またお前か!😡【連続テレビ小説】風、薫る(113)第23週「歩々清風」
またお前か!
こんにちは
猫好き父さんです
またお前か!
と怒りつつも
少し安心した視聴者も
多かったのでは?
画像は公式からの引用です
あらすじ
ある日、しのぶ(木越明)が派出看護に関する悪評を耳にし、りん(見上愛)と直美(上坂樹里)に報告に来る。噂の真相を確かめるため悪質な派出看護会を訪ねると、そこにいたのは…。直美は取締りを求めて内務省衛生局の柳生(中村倫也)を訪ねるが…。
出演者
【出演】見上愛,上坂樹里,木越明,藤原季節,中村倫也
原作・脚本
【脚本】吉澤智子,佃良太【原案】田中ひかる
音楽
【音楽】野見祐二
派出看護でよくない商売をしている看護婦会があると聞き、
— 朝ドラ「風、薫る」公式 (@asadora_nhk) September 1, 2026
りんと直美が向かった先にいたのは……
出たーー!寛太!
もうかる看護に手を出したようです。
👇直美と寛太はやっぱり因縁?https://t.co/mvUWWcFYUk#朝ドラ #風薫る
上坂樹里 藤原季節 pic.twitter.com/fGtQMnpm05
悪徳派出看護婦会(はしゅつかんごかい)
明治時代中期から後期にかけて存在した「悪徳派出看護婦会(はしゅつかんごかい)」の問題は、日本における近代看護・医療制度の確立期に生じた深刻な社会的弊害の一つです。
当時、病院勤務ではなく個人宅や各施設へ看護婦を派遣(派出)する「派出看護婦会」が多数設立されましたが、制度や資格が未整備だったことを背景に、劣悪な業者による事件や人権侵害が多発しました。
1. 発生の背景:近代看護の黎明期と制度の空洞化
明治10年代〜20年代(1880年代〜1890年代)、有志共立東京病院看護婦教育所(のちの慈恵看護学校)や東京帝国大学医学部付属病院などで日本初の近代的な看護婦養成が始まりました。
しかし、当時はまだ公的な国家資格や全国統一の「看護婦規則」が存在しなかったため(公的な規則の整備は1915年・大正4年まで待つことになります)、誰でも「看護婦会」や「看護婦養成所」を看板にして営業できる状態にありました。
2. 「悪徳派出看護婦会」の具体的な横暴と被害
営利のみを目的とした悪徳業者が乱立したことで、看護婦本人・患者・社会全体に対して以下のような問題が引き起こされました。
- 無資格者・未経験者の派遣とピンハネ十分な衛生・医学教育を行わず、地方から出てきた貧困層の少女らを数日〜数週間程度教育(あるいは無教育)しただけで「看護婦」として派遣。患者側からは高額な看護料を徴収しながら、看護婦本人には給与を極端に低く抑えて搾取(ピンハネ)しました。
- 人身売買・借金による縛り付け(前借金構造)渡航費や養成費、制服代などを「借金(前借金)」として背負わせ、返済が終わるまで過酷な労働を強いました。実質的な人身売買・現代でいう人身取引に近い状態であったケースも報告されています。
- 過酷な労働条件と不衛生的環境24時間連続勤務や過酷な住込み労働を強いた結果、結核などの感染症に倒れる看護婦が相次ぎました。
- 風紀・社会的信用の失墜一部の悪徳会では、看護婦を単なる給仕や家政婦、さらには性的なサービスを提供する存在のように扱い、患者側からも「看護婦=低層の給仕婦」という偏見が強まる原因となりました。
3. 社会的批判と制度改善への動き
こうした悪徳派出看護婦会の存在は、当時の新聞(『萬朝報』など)や社会的運動によって厳しく批判されました。
- 看護職の社会的地位の低下正しい志や教育を持って看護に従事しようとした女性たちが、悪徳業者の巻き添えを食う形で社会的な軽視や偏見に晒される事態となりました。
- 大正期の「看護婦規則」制定へ悪徳派出看護婦会の横行や質の低下に危機感を抱いた大関知(ちか)ら日本初の看護婦教育者・医療関係者や、警視庁などの行政当局の動きにより、警察令による取締り(派出看護婦取締規則)が各地で始まり、最終的に1915年(大正4年)の全国統一的な「看護婦規則」制定(免許制の導入)へと繋がっていくことになります。
明治時代の「悪徳派出看護婦会」問題は、医療の近代化という華々しい歴史の陰で、女性の自立職種としての看護が確立される過程で直面した大きな制度的試練・労働問題であったといえます。


















