオズ)や甜点(デザート)は一般的ではないものの、似たような名前の「緑豆」を使った餡は台湾の伝統菓子に頻繁に登場します。
検索結果の「台湾の伝統スイーツ 甘味と塩味が調和した菓子 - Taiwan Panorama」の記事には、以下の記述があります。
-
「香菇魯肉」: 細かく刻んだシイタケと豚肉を「インゲン豆の甘い餡」に混ぜて、手作業で皮に包んで焼き上げる伝統菓子として紹介されています。ただし、文脈からこの「インゲン豆の甘い餡」は、一般的な「緑豆餡」を指している可能性が高いです。日本語の「インゲン豆」と中国語の「綠豆(lüdòu)」を混同しているか、あるいは特定の種類のインゲン豆が餡に使われている可能性も考えられますが、通常、台湾の菓子餡で使われるのは「緑豆」です。
- この餡は、甘い餡に肉でんぶや煮込んだ肉といった塩味の具材を混ぜるという、甘味と塩味の複雑なハーモニーを楽しむタイプのお菓子です。
-
「緑豆椪(リュィドウポン)」: 緑豆餡をパイ生地で包んで焼いた伝統菓子として紹介されており、これが非常に人気です。
- この緑豆餡は、皮むき緑豆(緑色の豆の皮を取り除いたもの)を煮て裏ごしし、砂糖などを加えて作られる、きめ細かく上品な香りが特徴の餡です。
- この「緑豆椪」にも、上記のように肉や塩漬け卵黄を混ぜて、甘じょっぱい味わいを楽しむタイプがあります。
まとめると
- 台湾で「インゲン豆(四季豆)」は、通常、甜点(甘いデザート)や包子(パオズ)の甘い餡として使われることは稀です。主に、**「乾煸四季豆(ガンビェンスージードウ)」**のような、ひき肉と炒めたりする塩味のおかずとして非常に人気があります。
- しかし、一部の伝統的な焼き菓子(糕餅)においては、**「緑豆餡」**が非常に広く使われています。特に「緑豆椪」は有名で、この餡に肉や卵黄を加えて甘じょっぱく仕上げるのが特徴です。
- もしかすると、上記の「インゲン豆の甘い餡」という表現は、この「緑豆餡」を指しているか、あるいは翻訳の過程で生じた混同である可能性が高いと考えられます。日本語で「インゲン豆」と訳される豆の種類はいくつかありますが、餡に使われるのは「緑豆」が一般的です。
もし、台湾でインゲン豆(四季豆)が餡に使われた包子や甜点を見かけることがあれば、それは非常に珍しい、ユニークなものと言えるでしょう。多くの場合、甘い餡の包子やデザートに使われるのは、小豆、タロイモ、カスタード、そして緑豆です。
BS11「テレサ・テン 歌姫を愛した人々」
— TVer新着 (@TVer_info) June 10, 2025
第5話「母と娘のプライド」#TVer #テレサ・テン歌姫を愛した人々 https://t.co/r8RpNcSvJQ
前回までの但願人長久
夜来香(イエライシャン)🎶テレサ・テン 歌姫を愛した人々 第4話「父母の誇り」
千言万語なのか万語千言なのか🎶テレサ・テン 歌姫を愛した人々 第3話「歌手のように」
但願人長久♬テレサ・テン 歌姫を愛した人々 第2話「口利き」
喘息死は減少している🌸[新]テレサ・テン 歌姫を愛した人々 第1話「突然の別れ」