【土曜ドラマ】リラの花咲くけものみち
【土曜ドラマ】リラの花咲くけものみち
リラの花咲くけものみち
『リラの花咲くけものみち』は、**北海道・獣医学・酪農・「いのち」を真正面から描いたNHK土曜ドラマです。しかも現在は、2026年8月22日から続編の『リラの花咲くけものみち2』**が始まっています。まずは2025年の第1作を中心に整理します。
🌿 どんなドラマ?
**『リラの花咲くけものみち』**は、藤岡陽子さんの同名小説を原作に、水橋文美江さんが脚本を担当した全3回の土曜ドラマです。
2025年2月1日~15日にNHK総合で放送され、主演は山田杏奈さん。北海道の大学で獣医学を学ぶ、元ひきこもりの少女・岸本聡里の成長を描きます。(NHKオンデマンド)
タイトルの「リラ」は、北海道で親しまれているライラックのこと。
つまり、
リラの花が咲く北海道の大自然を舞台に、「けもの=動物」と人間が歩む道
というタイトルなんですね。
🐕 主人公・岸本聡里
主人公は岸本聡里(きしもと・さとり)/山田杏奈さん。
聡里は小学校4年生のときに母親を亡くし、その後、父親の再婚相手とうまくいかなくなります。
中学3年間は、愛犬のパールだけを友達にして引きこもっていました。
そこへ祖母の**牛久チドリ(風吹ジュンさん)**が手を差し伸べます。
チドリとの生活の中で少しずつ立ち直った聡里は、
「大好きな動物たちを救いたい」
という思いから獣医師を目指します。(NHKオンデマンド)
そして18歳になった聡里は、北海道の北農大学獣医学群へ。
ここから、聡里の人生が大きく動き始めます。
🎓 「獣医師になる!」だけのドラマではない
この作品の面白いところは、
獣医学部の青春ドラマ
で終わらないことです。
聡里は大学で、
獣医学
寮生活
同級生との人間関係
アルバイト
恋
動物の出産
動物の病気
家畜診療
飼い主との関係
動物の死
を経験していきます。
NHK自身も、
「産業動物」と「伴侶動物」
の両方を描く作品として紹介しています。(YouTube)
ここが非常に重要です。
🐄 「産業動物」と「伴侶動物」
このドラマの大きなテーマの一つがここです。
🐕 伴侶動物
犬・猫など、家庭で人間と一緒に暮らす動物。
聡里にとっては、亡くなった愛犬パールがまさにその存在です。
🐄 産業動物
牛・馬など、人間の生活や農業・畜産を支える動物。
こちらは、
「かわいいから助ける」
だけでは済まされません。
酪農家にとって牛は生活そのものでもあります。
そして獣医師には、
動物の命を守ること
と
農家の生活を守ること
の両方が求められます。
この難しさが『リラの花咲くけものみち』のかなり重要な部分です。
👭 聡里の親友・梶田綾華
梶田綾華/當真あみさん。
聡里の同級生で、寮のルームメートです。
最初は、コミュニケーションが苦手な聡里を「ちょっと面倒な子」と見てしまいます。
しかし一緒に生活し、獣医学を学ぶ中で、
「聡里は不器用だけれど、本当に動物のことを考えている」
と分かっていきます。
そして二人は親友になっていきます。(テレビガイド)
この聡里と綾華の友情は、作品のもう一つの軸です。
👨 久保残雪=萩原利久
同級生の久保残雪(くぼ・ざんせつ)/萩原利久さんも重要人物。
聡里・綾華・残雪という3人が、獣医学を学びながら互いに刺激を受けて成長していきます。
単なる恋愛三角関係というより、
「同じ目標を持つ仲間」
として描かれているところが、このドラマの良さです。
👩⚕️ 石橋静河さん演じる夏菜
**夏菜(石橋静河さん)**は、聡里にとって非常に重要な存在です。
そして第2話で、聡里に対してかなり厳しい言葉を投げかけます。
「獣医師になるのをやめれば」という言葉に聡里は大きなショックを受け、東京へ戻ってしまいます。
ところが、そこには夏菜なりの理由がありました。
NHKオンデマンドの第2話紹介でも、この出来事が聡里の大きな転機として描かれています。(NHKオンデマンド)
つまり、
「優しい人=優しい言葉をかける人」ではない
ということも、このドラマは描いているんです。
👵 風吹ジュンさんのチドリが非常に重要
個人的には、この作品で最も重要な人物の一人が、
牛久チドリ/風吹ジュンさん
だと思います。
聡里が人生を立て直すことができたのは、チドリがいたから。
聡里にとって、
母親を失った悲しみ
↓
父親との関係
↓
引きこもり
↓
チドリとの生活
↓
北海道へ
↓
獣医師を目指す
という人生の流れがあります。
だからチドリは単なる「優しいおばあちゃん」ではありません。
聡里が生き直すための土台になった人物なんです。
📺 全3話の構成
第1話「動物の医者になる!」
18歳になった聡里が北海道へ。
北農大学獣医学群に入学し、寮生活を始めます。
綾華や残雪らとの出会い、獣医学の授業など、すべてが新しい。
しかし早くも、
「命を救いたい」と思っても、すべての命を救えるわけではない
という現実に直面します。(NHKオンデマンド)
第2話「生まれてきた意味」
夏菜から厳しい言葉を受け、聡里は、
「自分は獣医師に向いていないのでは?」
と深く落ち込みます。
東京へ戻った聡里に、祖母チドリが母親の過去と、聡里に対する母親の思いを伝えます。
そこで聡里は再び北海道へ。
そして、
もう一度、獣医師になる
と決意します。
さらに、残雪との間には初めての恋の予感も……。(NHKオンデマンド)
第3話「奇跡」
最終回では、チドリの入院をきっかけに聡里が東京へ。
そこで父親と再会します。
父親から、
もう一度一緒に暮らさないか
と提案されます。
しかし聡里が選んだ道は……。
そして時間が経過し、聡里たちは4年生に。
実習先で経験を積んでいたところ、ある牧場から、
「仔牛が生まれない」
という連絡が入ります。
ここから、獣医師を目指す聡里にとって大きな試練が始まります。(NHKオンデマンド)
🐄 このドラマの「本当の主人公」は北海道かもしれない
この作品を見ていると、もう一つの主人公は北海道そのものだと感じます。
撮影の多くは北海道江別市内で行われ、NOSAI北海道によれば、原作は実際の家畜診療所での夏期臨床実習などへの取材を基にしており、酪農学園大学がモデルになっています。(農業共済協会)
これはユーザーさんが以前尋ねられていた酪農学園大学とも直接つながるところです。
つまり、この作品は架空の「北海道っぽい大学」を舞台にしただけではなく、
北海道の獣医学・酪農・家畜診療の現実
をかなり意識して作られているんです。
🎓 酪農学園大学との関係
ここは特に面白いところです。
NOSAI北海道は、
『リラの花咲くけものみち』は酪農学園大学がモデル
と明確に説明しています。(農業共済協会)
また、実際のNOSAIの家畜診療所での実習などを原作者が取材しています。
ですから、
北農大学=酪農学園大学そのもの
という設定ではありませんが、
北海道で獣医学を学び、産業動物獣医師を目指す世界のモデルとして酪農学園大学が大きな存在になっている
と理解するのが適切です。
🌸 「リラ」というタイトルの意味
北海道ではライラックを「リラ」と呼ぶことがあります。
そしてライラックの花が咲く時期は、北海道の春から初夏。
聡里が北海道に来て、
新しい人生を始める
という物語と、
雪解け→春→リラの開花
が重なります。
ですから「リラの花」は、
🌱 再生
🌱 新しい人生
🌱 成長
🌱 北海道の季節
を象徴する存在として見ることができます。
❤️ この作品の最大のテーマ
一言でまとめるなら、
「命を救うとは、どういうことなのか?」
です。
獣医師を目指す聡里は、
「動物を助けたい」
という純粋な気持ちでスタートします。
しかし現実には、
助けられない命
苦痛を取り除くための決断
生まれる命
死んでいく命
動物を飼う人間の生活
畜産業を支える動物
があります。
その中で、
「かわいそうだから助ける」
だけでは獣医師になれない。
だから聡里は、
動物の命
+
人間の生活
+
農業・酪農
+
自分自身の生き方
を一緒に考えるようになります。
これが3話を通して聡里が成長する核心です。
⭐ そして現在は『リラの花咲くけものみち2』
ここは2026年8月現在、とても重要な最新情報です。
続編の**『リラの花咲くけものみち2』**は、2026年8月22日(土)からNHK総合で放送開始。
全5回、毎週土曜22:00~22:45です。(北海道獣医師会)
第1作で獣医学を学んだ聡里・綾華・残雪たちは国家試験を突破。
そして、
学生から、本物の獣医師へ
という次のステージに入ります。
ところが、聡里が獣医師として働き始めた折原牧場で、なんと口蹄疫が発生。
家畜保健衛生所の職員・**犬飼健太郎(上川隆也さん)**とともに、感染封じ込めという極めて厳しい現場に立ち向かうことになります。(北海道獣医師会)
これは第1作の、
「獣医師になりたい」
から一歩進んで、
「獣医師として、動物と人間の生活を守る」
という物語になるわけです。
🌟 第1作と第2作の違い
| 第1作 | 第2作 | |
|---|---|---|
| 聡里 | 獣医学生 | 獣医師 |
| 舞台 | 大学・実習 | 実際の診療・牧場 |
| テーマ | 獣医師になる | 獣医師として生きる |
| 中心 | 青春・友情・家族 | 感染症・防疫・産業動物 |
| 命との向き合い方 | 学ぶ | 決断する |
| 北海道 | 学びの場所 | 仕事の現場 |
そして第2作では**「口蹄疫」**という現実の畜産業にとって非常に重大なテーマが登場するため、第1作以上に「北海道の酪農・畜産と獣医師」の関係が前面に出てくる作品になっています。(北海道獣医師会)

















