明治の景気悪化について調べてみた😢【連続テレビ小説】ばけばけ 第3週「ヨーコソ、マツノケヘ。」(12)
明治の景気悪化について調べてみた
こんにちは
猫好き父さんです
大変な事態になりました
乗り越えられるのでしょうか?
あらすじ
トキ(髙石あかり)が働く機織り工場が、景気悪化で資金難に。社長であり親戚の雨清水傳(堤真一)が金策に繰り出し、その間、雨清水家の三男・三之丞(板垣李光人)が社長代理を務めることになった。トキやチヨ(倉沢杏菜)、せん(安達木乃)、女工たちにも不安が広がっていく。一方、松野家では勘右衛門(小日向文世)による銀二郎(寛一郎)への跡取り教育が過熱していた。そんなある日、金策中の傳が倒れてしまう。
出演
【出演】髙石あかり,北川景子,堤真一,小日向文世,板垣李光人,寛一郎,倉沢杏菜,安達木乃,足立智充,高坂勝之,住田将太,前田拓澄
【作】ふじきみつ彦
【音楽】牛尾憲輔
明治22年(1889年)頃は、日本の経済が松方デフレからの回復と、それに続く第1次企業勃興というブームを経て、次の不況局面へ移行する時期にあたります。
この時期の不況は、主に**「明治23年恐慌(1890年恐慌)」**の直前の金融逼迫(ひっぱく)期として捉えられます。
1. 明治22年頃の経済的な位置づけ
明治22年(1889年)の経済状況を理解するには、その前後の流れが重要です。
時期 | 経済状況 | 特徴 |
明治14年〜 | 松方デフレ期 | 大蔵卿・松方正義が紙幣整理のため緊縮財政を断行。物価が下落し、多くの農民や中小企業が疲弊した。 |
明治18年〜 | 第1次企業勃興期 | デフレが収束し、景気が回復。特に、鉄道、紡績などの分野で多くの株式会社が設立され、空前の企業設立ブームが起こった。 |
明治22年(夏以降) | 金融逼迫(不況の前兆) | 企業勃興による資本金の払込需要の集中と、米の凶作による米取引の活発化で資金需要が急増。金融が逼迫し始める。 |
明治23年(1890年) | 明治23年恐慌 | 日本最初の本格的な資本主義的恐慌が発生。多くの新設会社が破綻する。 |
明治22年頃の具体的な状況
明治22年(1889年)の夏頃までは、企業勃興のブームによる活況が続いていました。しかし、その裏側で過熱した企業設立に伴う問題が顕在化し始めます。
資本金払込の集中: 新しく設立された企業(特に鉄道や紡績)の株主が、次々と資本金を払い込む必要が生じ、市場から資金が大量に吸い上げられました。
米の凶作: 米の不作により米価が上昇し、米の取引が活発化しました。この投機的な取引のために資金需要が高まり、さらに金融市場の逼迫を招きました。
金利の上昇: 上記の要因により、金融機関から資金を借りる際の金利が急騰し、資金繰りが苦しくなった新興企業や小規模銀行が経営危機に陥り始めました。
この**「金融の逼迫」と「企業の経営不安」**が高まった状態が、まさに明治22年後半から明治23年初頭にかけての不況・恐慌前夜の状況です。
2. 不況の影響
明治22年頃から表面化し、翌年の恐慌で決定的なものとなった影響は以下の通りです。
新設会社の破綻: 無理な計画や投機的な設立をした新興の会社が多数倒産しました。
銀行の破綻: 特に不健全な融資を行っていた小規模な銀行が連鎖的に破綻しました。
景気の後退: 一連の金融不安と企業破綻により、経済活動全体が停滞期に入りました。
資本主義の確立: この恐慌は、日本で初めての本格的な資本主義的恐慌と位置づけられており、これを経て経済システムがより健全化していく契機ともなりました。
騒然となる工場。
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長男・氏松の出奔に、厳しさが増す織物工場の経営。
奔走する傳さんですが…。#髙石あかり #安達木乃 #堤真一#ばけばけ pic.twitter.com/s9QU6IzvDx
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