どうして嵩はそこでそういうミスをするかな~間抜け!🐎【連続テレビ小説】あんぱん 第11週「軍隊は大きらい、だけど」(52)
どうして嵩はそこでそういうミスをするかな~間抜け!
こんにちは
猫好き父さんです
いつもそうだよねえ
チャンスをもらっておきながら
自分のミスでふいにしてしまい
落ち込む
結局、誰かに救ってもらう
この繰り返し
いい加減にしろよ!
あらすじ
ひとり靴磨きをする嵩(北村匠海)の前に、健太郎(高橋文哉)が現れる。思いがけない再会に嵩は心が救われる。島中隊長(横田栄司)の前で軍人勅諭をすらすらと暗唱した嵩は、島の推薦で陸軍幹部候補生試験を受けることに。試験を間近に控えた嵩に、八木は受かるしか道はないと発破をかける。嵩は徹夜で勉強しようと厩舎の不寝番を申し出るが…。
出演
【出演】今田美桜,北村匠海,高橋文哉,中沢元紀,横田栄司,奥野瑛太,櫻井健人,薄平広樹,日高由起刀,板橋駿谷,萩原亮介,原菜乃華,松浦慎一郎,妻夫木聡
【作】中園ミホ
軍人勅諭(ぐんじんちょくゆ)
軍人勅諭(ぐんじんちょくゆ)は、1882年(明治15年)1月4日に明治天皇から陸海軍軍人に対して下賜された勅諭です。正式名称は「陸海軍軍人に賜はりたる勅諭」といい、旧日本陸海軍における軍人の精神教育の基本として、第二次世界大戦での敗戦まで大きな影響を与え続けました。
制定の背景と目的
軍人勅諭が制定された背景には、いくつかの重要な要因があります。
- 自由民権運動の高揚: 当時、国民の間で自由民権運動が盛り上がり、国会開設を求める動きが活発化していました。政府は、このような民権思想が軍隊内に波及し、軍人が政治に関与することを強く警戒していました。
- 軍隊の統一と天皇直属化: 明治維新後、国民皆兵制度が導入され、旧来の武士階級だけでなく、一般国民から兵士が徴集されるようになりました。異なる出自を持つ兵士たちを統一し、近代的な軍隊として機能させるためには、精神的な支柱が必要でした。また、1878年(明治11年)の竹橋事件(近衛兵による反乱)などの兵士の不満と反乱の動きも背景にあり、軍隊の統制強化が喫緊の課題でした。
- 統帥権の確立: 大日本帝国憲法制定に先立ち、軍隊の統帥権(指揮権)が天皇に属すること(天皇大権の一つ)を明確にすることで、軍隊を内閣や議会などの政治から独立させ、天皇直属の機関として確立する目的がありました。これは、後の「統帥権の独立」につながる重要な布石となりました。
起草は、参謀本部長であった山県有朋の命により、法学者の西周(にしあまね)が行いました。
内容
軍人勅諭は、当時の詔勅としては珍しく、平仮名交じりの和文調で書かれた長文(約2700字)です。その中心となる内容は、軍人が守るべき「五つの徳目」と、軍人の政治不関与の明確化です。
五つの徳目
- 忠節(忠君愛国): 「軍人は忠節を尽くすを本分とすべし。」とされ、天皇への絶対的な忠誠が求められました。天皇を「大元帥」、軍人を「股肱(ここう)」(手足)と位置づけ、天皇と軍人の直接的な関係を強調しています。国に報いる心こそが軍人の本分であり、これなくしては如何に技術や学問に優れても「木偶人形」に過ぎないと説かれています。
- 礼儀: 上官への絶対服従と、軍隊内の厳格な規律・秩序を重んじることを強調しています。「下級のものは、上官の命を承ること、実は直に朕が命を承る義なりと心得よ」と記され、上官の命令は天皇の命令と同義であるとされました。
- 武勇: 「武勇を尊ぶべし。」と記され、勇気を重んじることの重要性が説かれています。しかし、単なる血気にはやる「小勇」ではなく、義理をわきまえ、思慮を尽くした「大勇」を持つことを求め、不必要な蛮勇を戒めています。
- 信義: 「信義を重んずべし。」と記され、同僚や友人との信頼関係、約束を守ることの重要性を説いています。また、「古より或は小節の信義を立てんとて、大網の順逆を誤り」という一節は、西郷隆盛らの西南戦争を念頭に置いたものとも解釈されています。
- 質素: 「質素を旨とすべし。」と記され、豪華な生活を避け、贅沢を慎むことを奨励しています。清貧を重んじ、欲望に流されない精神を養うよう求められました。
政治不関与の明確化
軍人が「世論に惑はず、政治に拘はらず」と明記され、軍人が政治に関与しないよう強く戒められています。これは自由民権運動の背景から、軍が政治的影響を受けることを防ぐためのものでした。
影響と意義
- 「天皇の軍隊」の確立: 軍人勅諭は、軍隊が天皇に直属する「皇軍」であることを明確にし、その後の日本軍の精神的基盤となりました。天皇への絶対的忠誠が軍人にとっての最高道徳とされ、戦前の軍国主義を支えるイデオロギーの一つとなりました。
- 軍事教育の基本: 陸軍では将兵が全文を暗唱することが求められるなど、軍人勅諭は兵士の精神教育の根幹となりました。一方、海軍では全文暗唱よりその精神を理解することが重視されたとも言われます。
- 国民への影響: 徴兵制を通じて、軍人勅諭の思想は広く国民にも浸透し、当時の国民の道徳観や国家観にも大きな影響を与えました。教育勅語と並び、戦前の日本の国民道徳の二本柱とされました。
- 統帥権の独立の確立: 憲法制定に先んじて軍の統帥権が天皇にあることを明記したことで、後の「統帥権の独立」の根拠となり、軍部が政府から独立して行動する素地を作ったという側面もあります。
- 戦陣訓との関係: 第二次世界大戦中に、軍人勅諭の精神を具体化した「戦陣訓」が策定されました。「生きて虜囚の辱めを受けず」といった訓戒は、軍人勅諭の精神をさらに極端に推し進めたものと解釈されます。
その後の扱われ方
第二次世界大戦での敗戦後、1948年(昭和23年)6月19日に衆議院の「教育勅語等排除に関する決議」および参議院の「教育勅語等の失効確認に関する決議」がそれぞれ可決され、教育勅語などと共にその効力は失効が確認されました。
軍人勅諭は、近代日本において軍人の精神を律し、国家の方向性を決定づける上で極めて重要な役割を果たした文書であり、その内容は戦後の日本の歴史認識や平和教育においても重要な研究対象となっています。
旧日本陸軍の階級制度
旧日本陸軍の階級制度は、現代の自衛隊や他国の軍隊と同様に、兵士から幹部まで、職務や責任に応じて細かく分類されていました。大きく分けて「兵」「下士官」「士官」の3つの階層があり、それぞれに複数の階級が存在しました。
以下に、主要な階級とそれぞれの役割の概要を説明します。
大分類
- 兵(へい): 徴兵によって入隊した一般兵士。
- 下士官(かしかん): 兵士を直接指導・統率する現場のリーダー。
- 准士官(じゅんしかん): 下士官と士官の間の階級で、士官を補佐し、曹士隊員を指導する。
- 士官(しかん): 部隊の指揮官や高級幹部。将校とも呼ばれる。
各階級の詳細(第二次世界大戦時の一般的な区分)
将官(しょうかん) - 士官の最上位。部隊の司令官などを務める。
- 元帥(げんすい): 陸海軍大将の中から、功績が特に顕著な者に与えられる栄誉称号であり、階級そのものではない。階級的には大将のままである。
- 陸軍大将(りくぐんたいしょう): 総軍司令官、方面軍司令官、陸軍大臣、参謀総長、教育総監など、軍の最高位の職務を担う。
- 陸軍中将(りくぐんちゅうじょう): 軍司令官、師団長、方面軍司令官など。
- 陸軍少将(りくぐんしょうしょう): 旅団長、歩兵団長など。
佐官(さかん) - 士官の中堅。連隊長、大隊長などを務める。
- 陸軍大佐(りくぐんたいさ): 連隊長など。
- 陸軍中佐(りくぐんちゅうさ): 大隊長、飛行戦隊長など。
- 陸軍少佐(りくぐんしょうさ): 大隊長、飛行中隊長など。
尉官(いかん) - 士官の初級。小隊長や中隊長などを務める。
- 陸軍大尉(りくぐんたいい): 中隊長など。
- 陸軍中尉(りくぐんちゅうい): 小隊長など。
- 陸軍少尉(りくぐんしょうい): 小隊長など。エリート軍人の第一歩。
准士官(じゅんしかん)
- 陸軍准尉(りくぐんじゅんい): 曹士隊員をまとめ、指導し、幹部を補佐する。
下士官(かしかん) - 兵士を直接指導する。
- 陸軍曹長(りくぐんそうちょう): 中隊の先任下士官など。
- 陸軍軍曹(りくぐんぐんそう): 分隊長など、最も現場で兵士を指揮する。世界的に見ても有名な階級。
- 陸軍伍長(りくぐんごちょう): 5人程度の兵士のまとめ役、分隊長の補佐役。
兵(へい) - 一般兵士。
- 兵長(へいちょう): 昭和15年(1940年)に新設された階級で、上等兵よりも上位。日中戦争の長期化により上等兵が多数となったため、古参兵の処遇として設けられた。
- 上等兵(じょうとうへい): 一等兵の上。
- 一等兵(いっとうへい): 二等兵の上。大半の兵士がこの階級であった。
- 二等兵(にとうへい): 入隊したばかりの新兵。
補足事項
- 兵科による区分: 陸軍では、兵科(歩兵、騎兵、砲兵、工兵、輜重兵、憲兵、航空兵など)や、技術部、経理部、衛生部、獣医部、法務部、軍楽部などの各部によって、同じ階級でも正式名称が異なる場合がありました(例:陸軍軍医中将、陸軍主計大佐など)。
- 昇進: 兵は基本的に徴兵によって入隊し、経験を積むことで自動的に昇進する場合がありますが、下士官以上は志願兵や士官学校などを経て昇進する職業軍人となります。特に士官になるには、士官学校での専門教育が必須でした。
- 部隊編制と階級:
- 分隊(約10~12名):軍曹が隊長
- 小隊(約30~40名):少尉が隊長
- 中隊(約150~200名):大尉が隊長
- 大隊(約600~1000名):少佐が隊長
- 連隊(約3000~4000名):大佐が長
- 旅団(約5000~8000名):少将が長
- 師団(約15000~25000名):中将が長
- 軍・方面軍・総軍:中将・大将が司令官
- 時代による変遷: 明治維新以降、昭和の敗戦まで、細かな階級の名称や制度には何度か改定がありました。上記は主に第二次世界大戦時の一般的な制度を示しています。
日本陸軍の階級制度は、厳格な序列と指揮系統を明確にし、軍隊の統制を維持するために非常に重要な役割を果たしていました。
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— 朝ドラ「あんぱん」公式 (@asadora_nhk) June 9, 2025
小倉連隊で再会した、嵩と健太郎!
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