無戸籍児問題

こんにちは

猫好き父さんです

ちょっと驚きの展開ですよね

いきなり３年後

戸籍取得

７年後と

まあ、ある意味

トントン拍子に進んでいきます

ここから先に

ホントのドラマがあるんですよね

次回予告は凄いことに

なってましたね

画像は公式からの引用です

あらすじ

萌子が中越美海（前田花）として紘海（北川景子）と暮らし始めて3年。紘海は今も変わらず、美海が人目に触れないよう細心の注意を払って生活し、自分は変わらず保育園で調理師として働いていた。美海は、電車好きで明朗快活な女の子へと成長。不思議なことに、3歳までの出来事はまったく覚えていなかった。
娘を失った旭（大森南朋）が、かつての自分のように不幸のどん底で苦しんでいることを願い続けてきた紘海だったが、その旭は、義理の父が経営する大手スーパー『タイナス』に勤め、今や後継者と目されるほどの存在に。さらに、萌子は今もどこかで生きているはずだと探し続けていた。
そうとは知らない紘海は、美海の小学校進学を前についに戸籍問題に直面し、覚悟を決めて区役所を訪れる。さらに、ある人物に連絡をとり…。

出演

北川景子仁村紗和平祐奈阿部亮平（Ｓｎｏｗ　Ｍａｎ）原日出子鶴田真由中原丈雄筒井道隆大森南朋

音楽

【脚本】池田奈津子【音楽】村松崇継【主題歌】ｂａｃｋ　ｎｕｍｂｅｒ「ブルーアンバー」（ユニバーサルシグマ）

無戸籍児（むこせきじ）

「無戸籍児（むこせきじ）」とは、様々な事情により、出生届が出されずに戸籍（こせき）に記載されていない子どものことです。日本の法律上、戸籍がないと様々な行政サービスを受けることが難しくなり、人権に関わる深刻な問題となります。

無戸籍児が発生する主な原因:

最も大きな原因として、**民法第772条（嫡出推定）**の規定と関連する問題が挙げられます。

離婚後300日問題:
- 民法第772条では、「妻が離婚後300日以内に出産した子は、前夫の子と推定する」と定められています。
- 母親が離婚後すぐに別の男性との間に子どもを妊娠・出産した場合、生物学的な父親が前夫ではないにもかかわらず、法律上は前夫の子と推定されてしまいます。
- この場合、出生届には前夫を父親として記載する必要がありますが、事実と異なるため前夫が同意しなかったり、母親が真実を記載しようとして役所に受理されなかったりすることが起こります。結果として、出生届が出せず、子どもが無戸籍となってしまいます。
- （※2024年4月1日に民法が改正され、女性が離婚後300日以内に再婚した後に生まれた子は、再婚後の夫の子と推定されるようになりました。これにより一部の問題は解消されますが、再婚しない場合など、この規定による無戸籍の問題が完全に解消されたわけではありません。）
ドメスティック・バイオレンス（DV）:
- DVから逃れるために、加害者である父親に出生を知られたくない、あるいは戸籍登録に必要な手続きに関わりたくないといった理由で、母親が出生届を出せないケースがあります。
未婚の母、経済的困窮、孤立:
- 未婚の母親が、社会的な偏見や家族の反対、経済的な問題、あるいは届出の手続きに関する知識不足や孤立などから、出生届を出せない場合があります。
その他:
- 自宅出産で医師や助産師の証明が得られない場合、あるいは親が病気などで手続きができない場合なども、稀に原因となることがあります。

無戸籍であることによる問題点:

無戸籍の子どもは、法的にその存在が確認できないため、以下のような様々な問題に直面し、基本的な権利が保障されにくくなります。

住民票が作成できない: 行政サービスを受けるための基本的な証明である住民票が作れません。
就学の困難: 小学校、中学校への就学が難しくなることがあります（現在は就学支援が進められていますが、手続きが複雑な場合があります）。
医療サービスへのアクセス困難: 健康保険に加入できず、医療費が高額になったり、適切な医療を受けられなかったりする可能性があります。
パスポートが取得できない: 海外渡航ができません。
将来の結婚や子どもの戸籍作成の困難: 自身が戸籍を持たないため、結婚したり、自分の子どもが生まれたりした場合に、その戸籍を作成することが極めて困難になります。
各種福祉サービスや公的な支援が受けにくい:

解決に向けた取り組み:

無戸籍児をなくすために、法務省や各自治体、支援団体などが様々な取り組みを行っています。

法務省による通知や啓発活動: 民法改正の内容周知や、戸籍登録に向けた手続きの案内、相談窓口の設置などを行っています。
自治体による支援: 出生届を出す際の個別相談に応じたり、戸籍登録に向けた法的手続き（嫡出否認調停など）に関する情報提供や支援を行ったりしています。
民間の支援団体: 無戸籍者やその家族に対して、法律相談、行政手続きの支援、居場所の提供など、多角的なサポートを行っています。

無戸籍の問題は、子どもの健やかな成長や将来、そして基本的な人権に関わる非常に重要な問題です。問題を抱えている方や、周囲に該当する方がいる場合は、一人で悩まずに必ず役所や支援団体に相談することが大切です。法務省のウェブサイトなどにも情報が掲載されています。

無戸籍のお子さんが戸籍を取得するための手続きは、その原因や状況によって異なりますが、主に子どもの法的な親子関係を確定させた上で、出生届を出すという流れになります。

特に、前回の説明で触れた「離婚後300日問題」が原因の場合、法的な手続きが必要になることがほとんどです。

主な手続きの流れと相談先は以下のようになります。

主な手続き（原因によって必要な手続きが異なります）:

法的な親子関係の確定:
- 嫡出否認（ちゃくしゅつひにん）の訴え:
  - 母親が離婚後300日以内に子どもを出産し、前夫が法律上の父親と推定されてしまう場合、この推定を覆すために、原則として前夫が子どもが生まれたことを知ってから1年以内に家庭裁判所に申し立てる訴えです。これが認められると、前夫と子どもの間に法律上の父子関係がなかったことが確定します。
  - （※2024年4月1日施行の民法改正により、離婚後300日以内であっても、母親が再婚後に生まれた子は再婚後の夫の子と推定されるようになったため、この訴えが不要になるケースが増えました。しかし、再婚していない場合など、状況によってはまだこの手続きが必要になることがあります。）
- 親子関係不存在確認（おやこかんけいふそんざいかくにん）の訴え:
  - 上記の嫡出否認の訴えの期間が過ぎてしまった場合や、前夫以外が父親であることが明らかなのに法律上の推定があるなど、状況が複雑な場合に、母親や生物学的な父親、あるいは子ども（自身で手続きできるようになれば）が家庭裁判所に申し立てる訴えです。これにより、法律上の父子関係がないことを確定させます。
- 認知（にんち）:
  - 上記の手続きによって、法律上の父親の推定がなくなった後で、生物学的な父親がその子どもを自分の子であると認める手続きです。これにより、生物学的な父子関係が法律上も確定します。
  - （※民法改正により、母が夫と別居中に、夫の子ではない子を妊娠・出産した場合などには、夫の嫡出推定が及ばなくなるケースや、生物学的な父が認知できるケースも増えています。）
出生届の提出:
- 上記のいずれかの手続きによって、子どもの法的な親子関係が確定したら、その証明（家庭裁判所の審判書など）を添えて、市区町村役場に出生届を提出します。
- 出生届が受理されると、子どもの戸籍が作成されます。
- 生まれなかったことにされているケースでも、出生の事実を証明する書類（病院の証明書など）と親子関係を確定する書類があれば、後から出生届を出すことが可能です。出生証明書がない場合でも、状況に応じて対応が可能なケースもあります。

どこに相談すれば良いか:

無戸籍の問題は法的な手続きが絡むことが多く、個人で解決するのは非常に困難です。必ず専門機関や公的な窓口に相談してください。

市区町村役場: 戸籍や住民票の手続きを行う窓口です。無戸籍となっている状況を相談し、まずどのような手続きが必要になるか、どのような書類が必要かについて基本的な情報を得られます。
法務局（法務省）: 戸籍制度を管轄している国の機関です。法務局の戸籍課などでは、無戸籍に関する専門的な相談窓口を設けている場合があります。民法に関する詳細な説明や、必要な法的手続きについて具体的なアドバイスを得られます。
弁護士: 嫡出否認の訴えや親子関係不存在確認の訴えなど、家庭裁判所での法的手続きを代理で行ってもらうことができます。複雑なケースや迅速な解決を目指す場合に有効です。法テラス（日本司法支援センター）で無料相談を利用できる場合もあります。
NPOや支援団体: 無戸籍者やその家族を支援する民間の団体があります。無料での相談対応や、行政・法的な手続きのサポート、居場所の提供など、様々な支援を行っています。

無戸籍状態を解消するためには、法的なハードルが存在しますが、民法改正などで制度も変わりつつあり、適切な相談先につながることで解決の道は開けます。まずは管轄の法務局や、市区町村役場の戸籍担当窓口に相談してみることを強くお勧めします。

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『#あなたを奪ったその日から』第3話

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