カストリ【連続テレビ小説】あんぱん 第14週「幸福よ、どこにいる」(66)
カストリ
こんにちは
猫好き父さんです
いやはや
入社早々
同僚に居酒屋?に誘われて
安酒ですか
お疲れ様です。
あらすじ
高知新報に戦後初の女性記者として入社したのぶ(今田美桜)。さっそく現場に出かけ、社会部の記者たちの後ろで必死に速記でメモを取るが、初日から圧倒される。翌日には一人で闇市に出かけ、取材した孤児の記事を書くも東海林(津田健次郎)に突き返される。それでも何度も書き直し、初めての記事が朝刊に載ることが決まる。一区切りついたのぶに、おしとやかな雰囲気が漂う同期・小田琴子(鳴海唯)が声をかけてきて…。
出演
【出演】今田美桜,鳴海唯,倉悠貴,野村万蔵,古河耕史,嘉島陸,若林拓也,阿久津将真,ヒロウエノ,武谷公雄
【作】中園ミホ
高知新報(こうちしんぶん)
高知新報(こうちしんぶん)は、高知県高知市に本社を置く株式会社高知新聞社が発行する高知県の県域地方新聞です。
概要と特徴:
高い県内シェア: 高知県内における市場占有率は、全国トップクラスの90%前後(2021年1月現在88.36%、2023年4月現在89%)を誇り、県民に広く親しまれています。
歴史: 1904年(明治37年)9月1日に創刊されました。板垣退助が創立した政治結社「立志社」の機関紙『土陽新聞』から独立し、その後1941年(昭和16年)に土陽新聞を吸収合併し、高知県唯一の日刊紙となりました。
調査報道: 調査報道に力を入れており、シラスウナギの闇流通を追った連載「追跡・白いダイヤ」で2021年度の新聞協会賞と菊池寛賞をW受賞するなど、高い評価を受けています。2001年にも県闇融資事件を巡る調査報道で新聞協会賞を受賞しています。
デジタル展開: ニュースサイト「PLUS DIGITAL」やローカルニュースサイト「News Kochi」の運営も手がけ、デジタル分野にも積極的に取り組んでいます。
地域密着: 政治、経済、文化、スポーツ、事件など日々のニュースを地道な取材で掘り起こし、地域に寄り添った情報提供をしています。
発行部数: 2024年1月時点の日本ABC協会調べで135,978部です。
会社情報:
会社名: 株式会社高知新聞社
本社所在地: 〒780-8572 高知県高知市本町4丁目1番24号(高知電気ビル新館)
創刊: 1904年(明治37年)9月1日
事業内容: 新聞発行事業、デジタル事業、広告事業、文化・スポーツ振興など多岐にわたります。
高知新聞社は、新聞発行だけでなく、フリーペーパー・フリーマガジンの制作、イベント企画、Webメディア運営、新聞販売なども行っています。
高知新聞が採用した初の女性記者2人
1946年に高知新聞が31人の応募者から採用した初の女性記者2人のうちの1人は、後にやなせたかし夫人となる小松 暢(こまつ のぶ)さんです。
暢さんは大阪出身で、大阪の女学校を卒業後、東京で働いていた時期もあるようです。結婚後、終戦を高知で迎え、夫と死別した後に高知新聞社に入社しました。高知新聞社では雑誌「月刊高知」の編集室に配属され、数ヶ月後に入社したやなせたかしさんと出会い、後に結婚することになります。
暢さんは「ジープに飛び乗って焼け跡の街を走り回る、土佐の方言でいえば『ハチキン』というおてんばの性格」であったと、やなせさんは後に記しています。また、「速記の名手」で「ドイツ製の一眼レフカメラを持っていた」とも言われています。入社後は県政や高知市政の担当記者も務めたようです。
もう一人の女性記者については、現在の情報からは具体的な氏名は確認できませんでしたが、2025年春に放送されるNHKの連続テレビ小説「あんぱん」では、暢さんの同僚として「琴子」という女性記者が登場することが分かっています。
高知新聞社が戦後初めて女性記者を採用した際には、31人の応募者の中から筆記試験や面接を経てこの2人が採用されたとのことです。これは当時の新聞業界において画期的な出来事であり、女性の社会進出における重要な一歩であったと言えるでしょう。
猫を被る(ねこをかぶる)
「猫を被る(ねこをかぶる)」は、日本の慣用句で、主に以下のような意味で使われます。
意味
本性を隠して、おとなしそうに見せかけること。
実際は気が強い、自己中心的、わがままなどの本性を持っている人が、人前では柔和で穏やかな態度をとる場合に用いられます。特に女性が、可愛らしく、おしとやかな振る舞いを装う「ぶりっ子」に近いニュアンスで使われることも多いです。
知っていながら知らないふりをすること。
本当は知っているのに、都合が悪かったり、責任を逃れたりするために、あえて無知を装う場合にも使われます。
ニュアンス
「猫を被る」は、一般的にネガティブなニュアンスで使われることが多いです。誠実さや正直さに欠ける行動と見なされ、「ずるい」「信用できない」といった印象を与える可能性があります。
ただし、ごく稀に、謙遜の意味で「いえいえ、猫を被っているだけですよ」のように、自分で自分のことを言う場合もありますが、人に対して使うのは避けるべき表現です。
由来
諸説ありますが、主に以下のような猫の習性から来ていると言われています。
猫の二面性: 普段は愛らしくおとなしい猫が、獲物を見つけると豹変して鋭い爪を出すなど、荒々しい一面を見せることがあります。この猫の二面性が、普段の顔と本性の違いを隠す人間の姿に例えられたとされています。
「〇〇の皮を被る」という表現: 昔から、何かになりすますことを「〇〇の皮を被る」と表現することがありました。「羊の皮を被った狼」のように、表面だけ取り繕っている印象から「被る」という言葉が使われるようになったと考えられます。
使い方・例文
彼女は上司の前ではいつも猫を被っているから、本当の性格は誰も知らない。
彼は普段は口が悪いが、初対面の人には猫を被って人当たりの良いふりをする。
あの人があんなに大人しいなんて、きっと猫を被っているに違いない。
「あの件、知ってる?」と聞いても、彼は猫を被って知らないふりをした。
類語
いい子ぶる
ぶりっ子する
本性を隠す
体裁を取り繕う
うわべを飾る
「猫を被る」は、表面的な態度と内面の本質が異なる状況を表す、興味深い慣用句です。
カストリ
「カストリ」という言葉は、主に戦後の混乱期(1945年〜)の日本で生まれた二つのものを指す俗称です。どちらも粗悪で、当時の世相を色濃く反映しています。
1. カストリ酒(密造酒)
戦後の食糧難と物資不足の時代、正規の酒が手に入りにくかったため、闇市などで出回った粗悪な密造焼酎を「カストリ」と呼びました。
語源: 本来、日本酒の製造過程で出る酒粕(さけかす)を再蒸留して造る本格的な焼酎を「粕取り(かすとり)焼酎」と呼びます。しかし、戦後の密造酒は、この名を借りただけで、品質は全くの別物でした。工業用アルコールなど危険なものが混ぜられていることもあり、飲むと失明したり命を落としたりする人もいました。
特徴:
品質が非常に悪く、悪酔いしやすい。
「3合飲むと潰れる」と言われたことから、後に述べる「カストリ雑誌」の名の由来にもなったとされています。
本来の「粕取り焼酎」は、現在では吟醸酒の粕を使うなど、香り高く高品質なものとして製造・販売されており、戦後のカストリとは全く異なります。
2. カストリ雑誌
カストリ酒と同時期に、出版の自由化を背景に乱立した大衆向けの娯楽雑誌を「カストリ雑誌」と呼びます。
語源の説:
酒に由来する説: カストリ酒のように「3号(3冊)で休廃刊に追い込まれる」ほど短命な雑誌が多かったため、その粗悪さと儚さをカストリ酒になぞらえたという説が最も有力です。
紙質に由来する説: 粗悪な再生紙(仙花紙)を使っていたため、「紙のカスを寄せ集めて作った雑誌」という意味で「カストリ」と呼ばれるようになったという説もあります。
特徴:
内容: 人々の興味を引くため、扇情的な見出しとともに、エロティックな内容(性風俗、ヌード写真など)、グロテスクな猟奇事件、スキャンダルなどを中心に扱いました。
紙質と印刷: 紙質は非常に悪く、わら半紙のようにザラザラで、印刷も不鮮明なものがほとんどでした。
影響: 猥雑で低俗とされながらも、戦前の厳しい言論統制からの解放を象徴する存在であり、当時の大衆文化や風俗を知る上で貴重な資料となっています。織田作之助、坂口安吾、太宰治といった無頼派の作家が活躍した時代背景とも重なります。
まとめ
「カストリ」という言葉は、戦後の日本が経験したモノ不足と社会の混乱、そして抑圧からの解放というエネルギーが混在した時代を象徴するキーワードです。粗悪な密造酒と、扇情的な大衆雑誌という二つの意味を持ち、どちらも当時の人々の渇望や欲望を満たす存在でした。
🏃♀️#きょうのあんぱん🖌
— 朝ドラ「あんぱん」公式 (@asadora_nhk) June 30, 2025
琴子がのぶを誘い、屋台で飲む二人🍶
仕事ではおしとやかですが、実は猫をかぶっていたと、本当の自分をさらけ出した琴子🤭
新聞社に入った理由は、結婚相手を探すためでした👀💍#今田美桜 #鳴海唯#朝ドラあんぱん 見逃し配信中📱https://t.co/4ve3e8ZiVy pic.twitter.com/kh9NmLHtli
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