中国の女性は強いですねえ🦋映像の世紀バタフライエフェクト「中国 女たちの愛と野望」
こんにちは、猫好き父さんです。
よくもまあ男たちが手玉に取られたことか。
画像は公式からの引用です。
初回放送日:2022年8月22日
中華人民共和国の建国式典に毛沢東と共に天安門に上る女性がいた。「革命の父」孫文の未亡人・宋慶齢である。中国の権力の攻防の陰にはいつも女性がいた。辛亥革命から権力者を支えてきた宋家の三姉妹、「一人は国を愛し、一人は権力を愛し、一人は富を愛した」と言われた。中国を恐怖に陥れた文化大革命を主導した江青、そのねらいはライバルの女性を失脚させることだった。権力の陰で繰り広げられた女性たちの愛と野望の物語。
辛亥革命とは
辛亥革命(しんがいかくめい)は、1911年(辛亥の年)に清朝で発生した、専制君主制を打倒し、アジア初の共和制国家である中華民国を樹立した革命です。この革命によって、紀元前3世紀の秦の始皇帝以来、約2000年以上続いてきた中国の皇帝政治が終わりを告げました。
革命が起きた背景
辛亥革命は、清朝末期の様々な社会矛盾が積み重なった結果として起きました。
清朝の弱体化:
日清戦争での敗北や義和団事件を経て、清朝の弱体化は決定的となり、列強による中国分割が進みました。これにより、清朝政府の威信は地に落ちていました。
改革の失敗:
清朝は滅亡を回避するため「新政」と呼ばれる改革を進め、立憲君主制を目指す姿勢を示しました。しかし、その改革は旧来の権益を守るものが多く、国民の期待に応えられませんでした。特に、1911年の**「鉄道国有化」**をめぐる問題は、地方の利益を侵害するものとして大きな反発を招き、革命の直接的な引き金となりました。
革命思想の広まり:
孫文が提唱した**「三民主義」**(民族主義、民権主義、民生主義)をはじめとする革命思想が、海外留学経験者や知識人、新軍(近代化された軍隊)の中に広まっていきました。
革命の主な経過
武昌蜂起(1911年10月10日):
革命の発端は、武漢三鎮の一つである武昌で起きた、新軍兵士による武装蜂起でした。当初、小規模な反乱でしたが、清朝の対応の遅れもあり、瞬く間に湖北省全体へと波及。その後、中国各地の省が次々と清朝からの独立を宣言しました。
孫文の帰国と中華民国成立(1912年1月1日):
革命の報を聞いた革命指導者孫文は、海外から急遽帰国。1912年1月1日、南京で中華民国臨時政府の成立を宣言し、自らが臨時大総統に就任しました。
清朝の滅亡(1912年2月12日):
革命軍と清朝の間で交渉が進められました。この時、清朝の実力者であり、北洋軍閥のトップであった**袁世凱(えん せいがい)**が、清朝皇帝(宣統帝、後の溥儀)の退位と引き換えに、自らが中華民国の大総統となることを目論みます。孫文は清朝を完全に倒すため、この袁世凱の提案を受け入れ、大総統の地位を譲ることを約束しました。
こうして、1912年2月12日、清朝の最後の皇帝である宣統帝が退位し、清朝は滅亡しました。
革命の結果とその後
アジア初の共和制国家の誕生:
辛亥革命により、アジアで初めてとなる共和制国家「中華民国」が樹立されました。これは、中国の歴史だけでなく、アジア全体の歴史においても画期的な出来事でした。
袁世凱の独裁と軍閥の時代:
しかし、革命後の主導権は、革命の理念を共有しない袁世凱の手に渡りました。彼は独裁体制を築き、一時は皇帝になろうと試みますが失敗。袁世凱の死後、中華民国は各地の軍閥が割拠する混迷の時代へと突入しました。
辛亥革命は、専制政治を終わらせるという大きな成果を挙げましたが、その後の中国の安定には繋がらず、次の時代への大きな課題を残しました。
宋家の三姉妹
宋家の三姉妹は、20世紀の中国と台湾の歴史に決定的な影響を与えた、**宋藹齢(そう あいれい)、宋慶齢(そう けいれい)、宋美齢(そう びれい)**の三姉妹を指します。
「一人は金と、一人は権力と、一人は国家と結婚した」と評される彼女たちの生涯は、激動の近代中国史そのものであり、それぞれの結婚相手を通じて、中国の政治と経済を動かしました。
宋家の三姉妹のプロフィール
彼女たちの父親は、アメリカで教育を受け、印刷業や銀行業で財を成した**宋嘉樹(チャーリー・ソン)**です。彼は辛亥革命の指導者である孫文の支援者であり、三姉妹は全員アメリカの大学に留学し、英語に堪能な国際感覚を持つ女性として育ちました。
1. 長女:宋藹齢(そう あいれい)
結婚相手: 孔祥熙(こう しょうき)。孔子は末裔で、山西省出身の大富豪であり、中華民国政府の財政部長などを務めました。
特徴: 彼女は「金を愛した」と評され、政治の表舞台には立ちませんでしたが、夫の孔祥熙や弟の宋子文を操り、財界に絶大な影響力を持ちました。妹たちの結婚や政治的な選択にも深く関与し、宋家一族の事実上の裏の司令塔でした。
2. 次女:宋慶齢(そう けいれい)
結婚相手: 孫文(そん ぶん)。中国革命の父であり、中華民国の初代臨時大総統です。
特徴: 彼女は「国家を愛した」と評され、孫文の妻として革命運動に身を捧げました。夫の死後もその志を継ぎ、国民党と対立するようになります。国共合作を主張し、晩年は共産党に協力して大陸に残り、中華人民共和国の副主席を務めました。
3. 三女:宋美齢(そう びれい)
結婚相手: 蒋介石(しょう かいせき)。中国国民党の指導者であり、後に中華民国総統、台湾総統を務めました。
特徴: 彼女は「権力を愛した」と評され、流暢な英語力と国際的な人脈を活かし、夫・蒋介石の政治を陰で支えました。特に日中戦争中には、アメリカへの支援を求める活動で活躍し、国際社会に中国の窮状を訴えました。国共内戦に敗れた後は夫とともに台湾へ渡り、中華民国のファーストレディとして強い影響力を持ち続けました。
三姉妹が中国史に与えた影響
宋家の三姉妹は、それぞれの夫を通じて、20世紀の中国史の主要な出来事に深く関わりました。
国民党の基盤強化:
長女・藹齢と三女・美齢の結婚は、孔家の財力と蒋介石の軍事・政治力を結びつけ、国民党の政治経済的な基盤を強固なものにしました。
国共合作と対立:
次女・慶齢は、共産党寄りの立場をとり、長女と三女が属する国民党と対立しました。しかし、1936年の西安事件では、三姉妹が力を合わせて蒋介石を説得し、第二次国共合作を成立させる重要な役割を果たしました。
戦後の分断:
日中戦争後、国共内戦を経て、慶齢は共産党政権下の大陸に、美齢は国民党政権下の台湾に、藹齢は海外に、と三姉妹の道は完全に分かたれ、二度と顔を合わせることはありませんでした。
宋家の三姉妹の物語は、単なる家族の物語ではなく、中国の近代化、革命、内戦、そして分断という激動の歴史そのものを体現していると言えます。
文化大革命とは
**文化大革命(ぶんかだいかくめい)は、1966年から1976年にかけて、中華人民共和国で起こった大規模な政治的・社会的運動です。正式名称は「プロレタリア文化大革命」といい、当時の最高指導者である毛沢東(もうたくとう)**によって主導されました。
この運動は、中国共産党内部の権力闘争が背景にあり、最終的に中国社会全体に深刻な混乱と悲劇をもたらしました。
革命が始まった背景と目的
権力闘争: 1958年から始まった「大躍進」政策の失敗により、多くの餓死者を出し、毛沢東の指導力は失墜していました。このため、実権は劉少奇(りゅうしょうき)や鄧小平(とうしょうへい)といった現実主義的な幹部(資本主義路線派と見なされていた)に握られていました。毛沢東は、彼らから権力を奪い返すことを目的の一つとしました。
思想闘争: 毛沢東は、共産党内部に資本主義に走る「実権派」が存在すると主張し、社会主義革命をさらに進めるためには、古い思想や文化、習慣を徹底的に打ち破る必要があると訴えました。
革命の主な経過
1. 紅衛兵の台頭(1966年-1969年)
毛沢東は、若者たちに「造反有理(ぞうはんゆうり、造反には道理がある)」と呼びかけ、既存の権威を批判・打倒するよう扇動しました。これに応じた若者たちは**「紅衛兵(こうえいへい)」**を結成し、全国で過激な活動を展開しました。
「四旧打破(しきゅうだは)」: 紅衛兵は「古い思想、古い文化、古い習慣、古い風俗」を打ち破ることを掲げ、寺院や遺跡を破壊したり、知識人や文化人、共産党幹部を批判・吊るし上げ(公開糾弾)たりしました。
権力闘争の激化: 紅衛兵の活動は、党内部の権力闘争に利用され、毛沢東に反発する幹部やその支持者たちは激しい弾圧を受けました。この過程で、劉少奇は失脚し、迫害を受けて命を落としました。
2. 軍の介入と混乱(1969年-1971年)
紅衛兵の活動はエスカレートし、派閥間の武力衝突が頻発して社会は無秩序状態に陥りました。この事態を収拾するため、毛沢東は軍隊を動員して紅衛兵を解散させ、多くの若者を農村に送る**「上山下郷運動(じょうさんげきょううんどう)」**を実施しました。
3. 終結へ(1971年-1976年)
権力を掌握した毛沢東の跡継ぎと目されていた林彪(りんぴょう)が、毛沢東との対立からクーデターを計画し、失敗して飛行機事故で死亡しました。その後、鄧小平が一時的に復権しますが、毛沢東の妻である江青(こうせい)を中心とする「四人組」によって再び失脚させられます。
1976年9月、毛沢東が死去すると、四人組が逮捕され、文化大革命は公式に終結しました。
文化大革命が社会に与えた影響
甚大な人的被害: 数えきれないほどの知識人、文化人、学者、そして一般市民が迫害され、拷問や殺害、自殺に追い込まれました。正確な死者数は不明ですが、数百万人に上るとも言われています。
文化・教育の破壊: 寺院、歴史的建造物、美術品、書籍などが大量に破壊されました。また、大学や研究機関は閉鎖され、学術研究は停滞しました。
経済の停滞: 政治的混乱により、工場や農業生産が停止・混乱し、経済は大きな打撃を受けました。
社会の不信: 家族や友人が互いに告発しあうような状況が生まれ、社会全体の人間関係に深い傷を残しました。
その後の評価
文化大革命の終結後、中国共産党は「歴史決議」を発表し、文化大革命を「毛沢東が誤って発動し、林彪、江青らの反革命集団に利用された、党、国家、人民に大きな災難をもたらした内乱」と公式に否定しました。
しかし、その詳細な検証や責任追及は未だに不十分であり、現代の中国社会にも複雑な影を落とし続けています。
江青とは
江青(1914年 - 1991年)は、中国の最高指導者である毛沢東の4番目の妻であり、文化大革命(1966年〜1976年)の主導者の一人として知られています。
彼女は、元女優という異色の経歴を持ち、権力を握るや、毛沢東の威光を背景に政敵を次々と排除。特に文化大革命期には、社会全体に大きな混乱と悲劇をもたらした中心人物として、中国史に悪名高い名を残しました。
生い立ちと毛沢東との出会い
女優時代: 本名は李雲鶴(り うんかく)。若い頃は上海で女優として活動し、**藍蘋(らんぴん)**という芸名で知られていました。しかし、映画界での活動はうまくいかず、政治的な活動に傾倒するようになります。
延安での出会い: 1938年、中国共産党の拠点であった延安に移り、そこで毛沢東と出会いました。当時、毛沢東にはすでに妻がいましたが、彼は江青との結婚を望みました。党内の反対もありましたが、最終的に「20年間は政治に関与しない」という条件付きで結婚が認められました。
文化大革命における役割
毛沢東との約束を守り、長らく政治の表舞台に立たなかった江青ですが、1960年代半ばから政治活動を再開します。そして、文化大革命の勃発とともに、彼女の権力は急速に拡大しました。
文革指導グループの設立: 1966年、彼女は中央文革小組の副組長となり、毛沢東の代理人として文化大革命を主導しました。
「四人組」の形成: 彼女は、張春橋、姚文元、王洪文とともに**「四人組」**と呼ばれるグループを形成し、絶大な権力を握りました。
紅衛兵の扇動: 彼女は、若者たちからなる紅衛兵を熱烈に支持し、彼らの過激な活動を扇動しました。彼女の指示のもと、多くの知識人、文化人、そして共産党の幹部が「反革命分子」として批判・迫害されました。
文化の破壊と創造: 「古い文化」を否定する一方で、彼女は自身の主導で革命をテーマにした演劇や京劇(「革命現代京劇」)を創作させ、それを唯一の文化として国民に強制しました。
失脚と最期
1976年9月、毛沢東が死去すると、長年蓄積された四人組への人々の不満が爆発します。毛沢東の死からわずか1か月後、華国鋒(かこくほう)や葉剣英(ようけんえい)といった党幹部によって、四人組は逮捕され、江青の政治生命は終わりを告げました。
裁判: 1980年、江青は「林彪・江青反革命集団」の首謀者として公開裁判にかけられました。彼女は法廷で一貫して「毛主席の指示に従っただけだ」と主張し、自身の正当性を訴え続けました。裁判の結果、**死刑(執行猶予2年)**の判決が下されました。
最期: その後、死刑は無期懲役に減刑されましたが、彼女は精神を病み、1991年に北京の病院で自殺したとされています。
江青は、中国共産党の公式な見解では「反革命集団の首謀者」であり、文化大革命の混乱を招いた元凶として厳しく非難されています。彼女の存在は、権力欲と狂信がもたらした悲劇の象徴として、今もなお多くの人々に記憶されています。
#映像の世紀 バタフライエフェクト
— NHKスペシャル公式 (@nhk_n_sp) August 22, 2022
「中国 女たちの愛と野望」
22(月)夜10時〜[総合]
語り #山根基世 https://t.co/wmGNtvz0kh
中国の権力の攻防の陰にはいつも女性がいた。
辛亥革命から権力者を支えてきた宋家の三姉妹、文化大革命を主導した毛沢東の妻・江青。女性たちの愛と野望の物語。
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