安全な皆既日食の観測法🌠【夜ドラ】いつか、無重力の宙で(12)
安全な皆既日食の観測法
こんにちは
猫好き父さんです
まあ
漫画みたいな
教室脱出劇でしたが
そこはそことして
皆既日食は非常に珍しいので
観測したいですよね
あらすじ
人工衛星を打ち上げるため奮闘する飛鳥(木竜麻生)たち。彗(奥平大兼)に、素人が人工衛星開発に挑む無謀さを指摘され、落ち込む飛鳥だったが、「この4人がそろえば何とかなる」とひかり(森田望智)が元気づける。4人は、2009年7月22日の皆既日食の日、補習を抜け出して日食を見たあの日を思い出す。無敵だった高校時代に思いをはせ、周(片山友希)・晴子(伊藤万理華)とともに、飛鳥は決意を新たにする。
出演
【出演】木竜麻生,森田望智,片山友希,伊藤万理華,田牧そら,上坂樹里,白倉碧空,山下桐里,【語り】柄本佑
【脚本】武田雄樹
2009年7月22日に発生した皆既日食
2009年7月22日に発生した皆既日食は、21世紀で最も長く続いた皆既日食として、世界中で大きな注目を集めました。
皆既日食の概要
発生日時: 2009年7月22日
最大継続時間: 6分39秒(太平洋上で観測)
皆既日食帯: インド、ネパール、バングラデシュ、ブータン、ミャンマー、中国、そして日本のトカラ列島などを通過しました。
この皆既日食が特に長く続いたのは、地球が太陽に最も近い軌道にあり(近日点)、月が地球から最も遠い軌道にあった(遠地点)ため、太陽が相対的に大きく、月が相対的に小さく見え、月の影が地球を長く覆ったためです。
日本での観測状況
日本では、鹿児島県のトカラ列島が皆既日食帯に位置し、日本国内で唯一、皆既日食を観測できる場所となりました。しかし、当日は梅雨の時期と重なり、厚い雲に覆われる悪天候だったため、多くの観測地では残念ながら皆既食の瞬間を見ることはできませんでした。
それでも、数分間にわたって昼間が夜のように暗くなり、気温が急激に下がるという現象は体験でき、その神秘的な雰囲気が多くの人々の記憶に残りました。
この日食は、日本国内で多くの人々が科学や宇宙に興味を持つきっかけとなり、メディアでも大きく取り上げられる一大イベントとなりました。
皆既日食の観測で気を付けること
皆既日食の観測は非常に感動的ですが、目を損傷する危険性があるため、安全対策が最も重要です。
ここでは、皆既日食を安全に観測するために気を付けるべきことを、フェーズごとに分けて解説します。
最重要事項:目を守ること
太陽を直接見る行為は、短時間であっても網膜を損傷し、最悪の場合、失明に至る危険性があります。
1. 部分食の観測方法(必須)
皆既食が始まる前と終わった後(太陽が少しでも欠けている状態)は、必ず以下の安全な方法で観測してください。
日食グラス(ソーラーグラス): 最も安全で一般的な方法です。必ず国際規格(ISO 12312-2など)を満たした専用の製品を使用してください。
ピンホール(穴あき板)投影: 小さな穴を通して地面などに映し出された太陽の像を見る方法です。安全で複数人で楽しめます。
2. 絶対にやってはいけないこと
裸眼での直視: 太陽がわずかでも見えているときは絶対にやめてください。
通常のサングラス: 太陽光を遮る能力が不十分で、非常に危険です。
双眼鏡や望遠鏡での直視: 日食グラスの上からでも、レンズを通して光が集められるため、目を失明させる可能性が極めて高く、最も危険な行為です。
皆既食中の特別な注意点
皆既日食の観測で唯一、肉眼で安全に太陽を見られる時間帯があります。
フェーズ | 太陽の見え方 | 観測方法 |
部分食 | 太陽が少しでも見えている状態 | 必ず日食グラスを使用 |
皆既食 | 月が太陽を完全に覆い隠し、コロナが見える状態 | 日食グラスを外して肉眼で観測可能 |
皆既食終了直前 | 太陽の光が再び現れる直前(ダイヤモンドリング) | すぐに日食グラスを装着 |
【最も危険な瞬間】
皆既食が終わる直前、月の縁から太陽の光が一瞬だけ強く輝く「ダイヤモンドリング」や「ベイリー・ビーズ」が見えます。この現象が確認できたら、遅れることなくすぐに日食グラスを装着し、光が戻ってくる太陽を直視しないようにしてください。
その他の留意事項
熱中症・防寒対策: 長時間屋外で観測する場合は、熱中症対策(水分補給、帽子)や、皆既食中の急激な気温低下に備えた防寒対策が必要です。
交通・混雑: 皆既日食帯は大変な混雑が予想されます。早めの行動と、現地のルール遵守を心がけましょう。
写真撮影: カメラで撮影する場合も、レンズの損傷を防ぐため、太陽フィルター(NDフィルターなど)を装着する必要があります。
皆既日食は一生に一度あるかないかの現象です。安全を最優先し、準備万端で神秘的な体験を楽しんでください。
日食グラスは自作してはいけない
日食グラスを自作することは、安全上の理由から強く推奨されません。太陽の光には、目に見えない有害な紫外線や赤外線が含まれており、これらを完全に遮断するには、国際規格(ISO 12312-2など)を満たした専用のフィルターが必要です。
不適切な材料(サングラス、CD、ススを塗ったガラスなど)を使うと、光が弱くなったように見えても有害な光線は通過し、失明を含む重大な目の損傷を引き起こす危険性があります。
🚨 安全な観測は市販の日食グラスで
日食を安全に直接観測するには、必ず天文ショップなどで販売されている**国際規格を満たした市販の「日食グラス」や「ソーラーグラス」**を使用してください。
☀️ 安全な代替観測方法:ピンホール法(間接観測)
自作で安全に日食を観測できるのは、太陽を直接見ずに、**影に映った像を観察する「ピンホール法」**です。
この方法は、カメラの針穴(ピンホール)と同じ原理で、紙などに小さな穴を開け、その穴を通過した太陽光が別のスクリーンに映し出された像を間接的に見る方法です。
準備するもの
厚紙や段ボール(2枚)
画鋲や針(小さな穴を開けるもの)
ハサミまたはカッター
作り方と観測手順
穴あき板の作成: 1枚目の厚紙の中央に、画鋲や針を使って直径1ミリメートル以下の非常に小さな穴を一つだけ開けます。
スクリーンの用意: 2枚目の厚紙や、白い壁や地面をスクリーン(投影面)として用意します。
観測: 穴あき板を太陽に向け、その影をスクリーンに落とします。穴を通過した太陽の光が、スクリーンに欠けた太陽の形を映し出します。
この方法であれば、太陽を直接見る必要がなく、安全に日食の進行を観察することができます。
【注意】 この方法でも、穴あき板を覗き込むのは絶対にやめてください。あくまで「穴を通してスクリーンに映った像」を見るための方法です。
現在(2025年9月)から見て、世界で次に起こる皆既日食は以下の通りです。
次に世界で観測できる皆既日食
1. 2026年8月12日
場所: グリーンランド、アイスランド、そしてスペインを通過します。
特徴: ヨーロッパで観測できる皆既日食として注目されており、特にスペインでは夕方に皆既日食が見られるため、美しい光景が期待されています。
2. 2027年8月2日
場所: 北アフリカと中東地域を通過します。具体的には、スペイン、モロッコ、アルジェリア、チュニジア、リビア、エジプト、サウジアラビアなどを通ります。
特徴: エジプトのルクソール近郊など、歴史的な遺跡と皆既日食を同時に観測できる場所が皆既日食帯に入っており、世界中の観測家から大きな関心を集めています。
日本で次に観測できる皆既日食
日本国内で次に皆既日食を観測できるのは、少し先になりますが、非常に期待されています。
日付: 2035年9月2日(火)
場所: 皆既日食帯は、北陸地方(石川県能登半島など)から、関東地方(群馬県、栃木県、茨城県、千葉県など)の一部を横断します。
特徴: 日本の人口密集地に近い地域を通過するため、2009年のトカラ列島での皆既日食よりもはるかに多くの人が容易に観測できると予想されています。
この日食は午前10時頃に起こると予測されており、晴天であれば国内で貴重な皆既日食の瞬間を目撃できるチャンスとなります。
🌠#夜ドラ【#いつか無重力の宙で】🪐
— NHKドラマ (@nhk_dramas) September 25, 2025
月曜から木曜 夜10:45
46年ぶりの皆既日食を見るために日食グラスをかけてチャキーン😎😎😎😎#いつそら #いつそらオフショット#田牧そら #上坂樹里 #白倉碧空 #山下桐里
📺見逃し配信はNHKプラスで
(※10月からはNHK ONEで)https://t.co/Ts05BlVdjK pic.twitter.com/BEOBIRV9jT
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