胃がんは珍しくなかった?😢【連続テレビ小説】風、薫る(83)第17週「脈動」
胃がんは珍しくなかった?
こんにちは
猫好き父さんです
往診でそれも触診だけだと思うんだけど
あそこまでわかるとは
流石だね!
あらすじ
文(内田慈)の体調を心配した直美(上坂樹里)は、医師の藤田(坂口涼太郎)にお願いして文の診察をしてもらう。一方、新潟で舎監を続けているりん(見上愛)の元にはある手紙が届く。
出演者
【出演】見上愛,上坂樹里,内田慈,生田絵梨花,坂口涼太郎,水野美紀
原作・脚本
【脚本】吉澤智子,【原案】田中ひかる
音楽
【音楽】野見祐二
藤田先生「治らない患者にも病院に来られない患者にも
— 朝ドラ「風、薫る」公式 (@asadora_nhk) July 21, 2026
日々看護は必要だから……がんばって!」
直美の頼みで文の診療に来てくれた藤田先生。
文にもやさしい嘘を……😢
👇藤田先生の診療の様子https://t.co/Knjuh2zh2s#朝ドラ #風薫る
上坂樹里 坂口涼太郎 pic.twitter.com/ySFIP8gt1J
胃がん
明治時代においても胃がんは非常に多く、当時の「がん(悪性腫瘍)」の中では最多の部位でした。
ただし、「社会全体の死因」として多かったかというと、現代とは大きく事情が異なります。当時の食環境、医療技術、平均寿命などの背景から見ると、以下のような特徴がありました。
1. がん(悪性腫瘍)の中では「圧倒的に多かった」
明治時代、がんと診断された(あるいは解剖などで判明した)患者の中で、胃がんは男性のがんの約60%以上を占めていたと言われています。現代と比べても、がんにおける胃がんの比率は当時の方がはるかに高い状態でした。
胃がんが多かった主な要因
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の感染率の高さ
胃がんの最大の原因とされるピロリ菌は、衛生環境が不十分だった時代に井戸水などを通じて乳幼児期に感染します。明治時代のピロリ菌感染率はほぼ100%に近かったと考えられており、慢性胃炎から胃がんを発症するリスクが非常に高い環境にありました。
塩分の多い食事と保存食
冷蔵庫がない時代のため、高塩分の漬物や塩干魚などの保存食が中心でした。強い塩分刺激は胃の粘膜を傷つけ、ピロリ菌と相まって胃がんの発症を促進しました。
2. しかし「全死因」で見ると、現代ほど多くはなかった
胃がんそのものは多かったものの、「全人口の死因」として見ると、現代ほど高い割合ではありませんでした。これには当時の社会的な事情が大きく関係しています。
平均寿命が短かった(40代前後)
明治時代の平均寿命は40歳〜40代半ばでした。がんは加齢とともに増える病気(高齢化疾患)であるため、がんを発症する年齢に達する前に、他の病気で亡くなる人が大半でした。
感染症が死因のトップだった
当時の死因の圧倒的上位は、結核、コレラ、赤痢、肺炎、インフルエンザなどの感染症や、乳幼児の死亡でした。
「胃がん」と診断されずに亡くなるケースが多かった
明治時代はレントゲンや胃カメラ(内視鏡)、病理診断などの技術がまだ普及していなかったため、胃がんであっても「胃潰瘍」「胃積(いしゃく)」「慢性胃炎」「老衰」などと診断されて亡くなるケースが非常に多く存在しました(※文豪・夏目漱石も重い胃病に苦しみましたが、当時は胃潰瘍と診断されていました)。
まとめ
明治時代は、「人生50年未満の時代だったため、全死因に占める割合としては感染症に隠れていたが、がんに罹患した人の中では胃がんがダントツで多かった」というのが正確な像と言えます。
その後、昭和中期以降に日本人の平均寿命が伸びて高齢化が進んだことで胃がんの「絶対数」は一時急増しましたが、平成から令和にかけてはピロリ菌の除菌や衛生環境の改善、塩分の控えめな食事の普及により、胃がんの罹患率は徐々に減少傾向にあります。


















