ウグイスが珍重された文化的背景がある、しかしメジロだよねえ🐥【連続テレビ小説】ばけばけ(41)第9週「スキップ、ト、ウグイス。」
ウグイスが珍重された文化的背景がある、しかしメジロだよねえ
こんにちは
猫好き父さんです
なんで
ウグイスが贈り物なの?
と思ってしまいましたが
それには理由があるようですね
あらすじ
ヘブン(トミー・バストウ)と錦織(吉沢亮)は、知事(佐野史郎)に案内されて月照寺を訪れていた。そこに、知事の娘・リヨ(北香那)が現れる。東京の女学校で英語を学んだリヨは、ヘブンと積極的にコミュニケーションをとり、錦織と知事は蚊帳の外に。数日後、女中仕事に励むトキのもとをリヨが訪ねてくる。「あなたは私のライバルなのかしら?」と問いかけるリヨにトキがだした答えは?
【出演】髙石あかり,トミー・バストウ,吉沢亮,生瀬勝久,佐野史郎,池谷のぶえ,シャーロット・ケイト・フォックス,岩崎う大,北香那,渡辺江里子,木村美穂,野内まる,瀧沢修
【作】ふじきみつ彦
【音楽】牛尾憲輔
明治時代に、ウグイスなどの小鳥を**「人をもてなすため」の贈答品として贈る習慣は、現代のように誰にでも広く行われる一般的な慣習とまでは言えません**が、珍重される嗜好品として存在していました。
特に、上流階級や文人、趣味人の間では、鳴き声の良いウグイスや美しい鳥類を贈答品とすることがありました。
🐦 ウグイスが珍重された文化的背景
ウグイスは古来よりその美しい鳴き声(ホーホケキョ)が愛され、「春告鳥(はるつげどり)」として詩歌にも詠まれるなど、文化的に高い地位を持っていました。
1. 「鳴き合わせ」と価値
江戸時代から、ウグイスの鳴き声の優劣を競う「鳴き合わせ」という文化があり、非常に美しく鳴く個体は高額で取引されていました。明治時代に入っても、この**「声」を愛でる趣味**は、特に裕福な層や伝統文化を重んじる人々の間で続いていました。
2. 贈答品としての位置づけ
このような文化的な背景から、ウグイスやメジロなどの小鳥は、単なるペットではなく、教養や風流を解する人への贈り物として扱われました。
贈る目的: 相手の趣味を尊重し、洗練された楽しみを提供するための贈り物でした。特に、美しい鳥籠に入った、珍しい鳴き声を持つウグイスは、高価な贈答品として使用されました。
「粋(いき)」な贈り物: 鳴き声という無形の価値を贈ることは、当時の文化人にとって「粋」な振る舞いとされました。
現代の、高価な盆栽や美術品を贈る文化と同様に、鑑賞の対象としての小鳥は、もてなしや贈答の品として用いられていたといえます。
ウグイス(鶯)
ウグイス(鶯)は、スズメ目ウグイス科に分類される鳥で、その美しいさえずりから日本の三鳴鳥(ウグイス、オオルリ、コマドリ)の一つに数えられ、文化的に非常に重要な位置を占めています。
しかし、その地味な外見と高い文化的イメージとの間に大きなギャップがあることが特徴です。
🍃 生態と外見の特徴
1. 外見
ウグイスの最大の特徴は、その地味な体色です。
体色: 全体的にくすんだオリーブ褐色(褐色を帯びた緑色)をしており、野山に溶け込む保護色となっています。
サイズ: スズメよりわずかに大きく、全長は約14〜15cm程度です。
「ウグイス色」というと鮮やかな緑色を想像しがちですが、あの鮮やかな緑色の鳥は、しばしばメジロ(目の周りが白い小さな鳥)と間違われます。
2. 生息地と食性
生息地: 低地から山地の笹やぶなどの茂みの中に生息し、人目につきにくい場所を好みます。
食性: 主に昆虫類やクモ類、木の実などを食べます。
🎶 鳴き声と「春告鳥」
ウグイスの鳴き声は、その存在を最も象徴する要素です。
1. 「ホーホケキョ」
一般に知られる美しい鳴き声「ホーホケキョ」は、繁殖期(春から夏)に縄張りを主張したり、メスを呼んだりするための**さえずり(オスが鳴く)**です。この鳴き声は非常に音量が大きく、遠くまで響きます。
2. 「春告鳥」としての役割
ウグイスは、その鳴き声が本格的に始まるのが春であることから、「春告鳥(はるつげどり)」として古くから親しまれ、日本の文学や文化において春の訪れを象徴する鳥とされてきました。
さえずりではない地鳴きは一年中聞かれ、低い声で「チャッチャッ」や「ジャッジャッ」と鳴きます。
🌸 文化的側面と誤解
梅との関わり: 「梅にウグイス」という取り合わせは、花札や伝統的な意匠でよく見られますが、これは春の象徴としての組み合わせであり、実際にウグイスが梅の木によく来るのは、梅の花の蜜を吸いに来るメジロである場合が多いです。
ウグイス餅の色: 和菓子の「ウグイス餅」に見られる明るい緑色のきな粉も、実際のウグイスの体色ではなく、メジロのイメージや春の若葉の色に由来するとされています。
月照寺(げっしょうじ)
**月照寺(げっしょうじ)**は、島根県松江市にある曹洞宗の寺院で、**出雲国松江藩を治めた松平家(越前松平家)の歴代藩主の廟所(墓所)**として知られています。
「月照寺は門をくぐると苔むした庭園が広がり、幽玄な雰囲気に包まれている」と評される、松江の歴史と文化を象徴する寺院の一つです。
🏯 創建の経緯と歴史
1. 創建者と由来
月照寺は、松江藩松平家(越前松平家)の初代藩主である**松平直政(なおまさ)によって、直政の生母である月照院(げっしょういん)**の菩提を弔うために寛文4年(1664年)に創建されました。
月照院の背景: 月照院は、徳川家康の次男である結城秀康の娘にあたります。
名前の由来: 寺院名は、直政の母の法名「月照院」から採られています。
2. 歴代藩主の廟所
初代直政から九代の藩主までの松平家歴代の廟所が設けられています。これは、松江藩における松平家の権威の象徴でもありました。
十代以降の藩主は、江戸の菩提寺に葬られています。
🐢 月照寺の主な見どころ
1. 巨大な「大亀の石像」
月照寺で最も有名で観光客の目を引くのが、六代藩主・松平宗信(むねのぶ)の墓所前にある巨大な亀の石像です。
特徴: 墓石(石碑)の台座として、高さ約2メートルの巨大な亀の石像が用いられています。
言い伝え: 「夜な夜な池を抜け出して松江の町を徘徊し、これを見た者は災いに遭う」という伝説があり、そのために鎖で繋がれていると語り継がれています。実際には、石碑が重すぎるため沈下を防ぐ目的や、中国の神話に基づいた縁起物として造られたものです。
2. 苔むした庭園と茶室
庭園: 山陰地方特有の湿度の高い気候と、代々手入れされてきた努力により、境内は美しい苔に覆われ、静寂で幽玄な雰囲気を醸し出しています。
茶室: 松江藩の七代藩主で、茶人としても名高い松平治郷(まつだいら はるさと、不昧公:ふまいこう)が愛したとされる雲州流茶道と関わりの深い場所でもあります。
また、月照寺は「山陰のあじさい寺」としても知られ、初夏には美しい紫陽花が咲き誇る名所としても有名です。
ヘブンさんへの贈り物の“ウグイス”を持って現れたリヨさん。
— 朝ドラ「ばけばけ」公式 放送中 (@asadora_bk_nhk) November 24, 2025
「協力して下さらない?」#髙石あかり #北香那#ばけばけ pic.twitter.com/FYqF36SdQO
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