もう80年なのかまだ80年なのか🍄クローズアップ現代“我が魂は奪われはしない” 福山雅治 響き合う歌と平和
被爆 クスノキ
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猫好き父さんです
内容
「自分の歌を子どもたちが合唱するなんて、一番驚いているのは僕自身」。福山さんがそう語る「クスノキ」は2014年の発表以来、「平和の歌」として多くの人に歌い継がれ、学校の授業でも使われている。原爆で焼かれても再び芽吹き、希望や平和の象徴となった「被爆クスノキ」と長年向き合って曲が完成するまでの誕生秘話。いまだ世界では核の脅威が去らず暴力の連鎖が続く中、「歌の力」でメッセージを届けることの意味を聞く。
出演
【出演】福山雅治,【キャスター】桑子真帆,【語り】中井和哉
クスノキ
福山雅治さんの楽曲「クスノキ」は、長崎市出身の福山さんが、長崎の被爆樹木を題材に制作した楽曲です。
楽曲について
発表年: 2014年発表のオリジナルアルバム『HUMAN』に収録されました。
テーマ: 長崎の爆心地からわずか800メートルの地点にある山王神社に現存する「被爆クスノキ」をモチーフにしています。
歌詞: 被爆クスノキの視点から、原爆投下の爆風や「黒い雨」を浴びながらも力強く生き続ける生命の尊さや逞しさ、そして平和への願いが描かれています。
「長崎クスノキプロジェクト」と「クスノキ基金」
楽曲の発表をきっかけに、福山さんは「長崎クスノキプロジェクト」の総合プロデューサーを務めています。
このプロジェクトは、被爆樹木の保全や保護活動を通して、戦争の記憶や被爆の実相を伝え、平和への願いを次世代に繋いでいくことを目的としています。
楽曲に関連した募金活動も行われ、その寄付金は「クスノキ基金」を通じて被爆樹木の保存などに役立てられています。
新録版と近年の活動
2025年、戦後80年を迎えるにあたり、福山さんは新たに編曲された「クスノキ-500年の風に吹かれて-」をデジタルリリースしました。
この新録版の楽曲配信の利益の一部は、「長崎クスノキプロジェクト」を通して長崎市の「クスノキ基金」に寄付されます。
2025年の長崎平和祈念式典では、小学生の合同合唱曲としてこの楽曲が選ばれています。
福山雅治さんにとって、長崎という故郷と被爆樹木は、深いメッセージを込めた大切なテーマとなっていることがわかります。
長崎平和祈念式典
長崎平和祈念式典は、1945年8月9日の長崎への原爆投下によって亡くなられた方々の霊を慰め、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現を願うために、毎年8月9日に開催される式典です。
開催概要
日時: 毎年8月9日、午前10時40分から午前11時45分頃まで行われます。
会場: 長崎市の平和公園(平和祈念像前広場)がメイン会場です。
黙祷: 原爆が投下された午前11時2分には、参加者全員で黙祷を捧げます。
主な内容
原爆死没者名簿の奉安: 長崎市内で亡くなられた方々の氏名が記載された名簿が奉安されます。
平和宣言: 長崎市長が世界に向けて平和へのメッセージを発信します。この平和宣言は、核兵器廃絶や平和構築への強い訴えを含んでおり、世界各国に送られます。
来賓挨拶: 内閣総理大臣や被爆者代表など、国内外の来賓が挨拶を行います。
献水: 原爆で水を求めて亡くなった人々を悼み、献水が行われます。
歴史と近年の動向
始まり: 最初の式典は、被爆から3年後の1948年に「文化祭」として開催されました。
参列者: 被爆者やその遺族、国内外の要人が参列します。
被爆80年(2025年): 2025年は被爆から80年の節目にあたり、過去最多となる101の国と地域の代表が参列する予定です。
国際情勢の影響: 近年は、ロシアのウクライナ侵攻やガザ地区の紛争など、国際情勢が式典のあり方に影響を与えることもあります。2024年の式典では、一部の主要国の駐日大使が不参加となるなど、平和を巡る国際社会の分断が浮き彫りになる一幕もありました。
関連情報
一般参列: 一般の方も参列できますが、会場の入場には事前申し込みが必要な場合があります。
屋内会場: 熱中症対策や天候不良に備え、平和公園以外の場所でも式典の様子を中継する屋内会場が設けられることがあります。
平和への誓い: 被爆者や学生など、様々な立場の人々が平和への誓いを述べます。
長崎平和祈念式典は、単なる追悼の場ではなく、核兵器のない世界の実現に向けた強い意志を世界に発信する重要な機会となっています。
長崎の被爆クスノキ
被爆クスノキの概要
被爆クスノキは、1945年8月9日の原爆投下時に爆心地からわずか800mの地点にありながら、原爆の熱線と爆風に耐え、今も力強く生き続けているクスノキのことです。
場所: 長崎市坂本にある山王神社の境内にあります。
歴史: 原爆により枝葉は吹き飛び、幹は途中から折れて黒焦げになるという甚大な被害を受けましたが、約2年後には奇跡的に新芽を吹き出し、人々に生きる勇気と希望を与えました。
特徴: 現在は大きく成長した2本のクスノキの枝が絡み合い、一体となって東西約40m、南北約25mの大樹冠を形成しています。幹には原爆の傷跡が痛々しく残っています。
平和への象徴
「もの言わぬ語り部」: 被爆クスノキは、被爆の悲惨さと生命の逞しさ、平和の尊さを伝える「もの言わぬ語り部」として、長崎の平和のシンボルとなっています。
天然記念物: 1969年には長崎市の天然記念物に指定され、大切に保存されています。
「クスノキ基金」: 被爆樹木の保存・保護を目的とした「クスノキ基金」が長崎市に設置されており、寄付金は樹木医による専門的な治療や保存活動に充てられています。
二世の植樹: 被爆クスノキから採取した種や苗木は、「被爆クスノキ二世」として、平和を願う国内外のさまざまな場所に植えられています。
福山雅治さんの楽曲「クスノキ」は、この山王神社の被爆クスノキがモデルとなっており、その存在を広く知らしめるきっかけの一つにもなっています。また、山王神社の境内には、被爆クスノキと共に原爆の被害を伝える象徴的な存在として「一本柱鳥居」も残されています。
核兵器保有国
現在、核兵器を保有していると国際的に認められている国は9カ国あります。これらの国は、核兵器不拡散条約(NPT)上の核兵器国と、それ以外の国に分類されます。
NPT上の核兵器国
核拡散防止条約(NPT)によって、核兵器の保有が認められている5カ国です。これらは1967年1月1日以前に核兵器を製造・爆発させた国と定義されています。
アメリカ
世界最大の核兵器保有国の一つです。冷戦時代から続く核戦力の近代化を現在も進めています。
ロシア
アメリカと並ぶ核超大国で、ソ連時代から引き継いだ膨大な数の核兵器を保有しています。
イギリス
潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を主体とした核抑止力を維持しており、近年では核兵器の近代化と保有数の維持・増強の方針を示しています。
フランス
独自の核戦力を保持しており、主に潜水艦や航空機に搭載する核兵器で構成されています。
中国
核兵器の保有数を増やし続けており、核弾頭の近代化と多様化を進めていると見られています。
NPT非加盟の核兵器保有国
核拡散防止条約に加盟していない、または脱退した後に核兵器を開発・保有した国です。
インド
1974年に「平和目的の核実験」を実施し、1998年に核兵器保有を宣言しました。パキスタンとの関係を背景に核戦力を開発しています。
パキスタン
インドの核開発に対抗する形で核兵器を開発しました。インドとパキスタンの核対立は、地域の不安定要因とされています。
北朝鮮
NPTを脱退後、核開発を強行し、複数回にわたる核実験を実施しました。弾道ミサイル技術の向上と合わせて、国際社会の大きな懸念となっています。
保有が疑われている国
イスラエル
核兵器を保有していると広く疑われていますが、公式には認めても否定もしない**「曖昧政策」**を長年続けています。詳細な核弾頭数やその能力は不明ですが、軍事専門家による推定では数十発の核弾頭を保有していると考えられています。
世界の核兵器の現状
ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)のデータによると、世界の核弾頭の総数は冷戦時代に比べて大幅に減少していますが、保有国は核戦力の近代化を続けています。配備されている核弾頭(いつでも使用可能な状態にあるもの)の数は、近年増加傾向にあり、核をめぐる情勢は依然として緊張が続いています。
“自分の歌が子どもたちによって合唱されるなんて。一番驚いているのは僕自身”
— NHKクローズアップ現代 公式 (@nhk_kurogen) August 5, 2025
クロ現に福山雅治さんが登場!
原爆で焼かれても再び芽吹いた「被爆クスノキ」をモチーフにした楽曲が長崎の平和祈念式典で歌われる。楽曲の誕生秘話とはhttps://t.co/MdSFXt8YL9
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