9/07/2025

粛清は厳しい😢べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～（３４）ありがた山とかたじけ茄子（なすび）

粛清は厳しい

こんにちは

猫好き父さんです

この時代の

やりかたは

厳しいなあ

しかし

今の世の中でも

プーチンとかいるわけだし

ほんとに

正義はどこにあるのだろうか

画像は公式からの引用です

あらすじ

老中首座に抜擢された定信（井上祐貴）は、質素倹約を掲げ、厳しい統制を敷き始める。　そんな中、蔦重（横浜流星）は狂歌師たちに、豪華な狂歌絵本を作ろうと呼びかける。しかし、そこに現れた南畝（桐谷健太）は、筆を折ると宣言。南畝は定信を皮肉った狂歌を創作した疑いで処罰の危機にあった。意次（渡辺謙）が作った世の空気が定信の政によって一変する中、蔦重は世の流れに抗うため、ある決意をもって、意次の屋敷を訪れる。

出演

【出演】横浜流星，染谷将太，橋本愛，桐谷健太，井上祐貴，生田斗真，原田泰造，片岡鶴太郎，渡辺謙，井之脇海，木村了，柳俊太郎，城桧史，中川翼，安田顕，伊藤かずえ，高岡早紀，【語り】綾瀬はるかほか

【作】森下佳子

【音楽】ジョン・グラム

田沼意次の晩年

田沼意次（たぬまおきつぐ）は、江戸時代中期の老中として活躍しましたが、その晩年は、政治の失脚と失意に満ちたものでした。

失脚の背景

田沼意次の政策は、商業を重んじ、経済を発展させることを目指したものでした。しかし、賄賂政治が横行しているという批判や、天候不順による飢饉（天明の大飢饉）が重なり、世情が不安定になったことで、彼は多くの人々の不満の対象となりました。

こうした状況の中、1787年に将軍徳川家治が亡くなると、彼の後ろ盾を失い、反対派の松平定信らによって失脚させられました。

晩年の失意

老中の座を追われた後、意次は厳しい処分を受けました。

領地の削減: 意次の所領は大幅に減らされ、事実上、政治的な権力を完全に失いました。
家臣の処分: 意次の子である田沼意知が暗殺されたことや、他の家臣にも処分が下され、一族の勢力は衰退しました。

晩年の彼は、失脚と権力喪失の苦しみに耐えながら、再起を期したものの、ついに政治の表舞台に戻ることはありませんでした。1788年に死去するまで、失意のうちに過ごしたとされています。

田沼意次の晩年は、急進的な改革を進めた政治家が、時代や権力争いの波にのまれ、その地位を失うという歴史の教訓を物語っています。

大澤寺（だいたくじ）

牧之原市にある大澤寺（だいたくじ）は、曹洞宗の寺院で、特に美しい庭園で知られています。春には桜、秋には紅葉が彩る景勝地として、多くの人々に親しまれています。

見どころ

枯山水庭園: 本堂の前に広がる枯山水庭園は、石と白砂で自然の風景を表現しており、落ち着いた雰囲気を楽しめます。手入れが行き届いた庭園は、四季折々の表情を見せ、訪れる人々の心を和ませます。
樹齢200年のしだれ桜: 境内には、樹齢200年を超えると言われる見事なしだれ桜があり、春にはライトアップもされて幻想的な景色を作り出します。
紅葉: 秋には、庭園や境内の木々が一斉に赤や黄色に色づき、紅葉の名所として多くの観光客が訪れます。

大澤寺は、静かで美しい自然の中で、心穏やかな時間を過ごせる場所です。

牧之原市にある大澤寺（だいたくじ）は、戦国時代に創建されました。

建立の経緯

大澤寺は、**永禄元年（1558年）に近江（現在の滋賀県）出身の釋浄了（今井権七）によって、遠州城飼郡（現在の菊川市付近）に「本楽寺」**として創建されたのが始まりです。

しかし、天正2年（1574年）の高天神城の戦いで、徳川方の本陣として使用された際に兵火で焼失してしまいます。

その後、徳川家康の支援を受けて、現在の牧之原市相良の地に移転・再建され、**「大澤寺」**と改称されました。

現在の本堂は、天明8年（1788年）に老中を失脚した田沼意次の居城、相良城が破却された際の木材を再利用して、**寛政3年（1791年）**に再建されたものです。

勝林寺

東京・駒込にある勝林寺は、江戸時代初期に創建された臨済宗の寺院です。JR駒込駅から徒歩圏内にありながら、落ち着いた住宅街にひっそりと佇む静かなお寺として知られています。

歴史と田沼意次の墓

勝林寺は**元和元年（1615年）**に現在の湯島聖堂付近で創建され、その後、明暦の大火（1657年）を経て現在の地に移転しました。

このお寺は、江戸時代中期に老中として活躍した田沼意次の菩提寺として知られています。田沼意次は、勝林寺の再建にも尽力したことから、この寺では「中興開基（ちゅうこうかいき）」と称えられています。境内には、田沼意次とその子である意知（おきとも）の墓所が残されています。

見どころと現代の取り組み

本堂「拈華堂（ねんげどう）」:
2017年に建て替えられた新しい本堂は、伝統的な建築美とモダンなデザインが融合した木造建築です。
秘仏・釈迦如来坐像:
本尊は、平安時代前期（9世紀頃）に作られたとされる木造の釈迦如来坐像で、関東最古の木彫像の一つと言われています。普段は非公開ですが、年に2回、春と秋のお彼岸に開扉されることがあります。
坐禅・写経体験:
勝林寺は、一般の人々にも開かれたお寺を目指しており、坐禅や写経、写仏などの体験会を定期的に開催しています。また、「寺ヨガ」や茶道教室なども開かれており、禅の教えを現代の生活に取り入れることができる場所としても親しまれています。

印旛沼の干拓事業

印旛沼の干拓事業は、江戸時代から現代にかけて、約300年以上にわたり繰り返し行われてきた大規模な治水・利水事業です。

この事業の主な目的は、印旛沼周辺の度重なる洪水被害を抑えることと、水田を造成して農業生産力を高めることでした。

歴史と主な取り組み

印旛沼の干拓は、江戸時代に徳川幕府によって初めて計画されました。

江戸時代（初期の挑戦）:
寛永年間（1624年～1644年）に、印旛沼の水を江戸方面に流すための疏水（水路）掘削が試みられましたが、資金や技術的な問題から何度も中断されました。特に、田沼意次が老中だった時代には、大規模な干拓事業が進められましたが、利権問題や反対派の台頭により頓挫しました。
明治時代（本格的な工事）:
明治政府によって、本格的な干拓事業が再開されました。1888年には、印旛沼から手賀沼を経由して江戸川に水を流すための「北印旛疏水」が掘削されました。これにより、ある程度の洪水対策と農地開発が進められました。
昭和時代〜現代（最終的な完成）:
戦後、食糧増産と首都圏の洪水対策を目的とした「利根川治水事業」の一環として、国営事業として干拓が最終的に完成しました。印旛沼は、干拓によって面積が大幅に縮小し、多くの農地や水路が作られました。

事業の成果と影響

この干拓事業により、印旛沼周辺は洪水のリスクが大幅に減少し、広大な水田地帯が形成されました。また、水路は農業用水だけでなく、周辺地域の生活用水としても利用されています。

一方で、事業は環境に大きな影響を与えました。沼の面積縮小により、水鳥の生息地が失われたり、水質汚染が進行したりするなど、生態系への影響が課題となっています。

【田沼意次ゆかりの地】
歴史の表舞台から去った田沼意次。牧之原市の大澤寺には、取り壊された相良城の一部が建材として使用され、残されています。
菩提寺である東京-駒込の勝林寺に、意次は眠っています。

配信は👉https://t.co/mV5RvXPmhi #大河べらぼう pic.twitter.com/KOefM2viIQ
— 大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」日曜夜8時 (@berabou_nhk) September 7, 2025