医療経済的な側面と、患者・家族の倫理的・経済的負担という二つの側面😢DOCTOR PRICE#2 延命治療は金になる?医療過誤の真相を暴け
延命治療は金になる?
こんにちは
猫好き父さんです
負担する側の都合も考えないとね
出演
鳴木金成…岩田剛典 夜長亜季…蒔田彩珠 石上道徳…三浦貴大 北見まもり…成海璃子 依岡健…北山宏光 ・ 鳴木将成…林泰文 倉持栄治…坪倉由幸 塚田明…水橋研二 銅坂麻衣…菊池日菜子 網野景仁…ユースケ・サンタマリア 天童真保…篠原涼子 <2話ゲスト> 安斎悠人…尾上寛之 安斎香織…小島藤子 三好義一…小堺一機
あらすじ
鳴木(岩田剛典)と夜長(蒔田彩珠)は、安斎悠人(尾上寛之)から療養型病院への転職相談を受ける。彼らの話を聞いていた転職エージェントの石上(三浦貴大)は、「お前は金のために彼の未来を潰すつもりだろう」と鳴木に指摘するが──。その頃、鳴木の同期・依岡(北山宏光)は天童(篠原涼子)から呼び出されていた。3年前、医療過誤の全責任を負った父・将成(林泰文)のことで動く鳴木に探りを入れるよう指示されて……?原作
【原作】原作:逆津ツカサ 作画:有柚まさき 「DOCTOR PRICE」(双葉社 アクションコミックス)
音楽
【音楽】河野伸 【主題歌】Omoinotake「フェイクショー」(Sony Music Labels)
延命治療は「金になる」のか?
延命治療が「金になる」という表現は、非常に複雑でデリケートな問題を含んでいます。医療提供者側の視点からは収益に繋がる側面がある一方で、患者や家族の視点からは経済的負担となることが多く、倫理的な議論も伴います。
医療提供者(病院・医師)側の視点
医療機関や医師にとって、延命治療は確かに収益源となり得る側面があります。
医療報酬(診療報酬):
日本の医療制度では、提供される医療行為(検査、投薬、処置、入院、手術など)に応じて国が定めた診療報酬が支払われます。延命治療は、人工呼吸器の装着、中心静脈栄養、昇圧剤の使用、頻繁な検査、長期入院など、多岐にわたる医療行為を伴うため、診療報酬が高額になりがちです。
特に、長期にわたる集中治療室(ICU)や特定機能病院での入院は、医療費が非常に高額になります。
病床稼働率の維持:
病院経営においては、病床の稼働率を高く保つことが重要ですまり、延命治療による長期入院は、この稼働率維持に貢献する場合があります。
高度医療機器の活用:
人工呼吸器、透析装置、心電図モニターなど、高額な医療機器を導入している病院は、それらを活用することで収益を得ることができます。延命治療は、これらの機器の利用頻度を高める要因となります。
しかし、「金になるから延命治療を行う」という直接的な動機付けは、医師の倫理に反する行為であり、ほとんどの医師は患者の生命維持とQOL(生活の質)の向上を最優先に考えています。問題となるのは、結果的に延命治療が長期化し、高額な医療費が発生するという構造です。
患者・家族側の視点
患者や家族にとって、延命治療はむしろ大きな経済的負担となることが多いです。
高額な医療費:
日本の皆保険制度と高額療養費制度があるため、自己負担額には上限がありますが、それでも限度額を超える医療費は自己負担となります。長期にわたる延命治療では、この自己負担額も無視できない金額になります。
介護費用や付帯費用:
延命治療が長期化し、退院後に在宅介護や施設入居が必要になった場合、その費用は医療費とは別に発生し、家族の大きな経済的負担となります。
また、付き添いや交通費、食費など、間接的な出費もかさみます。
家族の仕事への影響:
看病や面会の必要性から、家族が仕事を休んだり、離職せざるを得なくなったりすることで、家計収入が減少するケースもあります。
倫理的・社会的な側面
「延命治療は金になる」という議論の背景には、倫理的、社会的な問題が潜んでいます。
過剰医療への懸念:
回復の見込みが低いにもかかわらず、本人の意思が不明確なまま、あるいは家族の希望(時には延命以外に選択肢がないと感じるプレッシャー)によって延命治療が続けられることに対し、過剰医療ではないかという懸念があります。
医療資源の配分:
限られた医療資源(病床、医療従事者、医療機器など)が高齢者の延命治療に集中することで、他の疾患の患者への医療提供が滞るのではないか、という社会的な課題も提起されることがあります。
患者の尊厳とQOL:
延命治療が患者本人の尊厳やQOLを損なう形で続けられていないか、という重要な倫理的問いがあります。本人の意思が尊重されているか(事前指示書の有無など)、苦痛を伴う治療をどこまで続けるべきか、といった議論が必要です。
グリーフケアの不足:
家族が延命治療の選択に直面した際、十分な情報提供や心理的サポート(グリーフケア)が不足していると、後悔や葛藤を抱えやすくなります。
まとめ
延命治療が「金になる」という表現は、医療経済的な側面と、患者・家族の倫理的・経済的負担という二つの側面を同時に考える必要があることを示唆しています。医療提供者側には収益という側面がある一方で、それはあくまで提供される医療行為に対する対価であり、それが過剰医療につながっていないか、患者の意思や尊厳が尊重されているかという視点が非常に重要です。
この問題は、医療経済、生命倫理、QOL、そして個人の意思決定という多角的な視点から議論されるべき複雑なテーマです。
日曜ドラマ
— ytvドラマ【公式】 (@ytvdrama) July 14, 2025
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